日本民家園の夏座敷!
本日の目的地は生田緑地内にある
川崎市立日本民家園!
夏座敷の話題をお届けしますよ。
日本民家園は急速に消減しててある古民家を
永く将来に残すことを目的に1967年に
開園した古民家の野外博物館。
東日本の代表的な民家をはじめ
全国各地から移築された25軒の建物を
見ることができるんですよー!
ちなみ25軒全てが文化財指定を受けているそう。
夏座敷が見られるのは写真の
旧原家住宅。小杉陣屋町にあった古民家です。
かなり広いお宅!
10畳や15畳などの部屋が1階だけで
6つもあるんです!旅館?って感じ。
その奥座敷が只今夏座敷仕様に
なっているんです。
日本の夏は湿度が高く、
蒸し暑いことが特徴ですが、
エアコンがなかった時代、
暑さをしのぐには、風通しを良くする、
日光をさえぎる、薄い生地の衣服をまとう、
氷や水を使って冷やすなどの方法がありました。
昔の家は、ふすまや障子という
建具(たてぐ)で部屋が仕切られ、
これを自由自在に取り外したり
入れ替えたりすることができました。
そのため、蒸し暑い季節になる
6月から9月頃までは夏仕様の建具を使うことで、
日の光をさえぎりながら
室内の風通しを良くしていたそうなんです。
これを「夏座敷」といい、夏の風物詩として、
俳句の季語にもなっているんだそうですよ。
夏座敷の特徴は障子戸から変えた簾戸(すど)!
竹を組んだり、編んだりして作った
戸がポイント!外からみえるのを隠し、
風を通すため夏向きの建具として使われました。
さらに畳の上に籐(とう)の敷物を
しくことで足元もひんやり
涼しく感じられるようにしているんですよ!
お話は川崎市立日本民家園の学芸員
北澤楓花さんに伺いましたよ!
ありがとうございます。
日本民家園の夏座敷は9月15日まで開催。
昔の人の知恵と涼を感じられますよ!