Gifts around the world Feed

2015年3月29日 (日)

前進しつづける街:ニューヨーク

Gifts around the World、最終回はニューヨークから

マキ・ヴェンマンさんのレポートでした。

スタートは地下鉄の話題。

アメリカではよく、こんな聞き方をします。

“I have good news and bad news. Which one would you like to hear first?”

「いいニュースと悪いニュース、両方あるんだけど、どちらを先に聞きたい?」

終わりよければ・・・ということもあるので、今日はイヤな方からにしましょう!

市民の足、地下鉄の料金が、今月、また値上げされました。

地下鉄とバス、一回の乗車料金は、これまでの$2.50から$2.75.に、

一ヶ月乗り放題のパスは、$112から$116.50になりました。

ニューヨーク市内を網羅する地下鉄は22路線、どこまで乗っても一定料金で、

地下鉄からバスへの乗り換えも無料、しかも地下鉄は24時間走っている、

というのは利用者にとってうれしいことです。でも、ここに来て値上げ。

さらに、よく止まるんです!信号故障や混雑が原因で突然止まってしまう場合と、

週末や深夜に、メインテナンスのために計画的に止まる場合の、両方があります。

いずれにしても、とっても不便ですから、

週末や深夜は特に、今日は走ってるかな?と、乗る前にチェックすることが大事です。

ニューヨークのMTA(メトロポリタン交通局)によれば、

2013年、ウイークデイの一日平均地下鉄利用者数はおよそ550万人。

この見積もりが小さすぎて、実際の需要に対応できていないのでは、

という批判の声もあるようです。

さて もう一方の明るいニュースです。

ロウワーマンハッタン再開発の一環として、

14億ドルをかけて行われていた地下鉄フルトンストリート駅が、

『フルトンセンター』として新しく生まれ変わりました。 

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地下鉄、ショッピング、公共のスペース、

この3つの目的を兼ねたフルトンセンターには、9つの路線が乗り入れ、

さらに、2つの駅と通路でつながっています。

構内に入ると、とても明るい!

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透明なドーム型の天井から入ってくる自然の光を利用しているからなんですね。

屋根の表面には、ヒートアイランド現象を抑える反射システムを導入。

従来の建物に比べて30%の節水、25%の節電、と、環境にも配慮した

造りにかわりました。

車椅子を使う方も利用しやすいエレベーターやトイレも完備されていて

構内16箇所には、双方向のインフォメーションシステムが設置され、

ボタンを押すと係員がインターフォン越しに対応してくれます。

また、デジタル掲示板では、到着時間や路線案内はもちろん、

天気予報やニュースをチェックすることもできます。

マキさんも早速、ボタンを押して、「乗ろうと思った地下鉄が

止まっちゃってるんですけど」って質問してみました。

すると、すぐに係の人の声が聞こえて、「変わりに、XX線に乗って、

YYYYY駅でZZ線に乗り換えてください」と、親切に教えてくれたそうです。

旅行者にも心強いですね。

さて、もう一つ、素晴らしいのは、

隣接するコルビンビルという古い建物の再建と同時進行で行われたという点。

コルビンビルは、1889年に建てられた歴史ある美しいビルです。

古い建築を壊すことなく、また、非常に混雑しているダウンタウンのこと、

大規模な機械を持ち込むことができずに、時には手作業で、見事に完成!

歴史ある建物と、最新のデザインの共存、

これこそニューヨークの魅力、とマキさんは話していました。

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このフルトンセンターを含む再開発、きっかけは2001年9月11日のテロ。

倒壊したワールドトレードセンターは、ツイン・タワーと呼ばれる二つのビルでした。

この跡地には、ニューヨークの新しいシンボル、ワン・ワールドトレードセンター・ビル、

そして被害者をまつる911メモリアル・ミュージアムが完成しています。

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ニューヨークのシンボルと言えば、

1931年に完成した102階建てのエンパイアステートビル。

高さ381m、アンテナも入れると443.2mは当時世界一の高さでした。

これをさらに超えて世界一になったのが、

1972年に建った、今はなきワールドトレードセンタービルだったのです。

今回完成した104階建てのワン・ワールドトレードセンターは、

ニューヨークはもちろん、西半球で一番の高さ。

102階にある展望台まで、エレベーターで60秒。

晴れた日には、50マイル先まで見渡せるという展望台は

すでにメディア関係者には公開され、一般公開はもうすぐの予定です。

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911メモリアル・ミュージアムの中庭には『生き残った木』というのがあります。

もともと、倒壊したワールドトレードセンターの外に植えられていたもので、

あのテロで生き残った唯一の木です。 

発見された時、根は真っ黒に焦げていたそうですが、枝がまだ生き残っていたのだそう。

それを植え替えたところ、見事によみがえり、

今は立派な木に成長しているということです。

これこそ、真のニューヨークのシンボルかもしれません。

さてマキさんがはじめてニューヨークに行ったのは1989年。

合計で13年、暮らしています。

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アメリカ以外にもいろいろな国に暮らし、

世界の200以上の国や地域の人たちと接してきましたが、

ニューヨークほど、世界の人が「一度は暮らしてみたい」という街は

他にないような気がする・・・とマキさん。

それは、憧れの大都会であると同時に、手の届きそうな、

実現可能な夢の街、という感じがするからかもしれない、と話してくれました。

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いろいろなバックグラウンドを持つ人たちが世界中から集まって、

新しい人生を精一杯生きていく街。

歴史や伝統を大事にしながらも、常に前進し続けるニューヨーク。

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見渡せば、居場所は世界中にあります!

みなさん、3年間、ありがとうございました。

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2015年3月22日 (日)

IECSC、今回はニューヨークで開催

今日のレポーターはロサンゼルス在住の山川恒平さん。

今年のロサンゼルスは例年以上のぽかぽか陽気・・・というか、

ぽかぽか陽気を通り越して真夏日が続いているそう。

まだまだ朝晩冷え込む横浜にいると、ちょっと羨ましいですよね。

 

そんな山川さんも先日、寒さを味わいました。

通常ラスベガスで行われているIECSC

(インターナショナル・エステティック・コスメ&スパ)のショーが、

今回はニューヨークであると聞きつけ、その違いを確認しに、

氷点下のニューヨークに行ってきたそうです。

ロサンゼルス空港から飛行機でおよそ5時間、

JFK空港に降り立った時はマイナス3度!

ロサンゼルスに住んでいてはおよそ経験できない気温で、

寒い、ではなくて「肺が痛い」と感じてしまうほどだったそう。

交通手段もロサンゼルスとは違いました。

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ロサンゼルスの移動は車が殆どですが、

ニューヨークは地下鉄がメイン。あとはイエローキャブですね。

ロサンゼルスではあまり見かけない便利なもの・・・

レンタル自転車も普及していたそうです。

ニューヨーカーも積極的に使っているんですね。

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雪の日は車より便利・・・という話でしたけど

ニューヨーカーの皆さん、転ばないようにしてくださいね。

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でも、なんとなくロサンゼルスでレンタル自転車が

普及していないということの方が意外でした。

ロサンゼルスの人たちはみんなオープンカーなんだろうか・・・

短パンとサングラスと自転車のイメージもあったんだけどな・・・と

山川さんの話を聞いて思いました。

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さてIECSCのイベントについての違いは

ニューヨークのイベントはヨーロッパからの参加者が殆どを占めていたこと。

その次に多いのがドミニカやメキシコの富裕層からの参加だったそうです。

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西海岸の美意識と東海岸の美意識の違いもイベントのブースに表れていて、

ニューヨークでは「日焼け」ブースがすごく賑わっていたそうですよ。

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イベント期間中なんどもなんども山川さんが目にした集団はほぼ裸だったそう。

彼らが紹介していたのが「SUNTANの美しさ」。

ラスベガスは美白がキーワードなのに対して、

ニューヨークは……「SUNTAN」。といっても、彼らの商品は

紫外線にあたって日焼けをするのではなく、健康的に日焼け色になる、

肌に日焼け色、小麦色を塗るものでした。

社長のハンターさんいわく、この商品はスパサロンや

日焼けサロン向けの商品で、内容成分はすべてナチュラル、

種類は、ローションから乳液、アップグレードセラム、

体に塗るものからスプレーで噴射して体に小麦色をつけていくものまで、

たくさんあるそうです。

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昔からアメリカ人の富裕層には日焼け好きが多い、と山川さん。

年齢を重ねれば重ねるほど、日焼けをして若々しさを保とうと

考えている人が多いようです。

西と東ではそういった美への価値観も違うんですね。

アメリカは本当に横に長い国だなと参加した山川さんは感じたそうです。

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さて、来週はいよいよ最終回。

ニューヨークからマキ・ヴェンマンさんのレポートです。

 

2015年3月15日 (日)

5月から開催されるミラノEXPO

今日は、今年の5月からはじまるミラノエキスポの話題です。

ミラノの坂本きよえさんからのレポートでした。

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2008年の3月、ミラノで行われることが決定したこのEXPO。

その頃までミラノではDUOMO(大聖堂)の先に付いているマドンナより

高い建物を建てるのは禁止されていたんですが、

エキスポの決定と共にその法律が改善されました。

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そしてコルソ・コモ通りから続くゾーンに

「ポルタ・ヌゥオーバ地区」と言う名をつけて

その地域の開発が進められています。

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これまでにショッピングセンター、レストランにブティック、

高級レジデンスなど10ほどの新しい建物が出来あがっています。

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現在も高級ブティックが並んでいる「モンテナポレオーネ」という地区が

ありますが、いずれはこの地域の方が話題になるかも、というほどの

ファッションゾーンのひとつです。

中でも建築物として一番話題なのは、

ユニクレジット銀行を建てた ZUCCHI ARCHITETTI と、 

「縦式の森」(BOSCO VERTICALE )という名前のSTEFANO BOERIの建物です。

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どれも高さや外観の華やかさで目立つ建物です。

この建築物が出来てから、

このゾーンでのファッション撮影やCM撮影が増えました。

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「Amendla fieta(アメンドフィエラ)」ゾーンでは

CITY LIFE と言うビジネス・ディストリクトの開発が進んでいます。

255,000平米の広大なゾーンで、その中にもレジデンスや現代美術館、

ショッピング街が作られており、磯崎新さんも参加しています。

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イタリア館では今年の万博のテーマ

『地球に食料を、生命にエネルギーを』にちなんで、

かつてない様々な方法でイタリア料理が紹介されていくようなんです。

イタリアでは、毎週全食材のおよそ25%が捨てられている、

という状況があるそうなのですが、そんな中、貧しい人達のために

無料で食事を提供する食堂に足を運ぶ人達が、年々増えているそうです。

万博期間中は、万博で残った食材を使って、有名シェフ達がまかないを

提供するという『Refettorio Ambrosiano』が提案されました。

万博期間中のはじめの3ヶ月は、フランス人のAlain Ducassをはじめ、

40人の国際的に有名なシェフ達(イタリア人20人、外国人20人)が

交代で万博で使用されなかった食材を使って腕を振るいます。

通常は捨ててしまうけれど、賞味期限に問題のない食材で、

もちろん安全衛生面が保証される食材のみが使用されるそうです。

 

食堂は、ミラノ郊外にある現在使用されていない

1930年代の劇場を利用する予定だそうですよ。

ミラノ工科大学が改築し、現代アーティスト達によって

装飾されることになっています。

さらに、この食堂の中にはGaetano Pesce、Aldo CibicI、

Fabio Novembreなど有名なイタリア人デザイナー達がデザインする

大きな12個のテーブルも食堂に置かれることになっています。

この食堂『Refertorio Ambrosiano』には90席が設けられますが、

料理は、貧しい人達を助けるいくつかの団体にも配られる予定。

あと法王も この食堂へ足を運ぶ予定だそうです。

食べ物を無駄にしない、困っている人を助けるゴミを減らすなど、

環境にも人にも優しいこの企画が末永く続いて、

広い範囲に根ざしていくといいですよね〜。

 

会場はデザインやハイテク設備も充実し、未来のスマート・シティも

イメージしていて、若い人にとっても刺激的なものになりそうです。

 

開催地は、ミラノの中心部から鉄道で30分くらいのところ。

万博会場の西入口に鉄道駅が設置されて、ミラノ市内だけでなく、

トリノやボローニャなど、他の都市、空港へのアクセスも便利になる予定です。

周辺のピエモンテ、トリノ、コモなど魅力的な都市への

観光を組み合わせて、観光客の人員増加を図ろうという計画です。

 

さて、もうひとつの見所はナビリオの運河。

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その昔1400年代後半にレオナルド・ダ・ビンチが手がけた

開発のゾーンのひとつでもあります。

大聖堂DUOMOの建設の時に、この運河を使って

カララから大理石を運んだ水路があるそうです。

そんな歴史を背景に、今またこの地域の開発をしようと

ミラノ市は運河の掃除と壁の作り直し、

その地域にあるミラノ市の公共市場を再建築しています。

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ミラノのダルセナというゾーンからミラノの隣町の

アビアーテグラッソまで、観光船を出す予定にもしているそうなのですが、

実はまだ川が工事中。

この先どうなるのかなぁという感じ!ときよえさんは話していました。

どの都市もやっぱりギリギリまでかかっちゃうんですね・・・。

川沿いにプロムナードを作って、市民の憩いの場になる様な

広場を作る計画もあるそうですよ。

色々な計画が進んでいて、とってもエキスポが楽しみです。

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EXPOの期間は今年の5月1日から、10月31日の184日間。

この期間にミラノに遊びに行くのもいいですね!

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公式サイト:http://www.expo2015.org/外部リンク

 

 

 

2015年3月 8日 (日)

ニューヨークのサードウェーブコーヒー

コーヒー大国アメリカのコーヒー産業は、3兆円を越える大きな市場。

今日は、ニューヨークにおける、『サード・ウェーブ・コーヒー』について、

マキ・ヴェンマンさんのレポートです。

 

『サード・ウェーブ・コーヒー』・・・コーヒー文化の第3の波。

その定義には、いろいろな説があるようですし、

コーヒー好きの人たち、それぞれの思い入れや解釈もあるでしょう。

ニューヨークの典型的なサード・ウェーブ・コーヒーの店は、

わかりやすく言うと、こんな感じです。ちょっと想像してみてください。

まず、大きなチェーン店ではない、インディペンデント系のコーヒーショップ。

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シンプルでおしゃれな店内には、ターンテーブルがおいてあったり、

手作りのペイストリーや、オーガニックのチョコレートを売っていたり。

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そして、コーヒーの豆がどこからきたかとか、フェアトレードについてとか、

誰がロースとして誰が淹れて・・・とか、いろんな説明が書いてあります。

ラテやカプチーノを頼むと、バリスタが丁寧に入れてくれて、

さらにミルクのフォームで、模様まで描いてくれちゃうような店。

しかもこのバリスタが、結構かっこよかったりする。

「カプチーノ、オーダーはいりま~す」とか、叫んでない店。

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アーティストっぽい感じのコーヒー通の人たちが、集まってくるような店。

イメージできましたか?だいたいこんな感じです。

今、どんどん増えている、こんなこだわりのコーヒーショップ。

もしかしたら、日本には昔からあったかもしれませんね。

確かに、このサードウェーブの先駆者たちの中には、

日本の喫茶店文化にかなり影響を受けた人もいるようです。

 

そんなニューヨークのサード・ウェーブのコーヒーショップで

マキさんが好きな飲み物は、コルタード(Cortado)。

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スペイン語で、「切ってある」つまり、短い、という意味です。

ニューヨークのコルタードは、エスプレッソに同じ量のホット・ミルクを加えたもの。

そしてその上に、少しフォームを乗せて、小さめの、ガラスのカップに入って出てきます。

 

コーヒー好きに便利なプリペイドのAppも登場しました。

その名はCUPS  。

これは、ニューヨークの約150の加盟店、どこでも共通して使える

プリペイドのシステムで、プランに応じて、どんな種類のコーヒーを

何杯、という風に少しお得な価格で購入することができます。

チェーン店ではない、サードウェーブのコーヒーショップ、

加盟店なら、そのどこでも同じように利用できる、

そして、飲み比べてみることもできるんですね。

そのCUPSの加盟店でもある、51st Avenue Café をチェックしてきました。

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前回ご紹介した、今注目のクイーンズにできたカフェです。

ちなみにニューヨークの場合、普通、カフェは食べ物もサーブするところ。

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コーヒーとデザートだけの場合は、コーヒーショップと呼ばれています。

51st. Avenue Café、オーナーのフェイ・ヘスさんは、

大学で舞台芸術を専攻し、卒業後は、女優の仕事をしたり、

ラジオにも出演していたそうです。

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コーヒーマシーンの前のフェイさん

もともとベイキング=お菓子を焼くことは好きだったとか。

あるテレビ番組の撮影クルーのために、

ペイストリー・シェフとしてベイキングを担当したところ、大評判。

これをきっかけにケータリングの世界に入りました。 

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ベイキングからクッキングへと、幅を広げ、

ケータリングから、ついに自分のカフェをオープンしたのですが、

子供が生まれたのを機に、カフェを一度たたんで、ヨーロッパへ。

12年間、イタリアとフランスで料理を教え、

そして、2013年の暮れにこのカフェをオープンしたそうです。

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フェイ手作りのマフィンやスコーン、ランチ時に人気のサンドイッチやサラダ、

どれも新鮮で、安心して食べられるおいしさです。

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フェイさんの手作りスコーン

そして、ここで出しているコーヒーはと言うと、

サードウェーブを代表する会社、インテリゲンツィアです。

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なぜ、インテリゲンツィアを選んだのか?

フェイに聞いてみたところ、答は、「おいしかったから」。

その昔、自分が経営していたカフェで出していたイタリアのメーカーのエスプレッソは、

ローストが深すぎて、お客さんの口には合ってないのかも、と疑問に思っていたそうです。

今回、新しくカフェをオープンするにあたり、いろいろなコーヒーを飲み比べてみて、

その中で、彼女が一番気に入ったのは、インテリゲンツィアでした。

 

味が気に入ってから、はじめて会社について調べてみたら、

コーヒーにとても真面目に取り組んでいることがわかったそうです。

農園を指定したり、フェアトレードはもちろん、季節によって、取り扱うコーヒーも変え、

いつも新鮮で、その時一番おいしいコーヒーを届けてくれるそうです。

コーヒーにも旬がある、なんて、当たり前なのかもしれないけど、私は知りませんでした。

しかも、インテリゲンツィアは、取引先との対応が非常に丁寧で、

コーヒーの入れ方のクラスなども、頻繁に行なってくれるそうです。 

おいしいコーヒーを届けるために、取引先とも心をこめて対応してくれる会社は、

生産者ともフェアなトレードをしているのかもしれません。

 

こうして、届いたこだわりコーヒーを毎日お客さんに届けるフェイ。

シェフでもある彼女のパッションは、「おいしいもので人を繋ぐこと」だそうです。

彼女は、自分のお客さんの7割は、ファーストネームで呼べるほど

お客さんとの関係を大切にしているそうです。

そして、そのお客さんが隣に座ったまた別の人と話をして、

その輪が広がっていくような、そんな雰囲気がこのカフェにはあります。

コーヒーを生産する人、輸入する人、ローストする人、淹れる人、

そして、それを楽しむ私たち。

それぞれの顔が見えてくる、もっと人間的な繋がり。

これが、サードウェーブなのかも、なんて、新しい定義を考えながら、

コルタードを飲んだのでした。

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PS)フェイのカフェでは、『サパークラブ』と言う名前のディナーも

出しています。メニューは一種類だけ。

家族で同じものを食べる感覚なのだそうです。

お値段は12.5ドル。

さすがシェフ、サンドイッチも料理もおいしいです。

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51st Ave.cafe スタッフのジェイムスさん


 

 

2015年3月 1日 (日)

シンガポールで人気のロコフード

旧正月のお祝いも過ぎて、11月から続いたお祝いムードが

ようやくひと段落といった感じのシンガポールから、

今日は食べ過ぎた胃に優しいローカルフードを紹介してもらいました。

森下淳子さんのレポートです。

 

「サンダーティーライス」と聞いてぱっと浮かぶものはなんですか?

雷のお茶ご飯・・・???謎ですよねぇ。

でも「お茶ご飯」とくれば、お茶漬けを連想する方が多いと思います。

そのサンダーティーライスはこんな感じ。

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その名の通り、様子は確かにお茶漬けのようなものなんですね。

でも日本のお茶漬けとはだいぶ趣がことなるんだそうです。

まず、お茶が冷たい!

そして 野菜や小魚、豆腐、ナッツなどを細かく挽いたものを、

ごはんの上にのせ、そこにミントやコリアンダーなどの

薬草を原料としたお茶のような液体をかけて食べる、

それが「サンダーティーライス」です。 

低脂肪、低コレステロールで、デトックス効果や、

風邪予防の効果もある理想的な健康食と地元の人たちに愛されています。

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森下さんはまず、最初は何もかけずに食べてみたそう。

すると、意外にも、味のついた香ばしい小魚やお野菜のお浸しのようなものが

玄米ご飯とすごくいい具合に混ざって、すごく美味しかったそうです。

 次に液体を入れて試してみたところ、びっくりするほど薬草の苦みも匂いもなくて、

またまたいい具合におかずとも混ざって、

どちらかというと、くせになるくらいの美味しさだったそうですよ。

森下さんも「美味しさ」は期待していなかったようで、

正直、本当にびっくりした、これなら体調の悪い時にもいいかも!と話していました。

シンガポールは輸入大国で、野菜も肉も乳製品もほとんど輸入品なため、

新鮮さはあまり期待ができないそう。おかずも揚げ物や甘いものが多く、

ファストフード店もたくさんあるので、シンガポール人は

健康志向からはほど遠いと思っていた、という森下さん、

けれど、最近、ベジタリアンレストランも多い上、

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薬膳に即したメニューやハーブドリンク、豆乳などを

身近なあちこちで見かけるようになってきて、

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そういうものを日々の食事に取り入れているのを見ると

薬や病院にすぐに頼ってしまう日本人よりも、

食によって体調管理をしているのかもしれないと、見直したそうです。

シンガポール人の元気の源はそんなところにもあるのかもしれませんね。

 

 

2015年2月22日 (日)

クイーンズに注目

今日はマキ・ヴェンマンさんのニューヨークレポートをお届けしました。

今週のニューヨークは気温がマイナス16度まで下がり、

イーストリバーも半分凍結・・・

今はその氷が割れて、流氷になって浮いています。

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月曜日はプレジデンツデーという祝日。

冬の中休みで、公立の学校は今週一週間お休みでした。

バレンタインデー、チャイニーズ・ニューイヤー、

レストラン・ウィークと、イベントいっぱいの2月のNew York。

寒くても、お休みを利用してNYにやって来る人たちはたくさんいます。

このニューヨークを訪れる人の数、一年にどのくらいだと思いますか?

NY市の発表によれば、2013年、

海外からNYを訪れた人の数は約1140万人。

これは、ギリシャの総人口1110万人よりも多い数です。

同じ年に、東京を訪れた外国人の数、681万人と比べると、

いかにスゴイ数字だかわかります。

アメリカ国内の旅行者も含めると、

2013年にNYを訪れた人の数は、約5430万人。

LAの4220万人を大きく上回る数字です。

そしてこれは、韓国の総人口5120万人よりも多い数です。

 

NYには5つの区(Borough)があります。

マンハッタン、ブロンクス、ブルックリン、クイーンズ、

スタテン・アイランドの5つです。その中でNYを訪れる人が

必ずと言っていいほど立ち寄るのは、クイーンズ。

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それは、空の玄関、JFKとラガーディア空港が

どちらもクイーンズにあるから!なんていう理由ではありません。

今年のクイーンズはこれまでとはちょっと違うんです。

その理由は、なんと・・・

世界最大の観光ガイド、ロンリー・プラネットの、

『2015年版 アメリカ・お薦め観光地』の第一位に選ばれたから! 

これが、どのくらいすごいことかと言うと、

ラスベガス、ハワイ、グランド・キャニオンと言った有名な観光地や、

同じNYの中の、マンハッタン、ブルックリンなど他の区も抑えての

堂々の一位だ、ということ。というわけで、

2015年世界が大注目しているクイーンズを、駆け足で見てみましょう。

 

クイーンズは、イーストリバーをはさんで、

マンハッタンの東側、ブルックリンの北側に位置する区。

人口は約230万人。

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クイーンズ出身の有名人を見てみると、

ラッセル・シモンズ、ルーシー・リュー、NAS、ジャ・ルール、

50セント、ニッキー・ミナージュ、マーカス・ミラー、

エイドリアン・ブローディー、スーザン・サランドン、

クリストファー・ウォーケン、エスティー・ローダー、

ダナ・キャラン、ドナルド・トランプ・・・

トニー・ベネットも、ジェリー・サインフェルドもマーティン・スコセッシも、

マキさんの大好きなエドワード・バーンズもみーんな、クイーンズの出身。

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今日は、ちょうどクイーンズのフラッシング地区で

チャイニーズ・ニューイヤーをお祝いするパレードが行なわれました。

フラッシングは、ニューヨーク第2のチャイナタウンとも言われる町。

韓国系住民も沢山住んでいて、

旧正月を祝うお祭り、カラオケ大会なども開かれたようです。

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フラッシングのお隣にあるのは、MLB、NYメッツのホーム、シティフィールド。

そして、USオープンが開かれるフレッシュメドウズもここにあります。

テニスと言えば、ジョン・マッケンローもクイーンズの出身ですよ。

 

そのお隣のコロナ地区には、

ルイ・アームストロング・ミュージアムがあります。

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ここは元々彼が住んでいた家で、

家具もインテリアもそのままに保存されています。

7月4日の、彼のバースデーには、裏庭で追悼コンサートが開かれて、

参加者全員にバースデーケーキが配られます。

そのお隣、ジャクソン・ハイツ82丁目から90丁目にかけては、

まるでラテンアメリカ!聞こえてくるのはスペイン語のみ!

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メキシコやペルー料理の店、ウルグアイのベーカリーなど、

おいしいお店もたくさん並んでいます。

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そして、その隣は、以前にも紹介したリトル・インディア。

この辺り、最近はチベット系のお店も増えているようです。

 

さらに、そのお隣ウッドサイド地区には、

NYで一番おいしいタイ料理のレストラン『スリパパイ』があります。

ザガットのタイ料理部門で常に一位。無敵のレストランです。

ギリシャ料理からウズベキスタン料理、小籠包からクラフトビールまで、

おいしいものが溢れているクイーンズ。というのも、

非常に多国籍の移民たちが暮らす場所なので、

マンハッタンよりも安い価格で、本物の味が楽しめるお店が

たくさんあるからです。

多国籍と言えば、クイーンズにあるラガーディア・コミュニティ・カレッジで

学ぶ学生の出身国籍は160以上、話す言語は100以上だそうです。

この多様性は、おそらくアメリカでも一番だと言われています。 

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ロング・アイランド・シティには美術館や撮影スタジオがあります。

MOMA PS1ミュージアムや、クラシック映画が楽しめる

ムービング・イメージ・ミュージアム。

カウフマン・スタジオでは、『セサミ・ストリート』から

『ロウ・アンド・オーダー』まで。

NY最大の撮影施設、シルバーカップスタジオでは、

『ゴシップ・ガール』から『哀愁のソプラノズ』まで

たくさんのヒット作品がここクイーンズで生まれています。

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中でもマキさんが好きなのは、イサム・ノグチ美術館。

石の彫刻から、美しい中庭まで、すべてが素敵な場所です。

ノグチ美術館から歩いてすぐのところにあるのが、クイーンズボロブリッジ。

サイモンとガーファンクルの“Feelin’ Groovy”にも歌われているこの橋は、

クイーンズとマンハッタンを繋いでいます。

ポール・サイモンとアート・ガーファンクル、二人ともクイーンズの出身です。

 

さてクイーンズ駆け足ツアー、

終点は、ロング・アイランド・シティー、ハンターズ・ポイント。

ここから見るマンハッタンは最高です。

クイーンズで生まれ育ったあるイタリア系のシェフは、

「作られすぎてしまったマンハッタンや、ハイプばかりのブルックリンに

飽きた人が本物を求めてここに来るんだろうね」と言っていました。

ぜひ、皆さんもNYに来たらチェックしてみてください。

マンハッタンの外から、摩天楼を見るだけでも充分価値あり、です。 

 

2015年2月15日 (日)

第57回グラミー賞授賞式に行ってきました

今日はロサンゼルスから山川恒平さんのレポート。

2月8日にロサンゼルスで行われた第57回グラミー賞、

山川さん、なんと、このグラミー賞授賞式の会場に行ってきたそうです。

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山川さん曰く、

こういう大きなイベントの時、最初に感じるのは街の雰囲気が

いつもと違うということ。

街全体が独特な熱気に包まれて、いつもは混んでいる高速道路が

空いている、週末はスポーツ観戦に足を運んでいる

ロサンゼルスの住民が一つの場所に向かっている・・・という感じで、

明らかに街がいつもと違うところが面白いと話していました。

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会場は、ダウンタウン中心部にあるステイプルセンター。

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このステイプルセンターはロサンゼルスでは最近一番開発が進んでいる

地域にあり、NBAのロサンゼルスレイカーズ、クリッパーズ、

WNBAのスパークス、そしてNHLのキングスの本拠地。

知らない人はいないんじゃないか、というくらいの大きな会場です。

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会場周辺は厳戒態勢が敷かれていました。車の中のチェックはもちろん、

グラミー賞のチケットを持っているかどうかをきっちりチェックされます。

それぞれの通りの横断歩道は警察車両や警察官で埋め尽くされていたそうですよ。

なにかあったら、という緊張感と、

今、この会場にアメリカを代表するアーティストが大集結しているんだ、

という興奮が入り混じっている感じ、と山川さんは言っていました。

会場に入るにも厳重なチェックが幾度となく行われまして、

持ち物検査を含め、セキュリティ設定の高さが伺えました。

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ロビーでは、オープニングの曲を飾るAC/DCの赤く光る角と

グラミー賞の公式ブックが配られていました。

そこからさらに奥にあるグラミー賞会場に入る時も

持ち物チェックがあり、持っていける飲み物は水だけ。

NBAなどのバスケの試合ではアルコールの持ち込みも大丈夫なのですが、

やっぱりグラミー賞ともなると、何かと厳重!

会場にはいると、真ん中には、カメラと音響の機械が、

正面のステージに向かって並んでいました。椅子の配置はステージ周辺に

授賞式に参加するアーティストたちと音楽関係者、1階席には

グラミー賞のスポンサーやチケットを持っている関係者。

実はこの1階席のチケットの価格は、500ドルとも1000ドルとも

それ以上とも言われています。2階席、3階席は300ドル程度だそうです。

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さて、5時になると授賞式がスタート。

グラミー賞はテレビとは切っても切れない関係にあり、

全ての順序がテレビの放送とリンクしています。

レコード賞やアルバム賞、ベストシングル賞などの発表ももちろん楽しみなんですが、

その賞と賞の間に入るテレビのCMチャンス、その5分程度の時間が

会場の観客にはたまらない時間。その間、会場では、

今まで行われたアーティストの共演映像が流れているんですって。

今回観客の声が多く上がった映像は、

プリンスとビヨンセがコラボした2004年の映像、

そしてポールマッカートニーがピアノで歌った2012年の映像だそうです。

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今回のグラミー賞自体はといえば、サム・スミスの独り勝ち状態でしたけど、

昨年、年間を通して聞いていた現地のラジオでもStay with meの

ヘビーローテーションぶりはすごかった。納得!と山川さんは話していました。

さてグラミー賞が終わった後には、観客やアーティストに向けての

アフターパーティーが行われるそうです。

このアフターパーティーに参加するには、チケットはもちろんのこと、

事前に申請が必要。その場で誰もが入れるわけではありません。

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1000人以上が入れる会場にはハリウッドの有名セレブや

グラミー関係者(例えばパリス・ヒルトンやミランダ・カー、

テイラー・スイフトなどなど)が当たり前の様に居て

夜の食事を楽しんでいたそうです!

そんなところにはいったら気絶しちゃいそうですね(笑)

 

今回、グラミー賞の授賞式に参加してみて、

テレビとインターネットがコラボすることで、

より一層全世界が注目する音楽イベントになったなと感じた、と山川さん。

確かに賞の様子はすぐにニュースになっていました。

でも、できれば現場で見てみたい!ということで、

私たち一般人がグラミー賞授賞式に参加したい場合は

どうしたらいいのかしらと山川さんに聞いてみたところ、

こんな答えがかえってきました。

「グラミー賞にノミネート、ノミネート曲、アルバム、

またはリリースされた音楽家、技術者または他の専門職として働いている場合は、

自動的に招待されます。指名されたアーティストが属する会社やレコード会社で

作業している場合も、招待状をゲットできるチャンスがあります。

そして、業界で働く人は、様々な音楽賞の投票に参加することが出来るそうです。

そして席が残った場合に、

一般のオンラインやebayなどで高値で販売されるということ。

要するに、一般の人が席をゲットできるチャンスは限りなく少ないです!」

それを聞いてなんだ〜とちょっと残念に思いましたけれど、

でも、だからこそ、ちゃんと放送もネットもコラボしているんでしょうね。

ちなみにVIPむけにチケットを売っているサイトはこちらですよ。

http://www.thevipconcierge.com/

ロサンゼルスに住んでいると楽しそうだなぁと

つくずく山川さんを羨ましく思ったレポートでした。

いつか会場に行ってみたいなぁ。

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2015年2月 8日 (日)

北イタリアの街 BIELLAを歩く

今日は北イタリアの街、ビエッラの話題。

坂本きよえさんのレポートでした。

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ミラノから車で約1時間半の街、ビエッラ。

この地域は、美しい山々に囲まれ、川が無数にあり、

水が綺麗で豊富だったことに加えて大量の羊が存在したために

毛織物製作所が発達、ロロ・ピアナ、アニオナ、コロンボ、

エルメネジルド ゼニアなど沢山のカシミア・ブランドを生んだ土地として

世界中にその名を知られるようになりました。

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一番栄えたのは、19世紀始め頃。

今はいろんな国で沢山の生地やカシミアを作っているので、

ビエッラのカシミア工場は減ってしまってはいるそうですが、

当時の工場を使って業態転換させる、

そういう街の再生に成功しているところでもあります。

レンガづくりの街。昔の姿のままです。とても綺麗な街です。

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中でも話題になっている建物はトロンベッタ旧工場。

現代美術センターであるチッタ・デル・アルテ・ピストレット財団

(Cittadellarte-Fondazione Pistolett)に改装されました。

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ミケランジェロ ピストレットさんは、

現代アート作家でいくつかとても有名な作品があります。

特に有名なのは、鏡にペイントした作品。

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この美術館にも沢山展示されています。

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工業化が周辺の地域一帯の環境を悪化させることなく、

歴史的価値や自然の美しさを維持し続けているということで、

美術館としてもすごく興味深い、ときよえさんは話していました。

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この美術館内にはピストレット氏本人も住んでいるので、

訪問すると会える可能性も大だそうですよ。(www.cittadellarte.it

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敷地内にはカフェやブックストアー、ショップもあり、

お土産も買えます。入場料は€5。作品ももちろんみてほしいですが、

最上階の屋上から見える街と川の景色もみどころのひとつ。

行ったら忘れずにみてください。

 

トロンペッタ以外の建物も、

工場がブティックやショールームになっていたりして、

街はとても美しく保存されています。

 

また、ビエッラ周辺には、素晴らしい自然保護地域があります。

中でも有名なのが、オローパの植物園で楽しむことができるシャクナゲ。

一番いい季節は5月はじめです。

教会に植物園がくっついているという面白い植物園で、宿泊もできます。

建物自体は600年、700年頃にできたものだそうですよ。 

そして最後に絶対行って欲しい!ときよえさんが言っていた場所は・・・

ビエッラの街中にある一角で、Candeloというところです。

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中世の町がそのまま残されていて、保護地域の様になっており、

中に店とレストランが沢山はいっています。

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本当に昔のままの姿で街がのこっているので、

自分がその時代にトリップした気分になる!ときよえさん。

中でもLa greppiaというレストランはオーナーが若く、

シンプルで美味しい料理をだすのでおすすめの1軒。

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大体ランチで前菜、パスタ、メインで€25。

デザートもついてきます。

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おまけでおすすめのお菓子の話も、きよえさんはしてくれました。

この町に来たら必ず買って帰って欲しいお菓子は「カネストレッリ」です。

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チョコレートのウエハースの様な物で、外がパリッとしたビスケット。

中のチョコレートは65%カカオの味がします。

コーヒーや紅茶、緑茶にもピッタリなお菓子です。

色々なブランドがありますが、

美味しかったり美味しくなかったりするので一番のおすすめを。

Brusaという地元のブランドです。

パン屋さんなどでも売っていて、1箱だいたい€10です。

 

さらに時間があったら、

この辺のブランドが入ったアウトレットに行くのもおすすめ。

アウトレットも1月と7月はセールがあって、

その時期は定価の20〜25%で買えるのでお買い得です。

きよえさんは先日アニョーナのショールを€120で購入したそうです。

定価は€600だったものですって!お買い得ですね。

www.theplaceoutlet.com

 

イタリアはちょっと足を運ぶと、楽しい所が一杯!

知りたいことはまだまだつきませんね。

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2015年2月 1日 (日)

シンガポールのハーバルドリンクスタンド

今日はシンガポールからハーバルドリンクスタンドの話題。

森下淳子さんのレポートでした。

 

フードコートやホーカーには必ずあるハーバルスタンド。

ハーバルスタンドと聴くと、ハーブティーのようなものを

思い浮かべる方が多いと思いますが、

シンガポールのそれはいわゆる薬草を使った飲み物、

中国漢方を取り入れたドリンクです。

まず、匂いがとーっても、キツい。

お店の前を通るだけで、漢方の強烈な匂いがします。

それでも、たくさんの人が次々と買って行くので

興味があったという森下さん、

このところ風邪をひいて調子を崩していたので、

中国人の友人と一緒にハーバルドリンクスタンドへ向かいました。

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ハーバルドリンクスタンドは、似たようなお店がいくつかあります。

だいたいどこにでもあるのが、大麦茶、菊花茶、朝鮮人参茶。

ウォーターチェスナットやサンザシなどもあります。

そういうポピュラーなものをベースに、

少しずつ店によって特徴を変えているようです。

 

今回行ったのはモールの一角の小さなお店「Zheng Herbal Tea」。

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ハーバルドリンクの種類はだいたい15種類で

ペットボトルの容器に入っていました。

温かいものと冷たいものが選べます。

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羚羊というカモシカのような動物の角を煎じたドリンクが一番人気。

風邪をひいたときや、喉が痛い時、体の熱を取りたいときなどに

飲むと強力な効果が期待できる飲み物だそうで、

お値段も1番高く、1本5ドル(約450円)です。 

コンスタントに売れるのは、ウィートグラスと呼ばれる

麦や稲の一種を煎じたドリンク。

こちらは喉の痛みやお通じに効き目があるそうです。

一番お手頃なのが、大麦を使った大麦茶。

日本の麦茶と同じかな?と思っていたのに、

色は白くてみかけはカルピスのようでした。

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このお茶は体内の熱を放出し、血のめぐりをよくする効果も

あるとのこと、暑いシンガポールではよく飲まれるそうです。

菊の花を用いたお茶も、100円前後なので、

普段のお水やお茶のかわりに飲まれるそうですよ。

大麦茶と菊花茶はどちらもあっさりしてはいるけど、

ちょっとクセのあるお茶、という感じ。

次に「ハーブ茶」という名前の飲み物を試しました。

いろいろな薬草や草花が入っているそうで、

こちらは美肌効果が期待できる上に万能茶ということ、

色はウーロン茶を濃くした感じで見た目はとても苦そう。

でも黒砂糖の甘味がほのかにして飲みやすかった、と

森下さんは言っていました。

シンガポールではほとんどのお茶に甘味が加えられているそうです。

 

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漢方や薬草ときいてちょっと敬遠しがちでしたが、

こんな風に気軽に買って飲むことができるのなら、

いろいろな症状の時に試してみたい、と森下さん。

サンザシの実を使った「SLIM TEA」というお茶もあるということ

お正月あけに体重がおちない今、気になりますね。

 

シンガポールのハーバルドリンク、

遊びに行ったときはぜひみなさんも試してみてください。

 

 

2015年1月25日 (日)

NYをベースに活躍する横浜出身の写真家:田中克佳さん

今日はニューヨークからマキ・ヴェンマンさんのレポート。

旅好きな人、自然が好きな人には特に聞き逃せない『写真』の話題をお届けしました。

 

スマホが普及してからというもの、いまやみんながカメラマン。

日々、写真をたくさんとるようになりました。

マキさんもこれまでは全然写真を撮らなかったのに、

いまではあらゆるものを撮りまくって、

ちょっとした写真家気分になっている、と言っていました。

さてそうなると知りたいのが、写真を上手にとれる方法です。

マキさんは一流の写真家、

プロフェッショナルを極めた方に話を聞いて来てくれました。

NYをベースに活躍する横浜出身の写真家、田中克佳さんです。

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田中さんは、ドキュメントとか、エディトリアルと呼ばれる分野の専門家です。

ずばり「上手な写真を撮るコツを教えてください」と質問したら、

まず、プロとアマの写真の違いについて、わかりやすく説明して下さいました。

カメラを抱えて旅に出た先で、たまたま出くわした面白いものや、

目の前で起こっていることを撮っていく、これがアマチュア。

これに対し、プロは、まず、旅に出る前にストーリーを考えます。

どこで、いつ、何を撮影するのか、設計図をしっかりと作り、

綿密なリサーチの上に、計画を練る。

そして、決定的なドラマが起こるその場に居合わせる!

こうして揺ぎない完璧な一枚のショットができる…というわけです。

 言われてみれば納得の『目からうろこ』でした。

田中さんの素晴らしい写真は偶然撮影したわけではないんですね。

 

さて、撮影で世界中に出かける田中さん

「写真家として、一番好きな場所はどこですか?」と聞くと、

「二つでもいいですか?」ということで2都市をあげてくださいました。

一つ目は、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ。

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エネルギーや情熱や切なさが滲み出た人間の美しさを感じる街だから。

 

そして、もう一つは、南米のアタカマ砂漠からパタゴニアにかけて。

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ここは、世界で一番『非日常』を感じられる場所だから。

と答えてくださいました。

 

実際にどんな感覚なのか聞いてみたところ、

他の世界とは隔絶されたその距離感があまりにも大きいので、

ここへ来ると、今、自分が引きずっている日常のあれこれ、

仕事の悩みとか、気になっていることとかは、まず考えないそうです。

そして、本能的に自然の美しさやはかなさを感じ始めます。

例えば、パタゴニア、パイネ山脈の山並みは、

まるでゴシック建築のように険しく尖っていますが、

これは、世界で一番若い山脈なのでまだ磨耗していないから。

長い地球の歴史から考えれば、まだ、生まれたばかりの山を前にすると、

地殻から山が隆起して、氷河が削られて、という

原始の地球のエネルギーを肌で感じ、その一部になったような感覚が湧くそうです。

そして、意識がどんどん内面に向かい、あれこれ自分を見つめ直し始める。

つまり人生観が一変するような体験です。

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こんな大自然の中で、田中さんは毎年、

Nikon主催の写真のワークショップの講師をしていらっしゃいます。

アタカマ砂漠からパタゴニアまで写真撮影しながら移動し、

そして、夜はホテルで撮影の指導をしたり、写真について語り合ったり、

まさに、今、欧米で人気の体感型の旅行のスタイル。

どこにどのタイミングで行けば、一番いい光で写真が撮れる、とか、

パタゴニアを知り尽くした田中さんだからこそオーガナイズできる旅。

そして、参加者は、やっぱりみんな人生観が変わるそうです。

 

今年のワークショップは5月、

そして、10月には、初めての日本出発、

パタゴニア/アタカマ・ワークショップを予定しているそうですよ。

これは嬉しいニュースですね。

これを成功させるのが、田中さんの今年の目標だそうです。

 

そしてさらに嬉しいニュース。

田中さんの講演会も、来月、東京と横浜で行なわれます。

 

東京:2015年2月13日(金) 7:00-8:30PM

新潮社 la kaguにて『旅と写真のワークショップ』

こちらはパタゴニアの話。

http://peatix.com/event/66419/view

 

横浜:2015年2月14日(土) 2:00-4:30PM 横浜美術館にて

『ブラジルと写真に関するトークショー』

こちらはブラジルの話です。

CP+ Camera & Photo Imaging Show 2015という

日本で最大規模の写真のexpoの一環でおこなうイベントだそうです。

http://www.cpplus.jp/seminar/exhibit.sht

 興味を持った方、ぜひ参加してみてくださいね。

日々の出来事にくじけそうになったら、

大自然の中に自分の身を置いてみる・・・

生きて行く上で、絶対に覚えておきたい方法のひとつです。

人間なので大きな失敗をすることもあります。

悲しいこともたくさんあります。

そんな時に力をくれるのは、やっぱり自然。

日々、自然に感謝して、自然を大切にしなくちゃ、と

改めて感じたレポートでした。