2015年12月27日 (日)

第66回 感謝すること(大船)

こんにちは!丸山裕理です。

今年も残すところあと5日。皆さん2015年はどんな年でしたか?
私はこの湘南取材を通して沢山の方に出会え、本当に充実した一年になりました。
この一年、満足という方もそうでない方も、
「終わりよければすべて良し!」という言葉がありますから、
ぜひ一年の締めくくりは、笑顔で過ごしていきましょうね。

さて、今週私が訪ねたのは、大船と言えばこの場所、大船観音寺です。
いつも東海道線から見える観音様を眺めてはいましたが、実際に足を運ぶのは初めて。
どんなお寺なのでしょうか。

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JR大船駅を降りて目と鼻の先に参道はありました。
境内へと続く坂道を上ると、高台の上の大船観音寺に到着。
境内からは大船が一望出来て、とっても見晴らしのいい場所です。
出迎えて下さったのは、今年から大船観音寺で修業をされているという川上さん。
物腰柔らかい素敵な方です。

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大船観音寺は、昭和35年に建てられたお寺で、
国の平安を守る護国観音として観音様が建てられました。

子宝に恵まれるというご利益が評判で、
全国はもちろん、海外からも多くの参拝客が訪れるそうですよ。

さっそく川上さんに案内してもらいながら、境内の奥にある観音様のもとへ。
観音様がいる場所までは、さらに階段を上っていくのですが、これが結構つらい…
川上さんによれば、この階段を上り下りできることが、
健康のバロメーターになっているというお年寄りもいらっしゃるそうです。
たしかに毎日のお散歩コースにしたら、とても体力がつきそうですね!

そうして階段を上り終えると、見えてきたのは、大きな大きな観音様!
全長25メートル、幅19メートル、重さはなんと1915tにもなるそうです。

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近くで見ると、より一層迫力が感じられますね~!
観音様の表情は少し微笑んでいるようにも見えて、
初めてやってきた私を温かく迎えてくれているようでした。

実は観音様は、男性でも女性でもない、
どちらにも見えるように造られているってご存知でしたか?
男性的な迫力と優しいまなざしは、
見つめるだけで安心できる観音様だけの不思議な魅力でした。

さて、お話の途中、川上さんがとても大事なことを教えてくれましたよ。
「丸山さんは、御礼参りをされていますか?」
御礼参り・・・ですか。恥ずかしながら私は行ったことがありませんでした。
「そうですよね。多くの人はそうなんです。
お願い事をするのはもちろん構わないのですが、
いいご縁や出来事があったときは、ぜひ観音様にご報告にいらして下さい。
そうした御礼参りもとても大切ですよ。」

たしかに、いつも願い事ばかりに一生懸命で、
「感謝すること」をすっかり忘れていました。
それは普段の生活にもきっと当てはまりますよね。
日々感謝する気持ち、大切にしなきゃと思わせてくれたお話でした。

駅からすぐそばにありながら、緑豊かで穏やかな空気に包まれた大船観音寺。
間近に見た観音様は、圧倒的な大きさと、母のような温かさも感じました。
その強さと優しさで、これからも大船の街を見守り続けてほしいです。

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今回ご紹介した「大船観音寺」の詳細はこちらから。 





というわけで、この湘南ブログもこれで一旦終了です。
はじめは上司の命令でわけも分からず始めた湘南取材。
ですが、取材をするうちに、湘南が大好きなまちになりました。
四季を通して様々な表情を見せる海。自然豊かな公園。温かい地元の方々。
都会から少し離れたこの場所だからこそ、醸し出す空気がありました。
皆さんは、もし「湘南であえたら」、どんな事を感じますか?
このブログを通して、いつもと違った景色が見えていたら嬉しいです。
またいつか、どこかで、皆さんにお会いできますように!
今まで本当に、ありがとうございました。

2015年12月20日 (日)

第65回 ラジオの魅力を再発見(大船)

こんにちは!丸山裕理です。

師走の慌ただしい時期、皆さんいかがお過ごしですか。
今週は祝日にクリスマスと、家族や友人と過ごす機会も増えますね。
忙しい中でもゆったりと過ごす時間を大切にしたいです。

さて、そんな今週は、大船でクリスマスにぴったりの雑貨屋さんを訪ねましたよ。
JR大船駅笠間口から徒歩2分。
通りを歩いていると見えてきたのは、
可愛いリースや飾りなど、クリスマスグッズの数々が並んだお店。

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店内にも沢山商品がありそう!おすすめグッズなどを聞いてみることに!

出迎えて下さったのは、「よつばや」店主の吉川さん。
こちらは3年半前にオープンした雑貨店で、
「あったら楽しくなるような商品」というコンセプトのもと
風船やパーティー商品を中心に扱っています。

コンセプト通り、あれこれ見ているだけでもワクワクするような、
そんな賑やかな店内です。

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今の時期のおすすめは、もちろんクリスマスグッズ!
地元の小学生がプレゼント交換のために買いに来るそうで、
小学生でも買えるような手頃な価格の商品が多いのも特徴です。

吉川さんの親心に似た優しさが伝わりますね。
そして、今年はこちらも大注目。先日18日に公開したばかりの映画「スターウォーズ」!
すでにお客さんから問い合わせも入っているそうで、
店内にはスターウォーズ関連のグッズも並んでいましたよ。

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写真中央の箱は、スターウォーズの立体型ジグソーパズル。
組み立てると円形になるそうです。

ライトで照らせばインテリアにもぴったりだとか!
こうして吉川さんにお話を聞くと、色々な商品を丁寧に紹介してくれるので、
プレゼントに悩んだ際は強い味方になること間違いなしですね。

さて、しばらく店内でお話を聞いていて気付いたのは、
店内に流れるBGMや貼ってあるステッカーが、すべてFm yokohama!!

実は吉川さん、エフヨコの熱心なリスナーさんだったのです。
エフヨコを聞くようになったきっかけは、前の職場で流れていたから。

以来、番組が面白く、お店を開いた3年半前からは毎日のように聞くようになったとか。
今は時々メッセージを送られるほどラジオにはまっているそうですよ。

ラジオの魅力はどんなところなのでしょうか?
「そうですね、ラジオを聴いていると人柄がわかる気がします。
リスナーとのやりとりの中でDJさんの優しさを感じるから、より好きになるんです」
なるほど~!

「ラジオから伝わる優しさが好き」。
吉川さんのその一言に、ラジオの魅力がぎゅっと詰まっているような気がしました。

大船に来たら、ぜひ「よつばや」でラジオ話をしてみませんか。
カラフルな雑貨と共に、吉川さんが温かく迎えてくれること間違いなしです。

記念すべき日に、ラジオの魅力を再発見することができました。
Fm yokohama開局30周年、本当におめでとうございま~す!!

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今回ご紹介した「よつばや」の詳細はこちらから。

2015年12月13日 (日)

第64回 ケーキに懸ける情熱(大船)

こんにちは!丸山裕理です。

もうすぐ待ちに待ったクリスマスですね。皆さんどんな計画を立てていますか。
クリスマスといえば、やっぱり美味しいケーキも味わいたいところ!
今週は、大船で人気のケーキ屋さんを訪ねましたよ。
大船駅から程近くにあるのは、
「CALVAブーランジュリーカルヴァ・パティスリーカルヴァ」。

女性を中心に地元の方が多く訪れている人気店です。
店内に入ると、美味しそうなケーキやベーカリーがずらりと並んでいました。

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一つ一つの商品がとても綺麗に並べられていて、
見た目だけでも思わずうっとりしてしまいます。

お話を伺ったのは、オーナーシェフの田中さん。
日本代表として世界大会にも出場されている、高い実力の持ち主です。
実は田中さん、もともとプロ野球選手を夢見ていた野球少年で、
当初はお菓子作りにあまり興味がなかったそう。
そんな田中さんを大きく変えたのは、悲しい友人の死でした。

長い期間がんを患っていたご友人が、亡くなる直前、
田中さんの作った焼き菓子を手にして、「美味しい」と言って食べられたそうです。
ご友人のご家族からその話を聞いた田中さんは、
自身の仕事について深く考えさせられたといいます。

「お菓子は喜びの瞬間だけじゃなく、
人生の最後にも口にするものなんだ、と思いました。
だからこそ、妥協を許さず、
一つ一つの商品を思いを込めて作らなきゃいけないですね。」

私がお店に入った瞬間に感じた洗練された雰囲気は、まさに田中さんの心そのもの。
どの商品も美味しく、美しく、完璧な仕上がりであるのは、
そんな悲しくも大切な出来事があったからなんですね。
お菓子作りの真髄を垣間見ました。

これまでケーキ屋さんに「かっこいい」というイメージはあまりなかったけれど、
田中さんの人柄やケーキに懸ける情熱を聞いて、
パティシエは本当にかっこいい職業だと思いました。
どんな職業も、プロフェッショナルはやはり輝くのですね。

そんな「CALVA」で毎年大人気のクリスマスケーキの予約は、12月19日(土)まで。
今年も定番のショートケーキやタルトはもちろん、
2015年限定のケーキも登場していますよ!
くわしくはホームページをチェックして下さい。

田中さん、素敵なお話をありがとうございました。

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今回ご紹介した「CALVAブーランジュリーカルヴァ・パティスリーカルヴァ」の詳細はこちらから。

2015年12月 6日 (日)

第63回 人と人との付き合い(大船)

こんにちは!丸山裕理です。

12月に入り、街の装いもすっかりクリスマスモードになりました。
これからクリスマスはもちろん、年賀状に忘年会と、
あわただしくも賑やかな時期になりますね。
外は寒くても、年の瀬に向かって活気づく様子がなんだか心地いいです。

さて、今年最後の取材は、大船を巡りますよ。
前回訪れたのは、4月の桜咲く時期。
春風に吹かれ賑やかな商店街などを巡りましたが、
変わって冬の大船はどんな様子なのでしょうか。楽しみです。

今週お邪魔したのは、JR大船駅の笠間口からすぐの写真屋さん、
「フォトショップ HAZUI」。
こじんまりとした店内ながら、
今の時期、年賀状の写真選びやマイナンバー制度の証明写真を撮りに来る方など、
平日の昼間にもかかわらず、途切れることなくお客さんが訪れていました。

お話を伺ったのは、店主の筈井さんです。

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とっても気さくな方で、私に写真の魅力をたくさん教えて下さいましたよ。
筈井さんは、もともとおば様の家業であった鎌倉の写真店で
お手伝いをされたのがきっかけで、この世界に入ったそう。
その後独立され、以来、27年間ここ大船でお店を開いてらっしゃいます。

さて、店内を眺めると、作品かと思える美しい写真が沢山飾られています。
聞けば、これらはお店に通うお客さんの皆さんの作品。

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なんとこちらでは、現像はもちろん、
写真好きのお客さんのために日帰りや1泊の撮影ツアーも開催しているんです。
毎回20~30名の方が大型バスで一緒に撮影に向かい、
時にはプロカメラマンの先生が同行するツアーも。
来年1月には北海道の美瑛に雪景色を撮りに行かれるそうですよ!
なんだか遠足みたいですね~。とっても楽しそう!
店内に飾られた写真は、そうした撮影ツアーで撮ったものや、コンテストで入賞したもの。
旅の思い出と共に、色鮮やかな作品がどんどん増えていくのが素敵ですね。

一方で、写真業界は、ここ数十年で大きな変革を迎えました。
ネガフィルムから、デジタルへ。
もともとフィルムの現像が生業である写真屋さんにとって、
それは大きな打撃だったといいます。
時代に合わせ、日々変化してきたのはもちろん、
これまでと変わらない点もあるのでしょうか。

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「変わらないのは、人と人との付き合いかな」。
そう語るご主人。お店に来るお客さんは、
何十年来の付き合いの方が多いそうで、中には50年以上の仲の方も!
そういう方々に支えられ、
今日までお店を続けてこられたとご主人は感謝をされていました。
私から見ると、それは「お店」と「お客さん」という立場でありながら、
もう家族や仲間と呼ぶ方が相応しいような、そんな気さえしてきます。
本当に素敵な関係ですね。

最後に、ご主人に写真の魅力を伺いました。
「写真の魅力はね、なんといっても、撮る楽しさ!」
時間を忘れて夢中になれるとおっしゃいます。
長年シャッターを切ってきたご主人だからこそ、その一言にとても重みがありました。
うーん!ご主人のお話を聞いていたら、
思わずカメラを持ってどこか遠くへ出掛けたくなりました。

筈井さん、今度私もお気に入りの一枚を撮ってみたいと思います。
写真の魅力をたくさん教えて下さり、本当にありがとうございました。

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今回ご紹介した「フォトショップ HAZUI」の詳細はこちらから。

2015年11月29日 (日)

第62回 宝探し(大磯)

こんにちは!丸山裕理です。

前回は大磯城山公園の展望台へのぼり、そこから見える山々を眺めましたが、
今週は、海の方へ行ってみようと、海岸まで歩いてみましたよ。

しばらく歩いていると、たどり着いたのは、大磯港。

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こちらは、大磯の東側に位置する港で、JR大磯駅から徒歩10分ほどの場所です。
毎月第3日曜日には、150を超えるブースが出店する「大磯市」が、
また、新鮮な魚を直売する「さかなの朝市」が開かれています。

すでに今朝の漁は終えたのか、私が行った午後の時間は多くの漁船が係留されていました。
夏は大磯の花火大会の会場にもなっていて、賑やかな場所なんですよ。

さて、すぐ近くの堤防に目を向けると、そこでは釣りを楽しむ人の姿が。
普段は釣りのスポットとして親しまれているようですね。

というわけで、私も堤防に立ってみました。うーん!良い見晴らし!
晴れていたら、もっと遠くまで見渡せるのかな。

と、そんな私の目に入ってきたのは、釣りに熱中している女性の姿。
お、女性で釣りってかっこいいな。
勝手なイメージですが、釣りは男性的なイメージがありました。
「なにか釣れましたかー?」さっそく話し掛けてみることに。

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お話を伺ったのは、息子さんと一緒に釣りにやってきたというお母さん。
普段は小田原や江の島で釣られるそうで、大磯には、6年ぶりにいらっしゃったそうです。
今日、大磯に来た理由は、「キスを釣りたいから」!

釣った魚をお料理するのがとても好きだと、嬉しそうに話して下さいました。
実際に、お母さんが釣ったキスを見せていただきましたよ。
うーん!天ぷらにしたら美味しそうですね。私も食べたくなってきました。

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魚を釣った経験のない私にとって、釣りは未知の世界。
上手く釣るコツはどんなところなんでしょう?

「うーん、コツはいっぱいあるけど、やっぱり運が一番でしょう!」
なんと!釣りは運ですか!?

聞けば、魚のいる場所に竿を投げる「投げ釣り」は、
どこに魚が集まるかを考えながら竿を投げるので、

技術はもちろん、運によるところも大きいといいます。
なるほど、釣れるか釣れないかも、その日の運試し、ということですね。
それもまた面白いかもしれません。

時間を忘れるほど釣りが楽しいというお母さん。釣りにはどんな魅力があるんでしょう。
「そうだね。自然と向き合える、ってことかな。
風や雲、気温に水温、すべて肌で感じて、本当に気持ちいいのよ。
あと、「この辺りに魚いるかな~!」って
海原の中を想像しながら釣りをするのが楽しいの。
海の中から宝物を見つけるみたいな気分になるよ。」

「宝物」。なんて素敵な言葉なんでしょう。
釣りを愛する人は、同じように自然を愛していて、
海を生きる魚がかけがえのない宝物だということを知っていました。
大切な気持ちですね。

「釣りは宝探し」と語ってくれたお母さん。
海が持つ、泳いだり、眺めたりするだけじゃない魅力を、またひとつ教えてもらいました。
素敵なお話を聞かせて下さり、ありがとうございました!


今回ご紹介した「大磯港」の詳細はこちらから。

2015年11月22日 (日)

第61回 日本文化と季節の魅力(大磯)

こんにちは!丸山裕理です。

関東でも続々と紅葉が見ごろを迎えていますね。
今週は、そんな今の時期にぴったりの場所を訪ねましたよ。
大磯駅からバスに揺られ5分、降りてみたのは「城山公園前」というバス停。
バスを降りると、見えてきたのは古めかしいお城のような公園でした。
ここはどんな公園なのでしょう?早速お話を聞いてみることに。

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お話を聞かせて下さったのは、大磯城山公園の副園長・中田さん、そして千葉さんです。
大磯城山公園は、旧三井財閥の別荘跡地と旧吉田茂邸の跡地を整備した県立公園で、
総敷地面積は8.8ha、東京ドームの約2倍近くある広い公園です。
園内には、広場のほか、茶室や郷土資料館などもあり、
お散歩やお出掛けにぴったりの場所ですよ。

ちょうど今週11月25日(水)~29日(日)は
「もみじのライトアップ2015」が開催されるということで、
千葉さんが園内のおすすめ紅葉スポットを案内して下さることに!

まず初めに私たちが向かったのは、園内の高台にある、展望台。
せっせと坂を上っていくと、そこに見えてきたのは…美しい大磯の大パノラマ!
一面に広がる相模湾と雄大な山々。大磯にこんな素敵な場所があったなんて、驚きです。
天気の良い日は伊豆半島や真鶴半島、そして富士山までがよく見られるそうですよ。
その見晴らしの良さから、関東富士見100景にも指定されています。

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千葉さんが、晴れた日の写真も見せてくれました。こちらです!

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遠くに富士山がくっきりと見えますね。
私が訪れた日は山の紅葉もほんのり色付く程度でしたが、現在は遠くの山々、
そして園内の木々も色鮮やかに紅葉しているのではないでしょうか。
展望台から見える景色、きれいだろうなぁ。

さて、つづいて案内していただいたのは、園内の茶室「城山庵」。
国宝の茶室「如庵」を模してつくられたというこちらは、
日本文化を感じる落ち着いた大人の空間でした。

茶室の前には趣ある庭園も広がっていて、もみじライトアップの期間中は、
琴や津軽三味線、和太鼓の演奏も行われるとのこと。
紅葉に音楽に、抹茶。ライトアップ中は園内全体が贅沢な雰囲気に包まれそうですね。

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私も一足お先に、抹茶と季節の生菓子をいただきました。
美しい景色を見ながら茶室で味わう抹茶は、やっぱり格別の味です。

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「茶道は、木火土金水すべてに通ず」。こんな言葉があると教えてもらいました。
万物は木・火・土・金・水(もっかどごんすい)の5種類の元素からなると言われていて、
茶室には、棚(=木)、炭火(=火)、土風炉(=土)、釜(=金)、湯(=水)、
この全てが含まれている、という意味です。

一杯の茶を点てる中に、こんなにも綿密に計算された美やおもてなしの心があるのですね。
茶道は本当に奥が深いなぁ。

改めて日本文化と季節の魅力を味わえる場所。
ぜひ皆さん、今度の週末は大磯城山公園の紅葉で素敵なひとときを過ごしてみて下さいね。

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大磯城山公園 もみじのライトアップ2015
開催日:平成27年11月25日(水)~11月29日(日)
時 間:16:30 ~ 20:30
場 所:旧三井別邸地区  不動池、茶室「城山庵」、もみじの広場周辺

今回ご紹介した「大磯城山公園」さんの詳細はこちらから。

2015年11月15日 (日)

第60回 RPG (大磯)

こんにちは!丸山裕理です。

11月15日は、七五三ですね。
街中で、晴れ着に身を包んだ子供たちの姿を見かけました。
昔は子供の寿命が短く、三歳まで生きるのも貴重だったそうですね。
あの頃は何とも思いませんでしたが、きちんとお祝いをしてくれた両親に感謝です。
今日見かけた子供たちも、いつかそんな風に思う日が来るのかな。
おせっかいながら、子供たちの健やかな成長を願っています。

さて、今週も大磯を巡りますよ。
今週私が出会ったのは、ユニークで面白い、農業男子の渡邉さんです。
渡邉さんは、大磯駅から車で10分程の場所で、
無農薬・無肥料の農家を営んでいらっしゃいます。

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その名も、「太陽まるかじり」!素敵な名前ですよね。
家業でもない、まだ20代の若い男性が、なぜ農業を選んだのでしょう?
お話を聞いてきました。

渡邊さんは、もともと東京農業大学に入ったことで、
授業で様々な実習を積み、それがきっかけで農業に興味を持ったそうです。
大学を卒業後、群馬の農家で研修し、その後、地元大磯に戻られました。

授業で学ぶのと、実際に営むのとでは、やっぱり違いますか?
そんな疑問をぶつけてみたところ。
「そうですね、大変なこともありますけど、楽しいですよ」という答え。
農業の楽しさは、一体どんなところなんでしょう。

渡邉さんによれば、農業は「ゲームみたい」(!)とのこと。
知り合いにたまねぎの苗を持っているおばあちゃんがいると聞けば、
地図を片手にその場所を訪ねたり、
ベテラン農家さんに道具を借りたり、分からないことを教えてもらったり…
そんな一連の展開がゲームみたいで面白く、だんだんと成長する畑に喜びを感じるそう。
農業は何かと大変な印象があったのですが、
渡邉さんの話を聞いていたら、思わず挑戦してみたくなりました。

ひと通りお話を聞いた後、実際に渡邉さんの畑を見せてもらえることに!

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ご自宅から歩いて5分程の場所に、畑はありました。
現在、育てているのは、小松菜やベビーリーフ、大根など。
渡邊さん曰く、激辛だとご自慢の、辛味大根も見せてもらいましたよ。
通常の大根とは、一回りほど小さく、薬味などで好まれる辛味大根。
この辺りではあまり栽培されていないそうで、
何度も購入されるリピーターの方もいらっしゃるそうです。

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渡邉さんが育てる野菜を選ぶ基準は、どんなところなのでしょうか?
「第一に、自分が食べたいと思える野菜ですかね。
あとは、空いている土地の大きさや収穫時期などを考えて、一番適したものを育てています。面白いですよ、今回は何が良いかなぁ~って当てはめていくのは。パズルみたいで!」

なるほど、ただ沢山育てれば良い、というわけでなく、
土地の大きさに適した野菜や、収穫時期まで見据える必要があるんですね。
農業を効率的に行うとは、実はとても難しいのだと教えていただきました。
それにしても、それをパズルと例える渡邉さん、ユニークですね~!

最後に、夢をうかがいました。
「そうですね、僕みたいに農業をやる若者が増えるといいなと思います」。
大変なこともあるけれど、それでもやっぱり楽しい。
農業を「子供のなりたい職業1位」にしたいと語る、渡邉さん。
渡邉さんの笑顔を見れば、そんな日もそう遠くはないと、感じました。

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今回ご紹介した「太陽まるかじり」さんの詳細はこちらから。

2015年11月 8日 (日)

第59回 街を動かす(大磯)

こんにちは!丸山裕理です。

各地で紅葉の便りが届くようになりました。
私も先日、神奈川県西丹沢で行われたイベント
「丹沢やまきたHAPPYマウンテン」に参加して、
ほんのり紅く色付いた山々を見てきましたよ。

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いつもは海岸線を取材しているので、近くで美しい山の景色が見られとても新鮮でした。
改めて、神奈川県にはたくさんの魅力が詰まっていると感じた瞬間です。


さて、今週も秋の大磯を巡ります。
大磯にも、まだまだ私の知らない魅力的なお店がありました。
駅から歩いて2分、住宅街の路地を歩いていると、
見えてきたのは「つきやま Arts & Craft」という看板。

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雑貨屋さんか何かでしょうか?早速お店の中に入ってみることに。
出迎えて下さったのは、「つきやま Arts & Craft」の佐藤さん。
こちらは、昨年6月にオープンしたセレクトショップで、
現在、28人の作家さんによる作品が並んでいます。

もともとは呑み屋さんだった建物を改装されたそうで、
畳や茶箪笥など、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる空間でした。

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店内には、キラキラとしたガラス細工や、個性的な木彫りの作品、
カラフルな草花が描かれたポストカードなど、
それぞれの作家さんのセンスが光る作品がずらり。

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こだわりの一点ものばかりなので、大磯のお土産や友達へのプレゼント、
また自分へのご褒美などに買っていかれるお客さんが多いそうですよ。
確かに、じっくりと見て選びたくなってしまう、そんな素敵なお店です。

その中でも、目に留まったのは、こちらの活版印刷機。

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実は佐藤さんも作家さんのお一人で、現在、デザイン事務所として、
ショップカードや名刺の作成を行っていらっしゃいます。

その時に使用するのが、この印刷機。
手動式で、今では大磯に数台しかない、とても珍しいものなんだそうです。
一枚一枚手刷りで作業していくため、2色刷りの場合でも、完成までは2日もかかるそう!
丁寧に、時間をかけて作られていることがよく分かります。
店内では、現在無料で印刷体験もできるそうなので、
ぜひ活版印刷機で刷る楽しさや色の風合いを味わってみて下さいね。


さて、こんなに多くの作家さんがここに集まったわけ、
それは「大磯市」での出会いでした。
大磯市とは、毎月第3日曜日に大磯港で開催される朝市のことで、
クラフトやフードなど180店舗以上が出店する神奈川県下最大の市場です。

「つきやま Arts & Craft」は、
そんな大磯市に出店していた作家さんの常設店として始まりました。
作家さんの表現の場であるのはもちろん、
佐藤さんには、お店のオープンに際し、ある特別な思いもありました。

それは、大磯市を通して、街中も活気づいてほしいという願い。
大磯市は、人気の朝市である一方で、
賑わいが港だけで終止してしまうという課題を抱えていたそうです。

「つきやまのように、港以外から大磯の魅力を発信する場所が増えていけば、
今後まち全体が活気づくんじゃないか」、そんな思いを語って下さいました。
「つきやま Arts & Craft」は、いまの大磯にとって、大事な拠点のひとつなんですね。

「港だけじゃなく、街中にも人を呼びたい」。
佐藤さんのその言葉が、大磯の街を動かしていくような気がしました。

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今回ご紹介した「つきやま Arts & Craft」さんの詳細はこちらから。

2015年11月 1日 (日)

第58回 意外な組み合わせ(大磯)

こんにちは!丸山裕理です。
早いもので、今年もあと2ヶ月を切りました。
皆さんは、2015年やり残したことはありませんか?
この週末は、今年一年を少し振り返ってみるのもいいかもしれませんね。

さて、11月は大磯を巡ります。
大磯駅から国道一号線まで坂を下って、海の方に向かって歩いていると、
道沿いにサーフショップのようなウッド調のお店を見つけました。

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気になって近くまで行ってみれば、看板に「ビッグマッサー」の文字が。

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いったい何屋さんなんでしょう?
早速お話を聞いてみることに!

出迎えて下さったのは、ビッグマッサータハラの田原さん。
こちらはサーフショップではなく、なんと整体指圧医院でした。
店内は明るく開放感のある空間で、私が今まで出会った整体院とはまるで違う雰囲気。
とってもおしゃれな内装でした。

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ちなみに、お店の名前は、背の高い(ビッグな)ご主人のマッサージということで、
ビッグマッサーとされたそうですよ。

さて、実は田原さん、整体院を営む傍ら、サーフィンもされてらっしゃるんです。
大磯に出店を決めた理由は、「サーフィンができるから」!
幼い頃からサーフィンをされていて、
いつか大磯に住みたいとずっと考えていたそうです。

田原さんがされているのは、「スタンドアップパドルサーフィン」というスポーツ。
あまり耳馴染みがないですが、比較的新しいサーフィンで、
大きなボードの上に立って、オールで漕いでいくというものなんだそうです。
店内には、3m近くの大きなサーフボードが置かれていたり、
田原さんが大会に出場された際の盾が飾ってありましたよ!
素敵ですね。

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そして、そんなサーフィン愛は、患者さんにも伝わっていたようです。
ビッグマッサータハラでは、
なんとメニューに「サーフィンスクール」があり、
ストレスや体調の不調を抱えた患者さんにおすすめされているんだとか。

実際に受講された患者さんは、
「頭痛がとれた、リフレッシュできた」など、体調を回復されているそうですよ!
「体調良くなっちゃって、お店には来なくなっちゃうんだけどね。
でも、患者さんがハッピーならそれでいいし、
また海で会ったりすると、こっちも嬉しいんだよね」
そんな風に語る田原さんの笑顔がとても印象的でした。

きっと心からサーフィンを愛しているからこそ、
患者さんにも自信を持っておすすめできるのでしょうね。
お客さんとのエピソードには、田原さんのサーフィンへの愛情が溢れていました。
マッサージとサーフィンの意外な組み合わせは、まさに湘南ならでは!
皆さんも、ぜひ気さくなご主人のいる「ビッグマッサー」に訪れてみて下さい。
田原さん、どうもありがとうございました!

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今回ご紹介した「ビッグマッサータハラ」さんの詳細はこちらから。

2015年10月25日 (日)

第57回 豊かな香り(湘南台)

こんにちは!丸山裕理です。

10月最後の週末になり、吹く風もいっそう冷たくなりました。
朝晩は暖房をつけるようになったり、温かい飲み物が恋しくなったりと、
少しずつ冬の足音も聞こえてきそうな予感ですね。

さて、湘南台での取材も今週で最後。
私が最後に出会ったのは、お蕎麦屋さんでした。
湘南台駅から路地をふらふらと歩いていると、
見えてきたのは、老舗の雰囲気が漂うお店。

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何かいい話が聞けるかも!早速お邪魔してみることに。

出迎えて下さったのは、「そば処 伊豆屋」の大和さん。
蕎麦作りへの愛で溢れる、とても優しいご主人でした。
伊豆屋の店内は、畳席や囲炉裏、それに小さな池もあったりと、
情緒ある落ち着いた空間になっています。

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中でも、印象的だったのは、店内に置かれた、この道具!
これは一体、なんでしょう?

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こちらは、「こね鉢」と呼ばれる道具で、蕎麦の生地作りに使われる大きな器です。
伊豆屋では、現在も実際にこの道具を使い、手打ち蕎麦を作ってらっしゃいます。
一言に、蕎麦の生地づくりと言っても、そのこだわりは相当なもの。
なんとその日の湿度によって、水の配分を変えているんです。

晴れて湿度の低い日は水分量を多めにし、湿度の高い日はその逆。
その差は、わずか数%の微細なもの。
この絶妙なバランスによって、美味しい蕎麦ができているんですね。
伊豆屋こだわりの蕎麦を、私も食べさせていただきました!

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お、おいしい~!!
手打ちならではのやわらかい食感と、そば粉のいい香りに、とても驚きました。

大和さんによれば、蕎麦にも旬があり、
ちょうど今の時期はソバの実がとれ、秋そばが美味しい時期なのだそうです。
香りが豊かなのは、その証拠。
通なお客さんは、つゆに浸けずにそのままの状態で蕎麦を食べるとか。
これからはぜひ香りも楽しみたいですね。
蕎麦の世界は、作り方や道具など、色々な工夫がされていて、まさに職人技!
ご主人の作った手打ち蕎麦は、私にとって特別な一枚になりました。
大和さん、とっても美味しいお蕎麦を本当にありがとうございました!

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今回ご紹介した「そば処 伊豆屋」さんの詳細はこちらから。