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2017年3月21日 (火)

PD-1抗体製剤

おはようございます。センター北ねがみクリニックのねがみです。 今日は「ヒトPD-1抗体製剤」についてお話しします。 がん細胞表面のPD-L1やPD-L2という分子は、 攻撃してくるT細胞の弱点である表面のPD-1という分子と結合して、 T細胞の攻撃力を無力にします。 攻撃するT細胞表面の弱点であるPD-1を免疫チェックポイント分子といいます。 がん細胞表面のPD-L1やPD-L2は がん細胞が免疫監視機構から免れるための重要な役割を果たしています。 PD-L1やPD−L2をPD-1と結合させないように、 前もってPD-1と結合してしまう「ヒト型抗ヒトPD-1抗体」は、 ヒトが本来持っているがん免疫監視機構を再び活性化させるくすりとして注目されています。

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2017年3月14日 (火)

PD-1

おはようございます。センター北根上クリニックの根上です。 今日は「PD-1」についてお話しします。 免疫があるにもかかわらず、がん細胞が増えてしまうしくみのひとつを紹介します。 がん細胞を攻撃するはずのT細胞には弱点があって、 その表面にあるPD-1という分子を封印されると、 攻撃をやめてしまうという性質があります。 T細胞表面の弱点であるPD-1は免疫チェックポイント分子と呼ばれています。 一方、がん細胞は、PD-1を封印する為に、 その表面にPD-L1やPD-L2という分子を出現させて対抗します。 がん細胞のPD-L1やPD-L2がT細胞のPD-1と結合することで、 PD-1は封印され、T細胞の活性化は抑制され、がん細胞は免疫監視機構から免れます。

2017年3月 7日 (火)

がん免疫逃避機構

おはようございます。センター北根上クリニックの根上です。 今日は「がん免疫逃避機構」についてお話しします。 人の体では、一定の割合でがん細胞が出現しています。 しかし、同時に、がん化した細胞を見つけて、それを排除する免疫監視機構も働いています。それではなぜ、免疫があるにもかかわらず、がん細胞が増えてしまうのでしょうか。 実は、がん細胞は自分自身の性質を少しずつ変化させたり、 攻撃してくるT細胞の働きを封じ込めたりして、 免疫による攻撃から逃れるための免疫逃避機構を持つようになります。 がん細胞を攻撃するT細胞はその表面にある PD-1という分子を封印されると攻撃をやめてしまうという弱点があります。 PD-1は免疫チェックポイント分子と呼ばれています。

2017年2月28日 (火)

がん免疫監視機構

おはようございます。センター北ねがみクリニックの根上です。今日は「がん免疫監視機構」についてお話しします。私たちの体の中では、細胞分裂に伴い、一定の割合でがん細胞が出現しています。がん細胞は、体内の正常な細胞の遺伝子が変化してできた異常な細胞で、体内で増え続けていこうとします。しかし、同時に、がん化した細胞を見つけて、それを排除する仕組みも働いています。リンパ節で活性化されたT細胞ががん化した細胞上にあるがん抗原を認識して、がん細胞を異物とみなして、接近して攻撃し、サイトカイン、パーフォリン、グランザイムなどの物質を細胞内から放出して、がん細胞を破壊します。このように、がん細胞が体から取り除かれる仕組みをがん免疫監視機構といいます。

2017年2月21日 (火)

獲得免疫

おはようございます。センター北ねがみクリニックの根上です。今日は「獲得免疫」についてお話しします。私たちの体では、免疫に関わる細胞が、外部から侵入した病原体や体内で出現したがん細胞を異物として認識し、その異物を攻撃し、破壊して、排除しています。獲得免疫は、自然免疫を担当する木の枝のような形に見える樹状細胞から攻撃すべき異物の情報を受け取り、そして、異物を見つけた場合には、ヘルパーT細胞、キラーT細胞、B細胞などの細胞を増やして、異物を攻撃する仕組みです。
また、獲得免疫は、この異物の情報を記憶して、同じ異物が再び侵入したり、同じ異常細胞が体のなかで発生したりしたとき、記憶した情報と一致する異物や異常細胞を素早く見つけて、攻撃します。

2017年2月14日 (火)

自然免疫

おはようございます。センター北根上クリニックの根上です。今日は「自然免疫」についてお話しします。私たちの体では免疫に関わる細胞が外部から侵入した病原体や体内で出現したがん細胞を異物として認識し、その異物を攻撃し、破壊して、排除しています。自然免疫は、免疫を担当する細胞が体のなかの異物の有無を監視し、異物を見つけると、先陣を切って、真っ先に攻撃を仕掛ける仕組みです。自然免疫の担い手として働く細胞の中で、名前を覚えてもらいたい細胞がNK細胞、マクロファージ、好きな中のタマと書く好中球です。これら三つの細胞は異物に対する最初の攻撃をします。また、木の枝のような形に見える樹状細胞は異物の情報を次の段階の獲得免疫に伝える役割を果たしています。

2017年2月 7日 (火)

免疫

おはようございます。センター北ねがみクリニックの根上です。今日は「免疫」についてお話しします。私たちはカビ、細菌、ウイルスなど様々な病原体に囲まれて暮らしています。また、私たちの体の中では、細胞分裂に伴い、常に、一定の割合で無秩序に増えてしまうがん細胞が出現しています。しかし、私たちの体に備わっている免疫という仕組みのお陰で、私たちは健康に暮らすことが出来ています。免疫は、常に私たちの体の中を監視していて、外部から侵入した病原体や体内で出現したがん細胞を自分ではないもの、正常ではないものという意味で、異物として認識し、様々な細胞がその異物を攻撃し、破壊して、私たちの体から排除しています。来週、再来週は自然免疫と獲得免疫のお話をします。

2017年1月31日 (火)

頚椎症性脊髄症

おはようございます。センター北根上クリニックの根上です。今日は「頚椎症性脊髄症」についてお話しします。背骨の首に近い部分である頚椎が老化による変化で、骨や椎間板が出っぱり、そこを通る脊髄が圧迫されることによって起こる症状を頚椎症性脊髄症といいます。手足のしびれ、ボタンのはめ外し、箸の使用、字を書くことなどが不器用になる、歩くと脚がもつれるといった症状があります。手指の細かい動きが出来なくなり、手足の腱反射が強くなる所見が診断には有用で、さらにMRI検査で診断を確定します。転倒などの軽微な外傷で脊髄損傷になる可能性があります。日常生活に支障があるような手指運動障害や、階段昇降に手すりが必要な程度の歩行障害があれば、手術も選択されます。

2017年1月24日 (火)

頚椎症性神経根症

おはようございます。センター北根上クリニックの根上です。今日は「頚椎症性神経根症」についてお話しします。人が年を取ることで起こる頚椎の骨の出っぱりや椎間板の変性などが原因で、頚椎の神経根の部分が圧迫されることによって起こる症状を頚椎症性神経根症といいます。頚肩腕に痛みやしびれを起こしたり、腕や手に力が入りにくくなり、字が書きにくくなったり、箸が使いにくくなったりします。頚を斜め後ろに反らせると腕や手の痛みしびれが強くなる所見が診断には有用で、さらにMRI検査で診断を確定します。最終的には手術療法を行なうこともありますが、症状を和らげるために、薬物療法やブロック注射も行ないます。医師と相談しながら、治療法を選択することをお勧めします。

2017年1月17日 (火)

頚椎椎間板ヘルニア

おはようございます。センター北根上クリニックの根上です。今日は「頚椎椎間板ヘルニア」についてお話しします。背骨の頚に近い部分で、骨と骨との間でクッションの役割をしている椎間板が脊髄や神経根の方に飛び出して、それらを圧迫することによって、頚肩腕に痛みやしびれを起こしたり、腕や手に力が入りにくくなり、字が書きにくくなったり、箸が使いにくくなったりします。頚を斜め後ろに反らせると腕や手の痛みしびれが強くなる所見が診断に有用で、さらにMRI検査で診断を確定します。最終的には手術療法を行なうこともありますが、症状を和らげるために、薬物療法やブロック注射も行ないます。どの薬をどう使うかを医師と相談しながら、薬物療法を選択することをお勧めします。