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2013年3月31日 (日)

Rising Son 息子と共に日本を自転車で縦断したチャールズさんの話

様々な都市に電話をつないで世界の今を聴く
Gift around the World、
今日はニューヨークからマキ・ヴェンマンさんのレポートでした。

ブルームバーグ・ニューヨーク市長の就任以来、
ニューヨークはとても自転車フレンドリーな町になりました。
町中を走るバイクレーン(自転車専用レーン)、
特に渋滞の厳しいマンハッタンでは賛否両論ですが、
ニューヨークタイムズの調査によれば、66%の市民が支持しているそうです。

そして、以前にもこのコーナーで紹介した
スピニングが大ブームになっています。
まるでクラブのような照明の中、
ハイエナジーな音楽に乗って、
みんながいっせいに自転車をこぐ。
お互いのエネルギーを分け合って、
すばらしいワークアウトができるそうです。
俳優のジェイク・ギレンハールと、
スーパーモデルのエミリー・ディドナートも、
スピニングジムで知り合ったそう。

そんな中、
今日は今話題の本“Rising Son”の著者、
チャールズ・スコットさんの話題です。

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チャールズさんは、ナショナル・ジェオグラフィックや
朝日新聞をはじめ、健康・環境関連のエッセイを書いている
作家、そして冒険家。
2009年に当時8歳だった息子の翔君と二人乗りの自転車に乗って、
北海道の宗谷岬から鹿児島県の佐多岬まで、
4000キロを67日かけて縦断!このときの日本での体験について書いたのが
この“Rising Son”。昇る太陽のSunと息子Sonをかけています。

こどもが一生忘れない素晴らしい思い出を作りたい、
そして、世間の大人たちが思っているよりも、
もっとすごいことをやり遂げることができるんだということを
こどもに教えたい、これが冒険のきっかけだったそうです。

車に依存するのをやめて、
健康にも環境にもやさしい交通手段として自転車を選び、
そして、翔君のお母さんのふるさと、
日本の文化や暮らしにも触れてほしかったそう。

また同時に、国連環境計画の植林キャンペーンの一環として、
環境保護を訴えよう、と新たな目的も加えて、
チャールズさんと翔君の冒険はどんどん具体化していきます。

まず、はじめの難関はどうやって二ヶ月の休暇をとるか、でした。
当時インテルの社員だったチャールズさん、
会社はそう簡単には休ませてくれません。
そこで、この冒険旅行が、国連の植林キャンペーンの一環であり、
国連環境ヒーローに任命されたこと、
そして、インテルが入ってるコンピューターを使って
ブログを起こすこと、など一生懸命説明した結果、
なんとインテルがスポンサーになってくれたそう!

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宗谷岬にて

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しまなみ海道にて

日本縦断中は、毎日、人々の暖かさに驚かされ、
そして励まされたそうです。
食べ物や飲み物を持って待っててくれる人、
今日はうちに泊まっていきなさい、と招待してくれる人などなど、
二ヶ月間で、日本中に友達ができました。
白川郷ではちょうどお祭りに出くわし、お相撲もとったそうです。

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これは翔君。

チャールズさんはこの時の一戦がもとでつま先を傷めました。
教訓:自転車旅行中に相撲はとらない

チャールズさん、2011年の夏には、10歳になった翔君と、
4歳の娘のさやちゃんと3人でアイスランドを46日かけて一周、
そして去年は42日かけて西ヨーロッパを自転車で回りました。
アイスランドでは風が強すぎて前に進めない日もあったそうです。

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都会の暮らしでは味わえない大自然を体験することで、
子供たちは、自然を愛し、そして環境を守ることの大切さを学んでいきます。

今年の夏は、12歳になった翔君と6歳になったさやちゃんと3人で、
アメリカ、ルイス・アンド・クラーク・トレイルを二ヶ月かけて
自転車で縦断する予定です。
今回は「どうやって野生動物の交通事故を減らすか」を
課題の一つに、事故のデータを収集しながらの旅になるそうです。

チャールズさんからのメッセージです。

”自分の夢を追えば、人生はもっと楽しくなる。
自分が本当にやりたいこと、熱意を持っていることをやることが、
きっと世界のためにもなるはず。
自分で自分にかけている制限や必要のないプレッシャーを
とり除くことで、もっと健康で有意義な生き方が見つかります。
さあ、自分の冒険を創りあげてください。”

チャールズさんの本、Rising Son
日本語訳を出版して日本の人にも読んでもらいたいな、とのことでした。
放送を聴いている出版関係の方、要チェックです。

ちなみにチャールズさんは、
ニューヨークの自転車専用レーン大賛成派で、
もっと増えたらいいのに、とのこと。
どこの都市も、車だけではなくて、
歩行者、自転車が共存できる道作りをすることで、
もっと健康で幸せな社会を築くきっかけになると思う、と
おっしゃっていました。

自転車が気持ち良い季節、ちょっと遠出してみたくなりましたねー。