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2020年10月13日 (火)

追悼 筒美京平さん

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初めて自分のお小遣いで買ったレコードは、いしだあゆみさんの「ブルーライトヨコハマ」でした。子供心にも新山下周辺の夜の磁場を吸い込んだようなグルーミーな世界観にグッと来たわけですが、作曲家クレジットを見ると「筒美京平」とあり、その後も「この曲いい!」と思ってクレジットを見ると筒美京平先生率が高く、ジ・オックス「ダンシング・セヴンティーン」、堺正章さん「さらば恋人」、尾崎紀世彦さん「また会う日まで」、平山三紀さん「真夏の出来事」など、挙げればキリがないぐらい。

R635830515869885301155jpeg そんな中でも僕が小学生の頃、大ファンだった麻丘めぐみさんのアルバム『あこがれ』に収録された名曲の数々は切なさで過呼吸になるほどのエモーションを孕んでいました。さらに分数コード、ストリングス・アレンジ、Ramsey Lewisみたいなソウルでジャズでラテンな崩し方のピアノ捌き(「和音くだけ」と勝手に命名)等を理論ではなく感覚的に自分の中にインストール出来たのはこの盤の影響が大でした。もはやこれは歌謡曲というよりも「上質なPOPS」という言葉がしっくり来る感じで、僕の中ではエバー・グリーンなきらめき輝きを放つ名盤として今も心に刻まれております。僕が子供ながらにも「大人になったら作曲家になるんだ!」と思うキッカケとなったアルバムと言っても過言ではありません。

44431999 そんな沢山の名曲の数々を世に送り出した京平先生ですが、1984年に元ラッツ&スターの山崎廣明さんと僕とで始めた第二期ダックテイルズのディレクションを担当して下さった渡辺忠孝さんが、京平先生の実弟だったご縁で、ダックテイルズのデビュー曲「真夜中のサリー」を書いて戴くチャンスに恵まれました。本来であれば、作曲家意識の強かった僕だったので、他の人の作った歌は歌わない主義でしたが、京平先生に楽曲をオーダーしたいという発想は全く別格で、渡辺忠孝さんにダメもとで懇願し、晴れてそれが実現したものでありました!

自分の話ばかりで申し訳ありませんが、CKBとして、或いはあるいはピンでNHK BSプレミアム「COVERS」やNHK「SONGS」等で、京平先生の曲をいくつかカヴァーさせて戴き、そのことを京平先生ご本人も知っていて、ある人を通じて京平先生が喜んで下さっていたということを伝えられた時、バンドマン冥利に尽きる!という喜びでいっぱいになりました。他にもいっぱい書きたいことがありますが、それよりも当番組で京平先生の名作の数々をいっぱいご紹介していけたらと思っています。

筒美京平先生、沢山の名曲の数々と素晴らしい思い出を有難うございました! 

安らかに。