« Green Music | メイン | MISIA×YOKOHAMA ~MISIAの森プロジェクト~ »

2013年8月18日 (日)

馬車道ハイカラ野菜

大地や海の恵みを日々の暮らしに取り入れて、毎日をちょっと豊かにしよう!というコーナー “Gift from the Field, Gift from the Ocean”。
“地球からのGIFT”を感じていただけそうな話題を、毎回ひとつ、お届けしていきます。

今日は、ちょっと変わった菜園をご紹介しました。
横浜の馬車道で、毎週火曜日と金曜日に開かれている野菜のマルシェ「うまやテラス」。
近隣のオフィスで働く人が、昼休みに買い物におとずれてその日に採れた新鮮な野菜を手に入れることができるなど、
ビルの合間にありながら、ひそかに人気のこのスポットで注目されているのが「馬車道ハイカラ野菜」。 

なんと、このマルシェのすぐそばにあるビルの中で育った野菜なんです。
「LED菜園」といって、ショーケースのようなガラス張りの箱の中で、太陽の代わりにLEDの光を照らし、
土の代わりに水を使って、水耕栽培(すいこう・さいばい)をする農園です。 

P1050382

太陽の代わりにLEDの光で育つということなんですが、そもそも、このふたつの光、 色の性質も、光の強さも、まったく違うように見えますよね。 

この菜園を開発した株式会社キーストーンテクノロジーでは、独自の技術でLEDの「光の波長」を調整することによって、
太陽がもたらす光の効果に限りなく近い状態を再現し、植物の成長をうながしているそうなんです。

たとえば、苗の成育には、光合成をうながす660ナノメートルという波長の光が必要です。
赤色の光を与えると、光合成のように養分をたくわえる作用がうまれ苗が育ちます。 

Img_3367葉がでてきたら、今度は青い光を与えます。青色の波長には、植物の体をつくる作用があるので、
葉っぱに厚みが増し、しゃきしゃきとした食感もうまれ、おいしい野菜へと育っていくんです。

P1050422


こうした赤と青の光に、人の目にもやさしい緑の光を加え、太陽の代わりにして育てるLED菜園。
これを店頭に置き、そこから収穫した野菜をつかって料理をふるまっている飲食店もあるそうですよ。
お店のなかに菜園があるなんて、なんだかわくわくしますね。

LED菜園は、室内なので、病害虫の被害を抑えることができ農薬を使用しません。 また、LEDの光を調節することにより、
葉酸やポリフェノール、ベータカロテンを、 市販の野菜に比べて2倍近く含む野菜を作れるという研究結果も出ているそうです。

収穫できる野菜は、葉ものが中心。
レタスや小松菜、ルッコラやバジルなどのハーブ、レストランで需要が多いエディブルフラワー、
つまり、たべられる花、などを栽培しています。

味はというと、苦みがなく、食べやすいんですよー。 口当たりがふんわりとしていてやわらかく、とくにバジルは、香りがとっても強いんです。
生のまま、サラダにしてたくさん食べたい野菜ばかりです。

LED菜園の最大の利点は、どんな地域でも栽培ができるということ。
災害のあとの地域の復興などにも、貢献できる仕組みですし、省電力のLEDを使い水を循環して再利用するため、エコな栽培方法としても注目されています。
大地に根ざした従来の日本の農業を残していくことも、もちろん大切ですが、
同時に、こうしたハイテクな菜園を通して、都会の身近な場所で健康的な野菜を手に入れられるのは嬉しいですね。

馬車道ハイカラ野菜
http://www.keystone-tech.co.jp/haikara/