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2014年9月28日 (日)

いよいよ最終回!!!

思えば16年前の1998年10月。

内幕話をすると当時、私は和田さん事務所のスタッフとして、番組の立ち上げに参加していました。

1年後、故あって和田事務所を離れることになり、その後1年のブランクを経て、制作サイドの計らいでADとして番組に復帰。ちょうど番組史の後半分にあたる2006年からはディレクターとして、この際なのでぶっちゃけると牛丼チェーンばりのワンオペレーションで、裏方仕事のすべてを担当してきたことになります。

そんな立場からの16年間を振り返ると、長かったような、短かったような…なんて凡庸な感慨しか浮かばないのが情けないんですが、ガチリアル(出川哲郎調)に言うと、ホントそんな感じではあるんですよねー。

つらつら過去を思い返してみると、当初はアシスタント、ajaあやさんとの2人パーソナリティ体制であったことが、まず思い出されます。最終回を迎えるにあたって送られてきた、古くから聞いていただいていたリスナー皆さんからのお便りにも、そのことに触れているものが多かったですね。

結局、最後までメタルに詳しくなることなく旅立っていった彼女ですが(笑)、その独特の天然キャラは、ROCK DRIVEという番組に一風変わった彩りを加える存在でした。現在は外国の方と結婚し、2児の母になっているそうですよ。

5周年を迎えた2003年には番組発のコンピレショーション・アルバム「ロック・ドライブ~ドラマティック・メタル・スーパー・エディション~」がリリースに。確か同じタイミングで渋谷Deseoでイベントもやったんじゃなかったかな?ゲストはクリス・インペリテリだったハズ...って、なんとも記憶が曖昧ですみません。

まあ私も歳のせいか、昔のことは結構覚えていたりするんですが、比較的近い出来事はどんどん印象が希薄になる傾向があって…そういや、このブログもいつから始まったっけなあ?ちょっと内輪の話になりますが、放送時間帯の割に局のブログランキングで上位に食い込んで、ちょっとした話題になった、なんてこともありました。

この拙文を読んで下さるような皆さんなら、それぞれROCK DRIVEにまつわる何かしらの思いや印象に残る出来事があるでしょうし、そっちのが圧倒的に面白そうな気がだんだんしてきましたが(苦笑)、そちらは番組の方で一部ではあるものの、触れさせてもらうことになると思います。

それにしても16年。和田さんのキャリアの中でもおそらく最長であり、それに伴いメタル、ラジオを取り巻く環境も当然のように激変した感は否めません。

そもそもこの仕事における私の原点は、大学時代、関西でやっていた「Pure Rock 802」という和田さんのラジオ番組のヘヴィ・リスナー(ハガキ職人)だったことで、当時、関西唯一のメタル専門番組だったこのプログラムは、私同様、熱心なリスナーとパーソナリティのエネルギーの交感が電波を通じて伝わる、それはそれは熱い番組でした。

インターネットなどまったくない時代。最新のニュース情報源、新作の音源をいち早く聴くための手段、コンサートチケット入手の有効なツールと、メタルがなくては生きていけないような、重度のメタル中毒である私のような若者にとって、この番組はなくてはならないものだったし、通学の関係で京都の僻地に住んでいた時期は、電波障害によるノイズと戦いながら、毎週毎週一言も聞き漏らすまいとの気合いをもって、放送に臨んでいたものです。(あの頃、radikoがあったらなあ)。

そんな90年代初頭から20年以上が経過した現在、即時的な情報源としての役割は、ほぼネットにとって代わられたというのが、正直なところだと思います。アーティストの動向は直接発信され、最新音源のチェックもチケットの入手も、完全にネットがカヴァーしている今、ラジオ番組が果たす役割は何か?

近年のこの番組でその答を十分に出せていたかは実は疑問だし、私が熱狂し、番組終了が決定した折にはリスナーが自発的に番組存続のための署名運動まで起こった(私も署名しました)あの「Pure Rock 802」のような一体感やパワーには、残念ながら及ばなかった気もします。

ただ自分が瞬間的に求める音源や情報に最短で辿り着けるこの時代においても、思いもよらなかったような出会いが体験できる「番組」というコンテンツは、未だ有効なのではないか、という思いも捨てきれないのです。

私自身もそうだったように若い時期のメタルヘッドは、いい意味でも悪い意味でも偏った聴き方をしがちだし、特定のスタイルのものばかりを追っかける傾向があるのは、今も昔も変わらない…そんな時に「それも最高だけど、もっといろんなサウンド、音楽があるんだ」ということを教えてくれたのは、私の場合は確実にラジオ番組だったんですよね。

勿論、直接先輩ファンに教えてもらうという手段もありますし、その伝統もぜひ続いていった欲しいものですが、そういった先輩達と出会う機会も、メタルの場合はラジオ番組が絶好の触媒になったりする…これは経験上、ホント身に染みるほど感じていて、私なんて今でも付き合いのある古くからのメタル友達は、全員番組絡みで知り合った人ばっかですもの。

とまあ、最後だからということで、いろいろ&だらだらと私事メインで書かせてもらいましたが、要はメタルリスナーにとってラジオ番組ってコンテンツは、まだまだアピールする要素を持っているし、悔いもないけどやり切った感もないんで、またぜひやりたいんですわ、私は。

その際は、どうせならかつて自分が感じたような熱狂を生み出したいし、そのためには時代に即したアイデアも盛り込んで、あらゆる世代のメタル好きに楽しんでもらえるような内容を考えねばならないと痛感しております。

ということでノープランで書きだしたもんで思いがけず私語りに終始した感があり、大変失礼しました。

ROCK DRIVEは本日終了しますが、メタルは永遠に死にません!!!

番組開始から聴いてくれた方、1回だけでも何かの縁で聴いたことのある方、本当に本当にありがとうございます。すべての出会い、そしてその出会いを与えてくれたヘヴィ・メタルに、心からの感謝をこめて…

                               <石原慎介>

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