YES! For You

2018年8月13日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「建築環境②」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
東海大学 工学部建築学科 教授 
岩田利枝先生 が登場!!

Img_6677

例えば先生、光環境といった所でその進歩というのは
目覚ましく感じる様な事はありますか?
実際、LEDですね。照明自体が制御が凄くしやすくなって今まで本当に照明というのは、
電気付けます、消します。のオンオフの世界だったんですけどもそれが光の量だけでは
なくて、光の色も変えることも出来ますし、それから実際には配光という言葉を使うの
ですけども、光の構成とかも変えることが出来るんですね。で、私たちは空間を
見ているんですけども、同じ光の当て方とかその光の色味とかによって全く受ける
印象も違いますし、生理的な影響も違うということが、光から受ける影響として
分かっていることが段々増えてきているんですね。

具体的に言うと、例えばどういう事がありますか?
一つは、睡眠や覚醒のような体のリズム。誰でも寝ますよね。
私たちは実際同じ状態ではなくて、ホルモンや様々なものが24時間のリズムを
刻んでいるんですけど、それのリセットに光が大きな関与をしているってことが
分かってきて、更には光の色というのは、基本的には波長なんですけど、
青っぽい光は波長が短い方の光なんですね。で、そっちの方が影響が大きい
ということも分かってきてるんです。で、いまだと光の色味を度を変えると
生理リズムに合っているいるのかという様な考えたような、照明環境とかもされています。



今まで照明としては、ある程度色温度というもので、照明の色味が表されるんですね。
で、これまで普通青っぽいランプと思っていても6千ケルビンぐらいだったんですよ。
ケルビンっていう単位なんですけど、で、青っぽい光ほど高い色温度になるんですけど、
今、一万を超える様な本当の青空の光みたいなものも、簡単に出せる様になったので、
これはヨーロッパの小学校の話なんですけど、低学年の学生、子どもたちに室内の
照明の変化を与えようということで、光の量と色の両方を変化させて朝きたときは、
色温度の高い。しかも青空ぐらい高いという様な環境にして、それから休み時間は
逆に色温度の低いオレンジ色系ですね。照明にしてやって光の量も落としてやる
というような事をして。それから授業も内容によって、集中を求められる時にはまた、
高めの温度にして、光量も増やしてやるという様な、そういったコントロールを
することによって、児童の成績が向上したという様な例が報告されているんですね。
特に光は明らかに動植物などには、影響がありますし、道路なんかは防犯の為に
照明が必要なんですけど、近くに田畑があると稲の収穫とかに影響するんですね。
光を感じる植物ですから、そういう物には影響しますし、それから昆虫もやはり
そういう影響を受けたりもします。元から24時間のリズムでずっと進化してきたもの
に対して、それ以外の光を当てるということの害というのもありますし、
それから都市なんかも普通には、上に漏れる光は、宇宙に捨てているんだから
単なるエネルギーの無駄っていう事だったらいいのかもしれないけど、雲があると
反射してまた地面に帰ってくるんですよ。すると、空がやたら明るく見える日って
曇った日なんですけど、凄く明るいでしょ?
向こうで何してるんだろ?ってぐらい明るい時あります。
それは、それこそ動植物にもありますし人にも影響を与えたりもしますし、
技術の進歩と共にくる弊害みたいなものも研究所は考えていかなきゃいけない
という風に思います。



最後に先生、今後の研究テーマ、
もっと極めていきたい所は、どんな事がありますか?
やはり自然光を使うっていう事が非常に重要だと思うんですね。
エネルギー的に考えると、光は最終的に熱に変わるので、光として使うのは、
私たちは「上流で使用してる」って言うんですけど、価値の高い所で使う
という事なんですよ。ですから、今まで光っていうのは電気が無いと作れない。
で、低い温度では作れないものなんですね。なんでやっぱりそういう自然光の利用
ということは凄く考えていることで、特にその計算上窓を全部締め切って
LED照明にした方が特に日本の夏は、その方が省エネになるみたいな計算も
成り立ったりはするんですけど、やはり災害時とかそういう事を考えると
電気が無くてもやっていけるという事を考えて、まず建築環境として光を取り込む
ということと、それを使うという事。それからエネルギーだけではなくて
私たちへの影響ですね。それを考慮できるという事を何とか示したいんですよね。
で、色々やっているんですけども中々数値的な…、じゃあ光を取り込むことによって
生産性がどれだけ上がったのかとかいう事になってしまうと、まだまだ難しいのですけど、
そういう研究を細やかに今やっている所ですね。もうそれは、人生では全然足りない。
続けていって自然と人の間にある建築ということで続けていきたいな
という風に思っています。











2018年8月 6日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「建築環境」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
東海大学 工学部建築学科 教授 
岩田利枝先生 が登場!!

Img_6677
いま夏休み真っ最中ということで、多くの学生さんたちも聴いていると思うのですが、
工学部建築学科。どういったことを学ぶ学科なのでしょうか?
建築学科というと、皆さん普通の建築設計を想像されると思うのですが、
日本の建築学科は、そういう設計に関わるような計画系と呼ばれる分野と
それから構造などをするエンジニアリングですね。工学系と呼ばれる分野が
含まれているんです。両方が。で、いま建築学部になっている大学もあるのですが、
そういう融合したような学科になっています。工学系の中には、構造とか材料、施工。
それから環境設備というようなまた更に分野があってで私はその環境設備の中でも、
本当に基礎的な分野の環境工学というものを教えています。建築環境を割と数値的に
計算していくという意味で、環境工学という風に私たちは普段言っているんですね。


その建築環境は、住環境とは違うのですか?
工学部あるいは建築学科の中では住環境というよりは、提供者側。供給側の立場として、
色んな人達にとって、あるいは、色々な外界の条件にとって良いものを作っていく
という形で、住環境というと、自分たちが受けるものというような認識だと思います。
あくまでも不特定多数の人に、あるいは世界中の様々な気候の中で建築環境として
どう作ればいいかっていう様な、もっと広がったところにあるようなものだと考えます。

気象そのものを扱う訳ではないのですが、気象の振れによって室内環境をどういう風に
うまく適応させていくかっていう様な事とか、あるいはもうちょっと狭い地域ですね。
都市環境とかいわゆるヒートアイランドのようなものは完全に建築の方に責任も
ありますので、そういう時に建てていくときにどうやって風の道を確保するかなど
そういう事を考えていきますね。ですから、いま狭い環境の快適性の為に他の環境を
犠牲にしてはいけないっていう考え方なので、入れ子構造という風に言っているのですが
人から、室内環境、狭い環境から地球環境へと広がっていく中でのやり取りですね。
エネルギーや廃棄物のやりとりとかいう事を大きく考えるような学問領域だと思います。


そうなると、私たちは、受け手だとは思うんですけど、建築環境っていうのも、
凄く関わりがあるんだなって思いますね。
そうですね。やっぱり建築は、自然と人に間に建てているものですから。どっちの事も
考慮しないといけない。人の事もそれから外界。地球そのものも考慮していかなければ
成り立たないものなので、建築はすべての人に関わるものだと思います。気象も非常に
違いますし、それから文化の違いとか様々な事がありますので、その場所で作られる
建築の環境を作ることのできる建物っていうのは、もうそれぞれが違った形でベストに
なるっていう事ですね。ちょっと説明が難しいんですけど、まあある意味芸術的な所も
あるんですけど、じゃあ、北海道でいいものは、沖縄でいいのかっというと、
また違ったりするんで、建築の美しさって、その環境の中とか、それから地盤とか
構造もふくめるんですけども、様々な面で美しさって出てくるんですよ。それから
日本は新築が好きなんですけど、やはり使われているうちに価値が上がってくるよう
建築っていうのが本当にこれからは100年建築とか言われるように、そういったものを
めざしていくものになると思いますね。



先生は、ご専門としてはどういった事を研究なさっているんですか?
環境の中でも特に人への影響ということを環境の作り方ということで、人体影響。
生理的な影響だけではなくて心理的な影響とかそういう事も考えていくという様な
分野、学問で、そこらへんが専門で、熱環境とか音環境とか空気環境とか光環境
という風に環境も色々物理的な要素で分けて、人間側としては、五感ですね。
聴覚・嗅覚・視覚・皮膚感覚とかですね温熱感覚とか、乾燥感とかそういう事ですね。
そういった私たちが受ける感覚と、それから物理的な環境の関係を研究して、
じゃあどういう環境を作ってやったら良いかっていう様な事を考えていくという様な
研究ですね。やっぱり難しいのは、外界があるじゃないですか。地球環境というか
都市環境とか、屋外が。それで昼と夜があって夏と冬があって、人間の方も実は
生理リズムが変化しているんですね。で、一定の環境を提供してそれがいいです
という訳ではないんですよ。で、そのあたりが一つは非常に難しい所。
もう一つは無茶な話なんですけども、私たち平均的な人間の反応を想定して
やっているんですけど、実際にはそんな平均的な人間っていないですし、
乳幼児とか身近な所では高齢者とか、ある環境がすべての人にいい訳ではない
じゃないですか。そういうことも配慮していくというのも、建築環境ならではの課題ですね。







…と、お話してくださいました。










2018年7月30日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「海洋環境とエネルギー②」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、先週に引き続き
東京海洋大学 海洋電子機械工学部門 教授 
刑部真弘先生 が登場!!

Img_6501

刑部先生が出された新刊『エネルギーと環境問題の疑問55』
老若男女、様々な方からたくさんの疑問にお答えされていますが
その中から、今日も特に先生が興味深かった、という
子どもたちからの質問について、お聞きしました。


これビックリしたんですけど、
「効率の良いゆで卵の作り方はなんですか」と。最初どうやって答えようかなと。
例えば、刑部先生の肩書がシェフとかだったら分かりますけど、
先生、東京海洋大学の教授ですよね?

ただ、エネルギーの話をしていたんで、効率の良いゆで卵の作り方はなにか。
これ面白い。よく考えると非常に面白くて、多分ミツミさんもゆで卵入れて、
ガスか電気かボコボコボコってやってますよねますよね。で、ボコボコボコって
したらガスとか電気弱めていいんですよね。
沸騰してきたら、ってことですか?
なぜならば、沸騰した時は、100℃なんですよ。それ以上上がらないんですよ。
で、それ以上熱を加えても、エネルギーを加えても蒸気でボコボコボコって
いっちゃうんですね。で、ゆで卵が出来るのは、100℃のお湯の中に、
例えば6分から10分くらいですかね。入れとけばいいんですよね。それをずーっと。
ま、私もそうだったんですが、沸騰させちゃってるんですよね。で、蒸気って
すごい熱を持っているので、それをバーっといって部屋を暖めてる。
だから沸騰したらもう、弱めて大丈夫だと思います。
まさかそのゆで卵を作ることがエネルギー効率と結びつくとは思いませんでした。
そんなことが、例えば工場なんかでもいっぱいあるんですよね、蒸気がボコボコボコ
でているような所がありますので、私その、子どもの質問だったんですけど、
これはすごいなと思いました。
ちなみにその質問を届けてくれたお子さんは、将来はどういう道に進みたいと…?
できれば私の所に来てほしい!
スカウトしたいぐらいの。子どもの視点って面白いですよね。




先生が今進めている最新の研究テーマは、どういった内容でしょうか?
EVでエレベーターを動かすとか。それから見える化ですね。電力の見える化とか。
我々のスマホで簡単に見るとかありますけど、今一番面白いのが、前話したかも
しれないのですが、温泉の熱で発電をすると。85℃ぐらいの温泉の熱で電気を
作りたいということを、今一生懸命やってます。
半年ちょっと前に先生に来ていただいて、お話をされた時にちょうど
温泉発電の話。まあ冬ということもありまして、ちょうどいいタイミングで
だったんですけども、あの後研究が進まれたというか。機械ですか?先生。

ええ。発電装置が出来て、今失敗ばっかしています。
トライ&エラーというか、エラーエラーエラー。なかなか動いても
ずっと継続して動かないとかですね。色んなトラブルを乗り切って
温泉で発電をする夢は、まだ捨ててないんでやりたいと思います。
ある程度まで来ていますので、温泉を使って。今結構80℃とか90℃とかの
温泉が出てるんですね。そこで我々そのまま入浴する訳にはいかない。
やけどしちゃいますから。で、結局冷ましているんですね。熱を捨ててるんです。
その熱をもらって発電をするようなことを、ぜひ進めたいと思います。
そこにもエネルギーの秘められたパワーがあるわけですね。



今世界的に、需要があるというかこれから先でもいいんですけど、

一番クリーンとされる進んでいくエネルギーは、どういったものでしょうか?
いまイギリスですと、イギリスの風力発電が火力発電とか
原子力発電よりもよりも安くなったとで、イギリスは今風力をかなり増やしていく
特に洋上の風力ですね。こういったものを増やして、、CO2の排出を下げていく
ということをチャレンジしていると思います。
日本では、世界的な動きと逆行してるという風にも言われていますが、
石炭の工場が新しく出来てしまったりとか、またなんだか後ろにドンドン
戻っていくような感覚もあったりしますけれども。

そうですね。日本というのは中々。まあ、良い所でもあるんですが、方向をピッと
変えることが出来ないので、まあ今、規定の路線の中で石炭が増えていくような
状況になっていますけど、段々これから皆さんが太陽光とか風力とか自分で
設置して、で使う様になると、ちょっと変わってくるかもしれないですね。
今までは大型の火力発電とか原子力発電とか。ものすごい大きなものを作っていた
のですが、たぶんこれからのエネルギーって皆さんが変えると思います。
皆さんが電気自動車を買ったり、太陽光をご自宅の屋根に付けたり付けたり、
少しずつ変わっていくっていうのが、これからではないかな。と思いますね。
最後に先生。このご専門のエネルギー工学という点からもいいですし、
ご自身としてでも良いのですけれども、今後どんなことをやっていきたいですか?

やっぱり、この本を書いた動機もそうなんですが、これから市民が色々変えていくと。
そして、市民の背中をちょっとだけ押してあげる。最近の言葉で、ナッジ効果
というらしいのですが、そういったことを積極的に少しだけ背中を押して
あげるような事を、まあ私が出来ればいいのかなと思ってます。




…と、お話してくださいました。



刑部真弘先生の新刊『エネルギーと環境問題の疑問55』は、
現在、成山堂(せいざんどう)書店から発売中の他、各地の図書館にも所蔵されています。
お子さんと一緒に、エネルギーについてご家族で考えてみるのもいいですし、
夏休みの宿題としても、興味深いヒントがたくさん書かれている本です。








2018年7月23日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「海洋環境とエネルギー」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
東京海洋大学 海洋電子機械工学部門 教授 
刑部真弘先生 が登場!!

Img_6501

先生ついに、新刊が出ましたね。おめでとうございます!タイトルは?
「エネルギーと環境問題の疑問55」という本です。
今まで私が、例えばブルーカーボンとかエネルギーの話とか色んな所で講演した時
色んな方々から質問を受けまして、それをまとめておこうと書いたものです。
小学校一年生ぐらいから90才くらいのおばあちゃんまで色んな方々から受けた
質問に答えたものを私もそろそろまとめておかないと忘れちゃうものすから、
まとめて書いた本です。
それだけ本当に幅広い人たちが
エネルギーに興味を持ってらっしゃるっていうことですね。
そうですね。震災の後、特に例えば高層帰宅難民っていう言葉、覚えていますか?
高層マンションに住んでる方々が例えば、家に帰れなかったとか。マンションの
住民って実は避難所が無いんですよね。マンションにとどまる。だけど電気が
無かったらかなり生活も大変になるということで、私、今、電気自動車を使って、
そのマンションのエレベーターを動かす実験をやっているのですが、そういう事も
どんどんできるようになってきます。
EVを使ってマンションのエレベーターを動かす?それはどういう?
EVって結局水平に動きますよね?あれが垂直に動くのがエレベーターですよね。
だから動かせるはずだということで、チャレンジをこの5年くらいしていたのですが、
ようやく動かせるようになりました。
ではその高層帰宅難民という問題解決に繋がっていくのでしょうか?
そうですね。できればEVを高層マンションに向かわせてそこでエレベーターを
動かす。そんなことが出来るようになってきってきました。



刑部先生のご専門はエネルギー工学ということで、本当に色んなエネルギーを…
色んなエネルギーに興味を持って一般の方々との接点も忘れずにやらせて
いただいてるっていうのが実情ですか。
災害という面で先ほどは高層マンションのエレベーターをEVでという
話でしたけれど、それ以外には
どんなことがありますか?
例えば横浜の…前これお話ししたかもしれないんですが、今、船が発電して
いますよね。船内に電気を供給するのに。これをですね、外から電気を入れる。
例えば、ハマウィングで風力で作った電気とか船に入れると横浜港全体で
一年間に20万トンぐらいCO2の削減ができる。そういう事も是非やってほしい
と色々お願いをしているんですが、その船がさっきのEVを充電することも
出来るんですよね。海があればそこに電気があるんですね。船があって。
それをうまく陸で使えるような仕組みづくりっていうのが海洋国日本と
いうのは、非常に大事かなと思って、今までやってきました。
その成果というのは、なにか感じてらっしゃいますか?
そうですね。さっきマンションのエレベーターが動くようになったとか、
船に電気を送る仕組みとか、そういったものが少しずつ広がりつつあります。




先生が出されたこの新刊。「エネルギーと環境問題の疑問55」。
色んな方から寄せられた疑問っていうのがこの本の基礎になっている
という事ですが、先生が目からうろこだなっと思った質問って
どんなものがありましたか?

一番面白かったのはですね。子どもからの質問で、エレベーターを効率的に
乗るのにはどうしたらいいの?と。
え?!効率的にエレベーターを乗る方法?
エネルギーをあまり使わないでエレベーターに乗るにはどうしたらいいですか?
ってきたんですよ。これがですね、よく考えて回答したんですけど、例えば
今10人乗りのエレベーターがありますね。あそこに5人乗るんです。
5人乗るとほとんどエネルギー使わない。
半分にするだけでですか?
なぜかっていうと10人乗りのエレベーターって5人分の重りがついてるんですね。
で、バランスした状態でエレベーターを動かすと、ほとんどエネルギー使わない。
で、一人で乗ると結構使うんですよね。10人乗ってもやっぱり使う。
じゃあ、15人乗りのエレベーターとかだとどうなるんですか?
7人とか8人ぐらいで乗るといいなと。だいたい半分ぐらいの人数で。
エレベーターってバランスしてますんで、重りと。するとバランスして動くので、
エネルギー使わないと。これも子どもの質問だったんですが、
考えてかなり感動しました。ぜひここに…ここ10階ですよね?
10階まで来るとき10人乗りだったら、5人集めて乗って省エネ出来ると思います。
でもそう思うと先生。元々10人乗りの物は5人乗りっていう風にすれば
すごくいいんじゃないの?って思うのですが。

ただ、最大どれだけ乗れるかってことをやっぱり表示しとかないと。
10人乗れるんだったら「最大10人乗り」という表示ですよね。
だから10人だったら、5人というのがベストですね。
で、さっきの電気自動車で高層マンションのエレベーターを動かすときにも
それが重要になります。電気を使わないで。出来るだけ使わないで
長く動かせる方法が、その半分乗せればいいんですね。




…と、お話してくださいました。








2018年7月16日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「SDGsとリサイクル」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
横浜市資源リサイクル事業協同組合 
企画室室長 戸川孝則さん が登場!!

Img_6436

先週は今年も環境絵日記、みんながどんな作品を送ってくれるのか楽しみだね、
とお話しをしていたのですが、その環境絵日記が…
実現したプロジェクト、横浜リユースびんプロジェクト!子どもの作品のなかで
リユースびんで瓶を回せば、色んなものを入れていけばいいんじゃないか!という
様な作品があったので、僕ら、リサイクル業者としては。といってもリユースびんが
どんどん減っていっちゃう。じゃあ何をしたらいいの?って考えた時に、
じゃあ自分たちでリユースびん作っちゃえばいいじゃん!っていう所まで
背中を押してくれたっていうか。大人が、いやー考えても無理だよと思ってた事を、
子どもが「やりゃーいいじゃん」って言ってくれたから、やれたプロジェクトです。

どんどん動きも広がっていまして、
ツアーをやろうよってことになっているそうですね。
そうなんですよ。今度、地産地消の産地を巡るバスツアー(夏)というのをやるんです。
これは、どんな内容なんですか?
これはですね、リユースびんっていうのは、また洗って使うのがリユースびんなので、
洗瓶工場というのがあります。実はこの洗瓶工場が横浜に一か所だけあるんです。
瓶を洗う工場。そこを見学まずしましょうと。そこで、リユースびんっていうのは、
こんなに環境負荷が低いんですよ、という勉強をしながら瓶が洗われている行程を見る。
で、その後は、地産地消の食材を使ったとても美味しいレストランで昼食。ごはん付き。
最後は、青みかんのしずくの原材料である、青みかんを自分で摘む。青みかん狩り。
その、摘んだ青みかんは持って帰れますよ。多分酸っぱいですよ!
でもあの酸っぱさは、好みでした。ビタミンを感じるし、あと何より果物の
青みかんが持っている
地の強さというか、それも感じられましたからね。
これはまだ募集は間に合うんですか?

はい。実施日は、8月2日木曜日ですが、申し込みの締め切りが7月19日木曜日。
〆切迫っていますが、ただ、抽選なんで、申し込んでいただければ、、、
可能性はあります!
7月19日木曜日までにお申し込みください。これどちらに申し込めば?
これも横浜市資源リサイクル事業協同組合のホームページでトピックが
載っているんでクリックしていただけると、申し込み方法出てきます。




戸川さんが企画室室長でもある、こちらの組合。
資源リサイクルというのがありますが、やっぱりまだまだ、という所ですか?
資源リサイクルで一番大切な事っていうのは、キチンと分別できてるかどうかなんです。
どういう事かっていうと、リサイクルっていうのは、もう一回原料とか材料にして
新しい製品を作るんですね。で、原料にするんだったら、ちゃんと原料になってないと
ダメじゃないですか。例えば、何かと何かが混ざってたら原料にならない。で、
横浜の皆さんは、本当に協力度高いんですけど、やっぱりね、キチンと分けられて
ない所あるんですよ。例えばね。ペットボトルのキャップとラベルの問題です。
もう浸透してると思ってましたけど。
でしょ?ペットボトルなんて、キャップとラベルを分けてちゃんとボディだけにして
出すんですよって、言われてますけど、ちょっとゴミステーション見に行ってください。
ポツンポツンと入ってるんです。なんでねペットボトルはキャップとラベルを
外さなきゃいけないかっていうと、同じプラスチックではあるんですけど、
プラスチックの中で種類が違うんです。それを僕ら受け取ったとすると、キャップと
ラベルを剥がさなきゃいけないんです。だとすると一番最初にやった方が、より良い
材料になる。で、ちょっとだけ話すと、ペットボトルのペットって、なんの略だか
知っていますか?ポリエチレンテレフタラートっていうプラスチックの原材料
なんですけど、頭文字のPETをとってペットなんです。で、キャップは、
ポリプロピレンっていうプラスチックなんです。ペットは硬くて水に沈むんです。
ポリプロピレンは、柔らかくて水に浮くんです。柔らかいものと硬いものを一緒に
くっつけるから蓋がピタッとしまるんです。だから、別々の材料である必要が
あるんです。ペットボトルを飲み物として提供するには。
でも、材料とするときには、分けないと材料に戻らない。

そのやっぱり、分別しましょうだけというだけではなくて、なぜ分別する必要が
あるのかっていった所で、
その資源の大本のことを考えるっていうのは、
とっても大事なことですね。
そうなんですよ。で、出前講座をよくやっているのですが、そこでやっぱり
一番多い質問は、ルールが聞きたいんじゃなくて、どうしてが聞きたいんだ。
で、なぜが分かれば、納得できるって話なんですね。で、納得したものは、
裏切らないんですよ。だから、ちゃんと分けてあげよう!っていう気に
なってくれるんですね。



それでは最後に戸川さん。色んな話を伺ってきましたけど、
企画室室長としまして、今後の抱負などあれば、是非お聞かせください。
先週もお話しの中で出てきたSDGs。このSDGsってのが、いまビジネスの
世界の中の共通言語になりつつあって、世界で活躍する大企業さんからそこの
流れは始まってるんですよね。大企業さんだけがやっていくものかっていうと、
そうではなくて大企業さんとお付き合いしてる企業さんもいっぱいあって、
そのお付き合いしてる企業さんにもその、SDGsの流れって着実に近づいて
行ってる。だから今その対策として、この7月下旬ぐらいですかね、
横浜市内の中小企業さんを中心としたSDGs推進プロジェクトを、
立ち上げる予定です!そこでは、中小企業がSDGsに取り組む際の手順や
具体的な進め方なんかをプロジェクトのメンバーでみんなで話し合って、
何が分からないのか、どうしたらいいのか、というのを疑問を出し合いながら、
じゃあ誰かを呼んできて勉強しようとか、じゃあみんなで知恵を出そうとか、
というのを作っていこうかなと思っています。言われたマニュアルをやりなさい
じゃなくて、自分たちが分かんない事を解決しましょうよネットワークを
作ろうかなと思ってます。
さっきのお話しにも繋がりますね。なぜどうしてという部分がクリアになれば、
自然と私たちは出来るようになるっていう。
はい、そこを目指していこうかなって思ってます。








…と、お話してくださいました。








2018年7月 9日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「SDGsとリサイクル」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
横浜市資源リサイクル事業協同組合 
企画室室長 戸川孝則さん が登場!!

Img_6438

横浜市資源リサイクル事業協同組合といえば、環境絵日記。
これまでも色んなお話しを、聞かせていただきましたけれども、今年も楽しみですね。
はい、今年もやりますよ。環境絵日記。環境絵日記は、夏休みの宿題として、
小学校の子どもたちに絵日記スタイルで、環境問題を考えてくれるキッカケを作っている
取り組みで、今年で19年目になります。
それくらいやっぱり環境問題について、まだまだ私たちが取り組まなければいけない
課題が沢山あるということでもありますよね。今回のテーマは?

今年のテーマは「みんなでつくる環境未来都市・横浜」実は、去年も同じテーマ
だったのですが、今年横浜市がSDGs未来都市に選定されました。それを受けて、
保護者の方が見る応募要項の中でちょっとだけSDGsに触れさせていただいています。
このSDGsというのは、Sustainable Development Goalsといって、
持続可能な未来に向けて、みんなで手を取り合ってやっていこうよっていう、
17のゴールですね。

本当にSDGsってできたのは、一昨年出来たんですけど、その前から子どもたちに、
あなたの生きたい未来はどんな未来ですか?と聞いたら17個のゴールが書かれています。
ミツミ:そこに必ず紐づいてきているっていうのは、やはり子ども達の意識の高さ
というか、目の付け所が素晴らしいなという風に、改めて思います。




例えば、去年の作品ですが、17のゴールの内の16番目って平和と公正をすべての人に
というんですよ。環境絵日記って環境なのに、平和について書かれてる作品が実は
去年出てきたんですね。夏休みにミサイルが頭の上を飛ぶとか飛ばないとか、という
ニュースがありましたね、去年。やっぱりああいうニュースがあると彼ら、
子どもたちは自分の未来には、そういうのが無い方がいいって書き始めるんですね。
しかも、これを書いてくれた日。日にちも入れられる様になっているのですが、
それが終戦の日っていうのも、またその想いっていうのが表れていますよね。

それから、私がこのSDGsに紐づけるとしたら、この目標8に挙げられてる
「働き甲斐も経済成長も」という所で、お父さんとお母さんと一緒に遊べる未来
という題名で書いてくれていて、これって確かに子どもにとってもやっぱり、
お父さんお母さん、親と過ごせる時間ていうのは、貴重だし、でも親としても
子どもたちに色々と豊かに育ってほしいからって、その為にはお金も必要だって、
未来を考えて働く。そこが同じ目標なのに、同じ想いの下なのに結びつかなかった
という所を、彼女は小学校一年生にして、なんとか解決したいっていう風に
気づいてるわけですよね。
彼女が凄いのは、だからお父さんとお母さんと一緒に食事がしたいで終わらないで、
私が大人になったら、子どもたちと食事をする家庭を作るって書いてあるんですよ。
更に自分の未来へ。
泣きそうになりますよね。
毎年こういった作品が、何作品ぐらい集まっているのでしょうか?
昨年で、2万3千作品ですね。ここ数年、多分2万以上です。2万作品というと、
横浜市内の小学生の13パーセント。10人の1人以上が書いてる計算になります。
かなりの参加率ですよね。だからそれだけの子どもたちが環境について考えて
くれているということは、
解決策も更に生まれていく。となると、この環境絵日記。
もう本当に皆さんに参加してほしいですよね。

本当なんですよね。そうなんです。




環境絵日記は市民選考会を行っています。毎年30名ぐらいの市民の方に集まって
いただき、大体千作品を、半日がかりで見ていただけます。
今年はそれを9月29日土曜日に開催します。
その選考会員はどなたでもなれるんですか?
一応、どなたでもなれますが、やっぱり横浜在住か、在勤の方が良いと思います。
なりたいと思ったらどちらに応募すればいいですか?
それはですね、横浜市資源リサイクル事業協同組合のホームページにアクセスして
もらうと、トピックっていう所がありますんで、そこに環境絵日記市民選考員募集
とありますので、そこをクリックしていただければ分かります!

実際に選考委員経験もある戸川さんは、
作品を見ながらどういう風に感じられましたか?

僕ら大人が「いやーそれって考えてもしょうがないからいいやー」って諦めてたような
事を彼らが、これ間違ってるって言ってくるんですね。そのボールを千本ノック
みたいな感じで受け取るので、物凄く体力使いますよ。
その瞬間を思い出されながら、ちょっと戸川さんの目がうるっとしてくる所に、
やはりその未知数の可能性みたいなものを感じますね。

もう彼らの可能性を考えただけでワクワクす、ゾクゾクします。

ではその子どもたちが環境絵日記に参加することで、
どんな将来に繋がってほしいですか?

やっぱり子どもたちの、こうした方がいいんじゃないかっていうメッセージが
しっかりこの環境絵日記に描かれていると思います。しかも絵と文章で表しているので
、僕ら大人が見てもきっと分かるはずなんです。僕ら大人が「うまく書けてるね」と
その作品を見てしまうと、ただの子どもたちの作品で終わっちゃうのかもしれないけれど、
子どもたちが僕らにメッセージとして出してるとするんだったら、僕ら大人がそれを
真摯に受け止めないといけないと思う。そして、それが出来るときっと未来の横浜は
持続可能な社会に近づくのではないかなと思ってます。

そして、その持続可能なという意味も込められていますし、正に環境絵日記での
テーマを基に動いたプロジェクトもありますので、それについては来週伺っていきます。












2018年7月 2日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「環境プロモーション②」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
公益財団法人日本自然保護協会 経営企画部部長 岩橋大悟さん
株式会社ラッシュジャパン バイイングチーム 黒澤千絵実さん が登場!!

Img_6330

日本自然保護協会が、
群馬県みなかみ町で取り組む「赤谷プロジェクト」をきっかけにはじまった
LUSHとつくる「環境につながるプロジェクト」について、お話を伺います。


実際にLUSHでは、どんなことをなさっているのでしょうか。
黒澤:日本自然保護協会さんと、地元の人たちで出会って話していく中で、
地元の人たちが木材を使う中で、おがくずであったり、端材が出ることを知りました。
それらは通常燃やしてしまったり、捨ててしまうものだったのですが、それらを
私たち化粧品のゲスト商品を扱っていて、そこに包装紙を使っているんですね。
なのでそういった端材やおがくずを包装紙の原料にできないか?って考え始めました。

岩橋:自然保護のイメージと逆行するように思われるかもしれないんですけど、
木を切って森を守るみたいなことがひとつキーワードになっておりまして、いわゆる
高度成長期の時代に、日本人は成長の早い杉ですとか、ヒノキですとか、奥山にまで
植えに植えまくってしまってしまった時代がありまして、それがキチンと管理されてれば
それはいいんですけど、なかなか管理が行き届いてない森が、日本全国に広がっていて
赤谷の森にも、広がっていて、イヌワシはそういう森ではハンティングが出来ない。
翼を広げると2メートル近いので、木が密集している、いわゆる木の畑状になっている
人工林の所では、なかなかハンティングが出来なくて、それは、管理されて定期的に
切られていれば、ハンティングすることが出来るんですけども、なので我々は皆さん
からのご支援でイヌワシの為に、ハンティングできる場所を 木を切るっていう活動をして、
その木が売れれば本来は切られているんですけど、なかなか売ることが出来ないので、
切ったは良いものの、その木の使い道はどうするっていうのが、ずっと悩みでした。
その木だけではなくて、実は赤谷の森のふもとに赤と青のカスタネットの工房があって、
小学校のころには、お道具箱には、我々の世代には少なくとも一人一つ持っていた。
99パーセント以上がその赤谷の森の麓の工房で作られてるって歴史があったのですが、
今は、少子高齢化ですとか学校でも備品扱いになってることが多くてですね、
工房自体は、5年前閉じようとしてた時に、赤谷の森の材を使ってカスタネットを
作ってくれないかとっていうのがきっかけでカスタネットが出来上がったんです。
赤と青には塗らずに無垢のカスタネットが出来上がって。で、さっきの黒澤さんの話に
戻りますが、その削るカスとかはある意味無価値だったんですね。無価値なものに
もっと価値を付けていこうよっていうところも私たちの大切な活動の中で、
LUSHさん、そこに目をつけてくださって、削りカスとかを有効活用してくださって
それを考えていくと赤谷の森の自然を守ることにつながっていくペーパーなので、
イヌワシペーパーとかカスタネットペーパーという名前を付けて、ギフトボックスに
なって商品になっていますね。



どうですか?実際に販売が始まってから。
黒澤:やっぱり反響は大きくて、今まで人工林の事とか森林問題を知る機会が
無かった人って多くいると思うんです。そういった人々に向けてギフト商品を通して、
今起こっている環境課題を伝えられたってことは大きいことですし、元々ギフトって
人に贈り物をする、相手を思いやるって気持ちを表したものじゃないですか。 
そのギフトに使用する資材が森、生き物、そして地域をよりポジティブな影響を
与えられるものを調達することで、相手を思いやる気持ちと一緒に地球そして、
次世代への思いやりっていうのを、一緒に表現してギフトにしたかったので、
凄くこちらも渾身の一作というギフトにできたかなとおもいます。 

岩橋:少なくともこういう事例、自然保護とか地域づくりに繋がっていく様な
原材料調達みたいなのは、恐らく日本でも初めての事例なんじゃないかなと思っていて、
私たちとしましても、この活動・連携は、これからも力を入れていきたいと思っています。



改めて今後の展望などありましたら、教えてください。
黒澤:包装紙だけではなくて、もっと色んな範囲でこの赤谷プロジェクトに
関わっていきたいと思っているので、ひとつ始めた事が、ギフトを発売した後に
私たち化粧品も販売しているので、その化粧水の原料の水を、みなかみ町の水を使っています。

岩橋:赤谷の森の麓から湧き出している水で化粧水ができ、今、既にそういった展開も
スタートしています。

黒澤:水と一緒に豆腐も化粧品に使っています。お豆腐もやっぱり水が大事な原料に
なっていると思います。なので、みなかみ町のお豆腐屋さんから豆腐を仕入れて、商品に
使用したいと考えています。やっぱり実際に肌につける原料に赤谷の森の恵みというものを
取り入れることによって、自然保護へのアクションにより、多くに人に自分事に考えて
もらえるのではないかな、と思って、今後お豆腐を取り入れようと考えています。

岩橋:あとは、赤谷だけじゃなく、我々南三陸などでも活動しているのですが、その
南三陸でも、イヌワシを守ることにつながる木材を使って、机などの重機も意味のある
ものにしていこう、ということで、店舗の重機なども実はこういった活動から使って
いただいたりする取り組みも始まってきている。同じような形で、今赤谷から全国に
広がっている状況ですね。

これからが本当に楽しみですね!
黒澤:そうですね。私たちもただ原材料を買う、という関係だけではなく、地球環境や
社会課題に向けてひとつのパートナーとして、取り組んでいきたいと思っています。

岩橋:そうですね!原材料自体はおそらく他で買うよりも少し高く値段がつくのですが、
それでもLUSHさんはいいんだ!と言ってくださっている。ちょっと高くても、本当に
自然を守ることにつながっていて、本当に地域を守ることにつながっている、それこそに
価値があるんだ、とはっきりとLUSHさんは言ってくださっていて、それを早速こうやって
実行に移してくださっている。こういう取り組みは我々をきっかけに、やっぱり日本全国に
広がってくれればいいな、というのが我々の願いですね。

…とお話してくださいました。










2018年6月25日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「環境プロモーション」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
公益財団法人日本自然保護協会 経営企画部部長 岩橋大悟さん
株式会社ラッシュジャパン バイイングチーム 黒澤千絵実さん が登場!!

Img_6330
黒澤さん、まずはLUSHについて教えてください。
LUSHは、入浴剤や石鹸をはじめとする化粧品の会社でして、世界49か国、
約900店舗。神奈川県にも愛甲郡の愛川町に工場がありまして、そこからは、
国内約100店舗とアジアにある店舗に向けて製造・販売を行っています。
私たちが所属するバイイングチームというのは、これらの化粧品に使用する
原料の仕入れを担当していて、商品をお客様に気持ちよく使用してもらえるように、
品質はもちろん原材料の調達先にもこだわって、どこからとれた原材料なのか、
だれが作っているのかクリアに伝えられるようになることと、これらの原材料を
買う事で地球環境や社会にどういった貢献が出来るかということを、常に
考えながら仕入れ・設計を行っている部署です。

つづいて岩橋さん、日本自然保護協会について教えてください。
日本自然保護協会は、全国に約2万5千を超える会員の方や寄付サポーターの
皆さまに支えられて活動しているNGOです。今から約70年前に尾瀬ヶ原を守る
活動から生まれたNGOです。尾瀬が戦後まもなく、水で沈めてダム開発をする
という計画が具体化した時に、尾瀬の美しい湿原は子どもたちに残すべきだと、
立ち上がった登山家の方とか研究者の人たちが立ち上げたのが、日本自然保護協会の
設立のきっかけになってます。その後、戦後の復興期や高度成長期に尾瀬だけではなく、
日本全国にいわゆる開発問題が広がって、有名な場所ですと、白神山地、小笠原、
知床、屋久島などで活動を続けてまして、なので、今いわゆる日本の景勝地で
みんなが歩いてみることが出来る場所は、ほとんど実は皆さまからご支援を得た
日本自然保護協会とか、あとは地元の人たちが活動してきて、守られた過去が。
尾瀬もそうですし、上高地もそうですし、屋久島も小笠原も全部そうなんです実は。
いま当たり前にあるものって、なかなかその大切さに気付けないですが、そんな
当たり前にあるものを、これからも当たり前に残していこうよ!ということを
ポリシーに、いまでは北は北海道から南は沖縄まで、皆さまからのお力を借りて
活動している団体です。



そんなLISHと日本自然保護協会が、どんな繋がりで関わることになったのですか?
黒澤:きっかけをお話ししますと、元々LUSHの購買の理念として、再生的な購買
をしていきたいという考えがあり、今までも持続可能なという考え方で再生紙で
あったり、インドの女性たちが作るリサイクルコットンペーパーというものを
使っていたのですが、それだけでは地球っていうのは良くならないのではないか
という事に気づいて、特に、日本が抱える森林問題について私たちが具体的な
アクションが取れないかと色々考えていた時に出会ったのが日本自然保護協会さんの
「赤谷の森プロジェクト」というプロジェクトで、そこから緊張しながら
日本自然保護協会さんに連絡を取ったのが、始まりですね。
それが去年2017年の10月ですね。

まだ1年も経っていないのですね
黒澤:そうなんです。
岩橋:ミーティングにミーティングを重ねて、一緒にLUSHさんの本社があるロンドン
にも行ったりして。海渡ってこのプロジェクトを発表する機会もいただいて、
二月には今回のきっかけになってるリリースを打って、商品を発売するという所まで
いけたので、三か月、四か月で形にして。
黒澤:そうですね。一番最初のミーティングで意気投合してしまって、
そこから凄く早かったですね。


岩橋さん。このキッカケになった「赤谷プロジェクト」というのは、
どういう事をされているのでしょうか?
岩橋:赤谷プロジェクト。漢字の「赤」と「谷」と書いて、あかやと読みます。
群馬県水上町に広がっている約1万ヘクタールの広大な森を私たちは、
プロジェクトエリアとしており、そのエリアの事を赤谷の森と呼んでいる、
そこでプロジェクトしているので「赤谷プロジェクト」と呼んでいます。
わかりやすく言うを、山を越えると苗場スキー場です。山登りが好きな人だったら、
谷川岳の仙ノ倉山っていう山があるんですが、その山のエリアは、すべて
赤谷プロジェクトのエリアでして、そこで私たちは自然を守る活動はもちろんですが、
守った自然の恵みで持続的な地域づくりにも活かしていこうよ、という
プロジェクトを行っておりまして、プロジェクトが始まってからは、
今年で15年経ちます。

我々が関わるキッカケになったのは、約30年前くらいにさかのぼり、
その赤谷の森でダムの開発計画とスキー場の開発計画が立ち上がった時に、
この森はやはり残したいと、地域の人たちが立ち上がって、そこから
日本自然保護協会も一緒に活動を始めたのがきっかけになっておりまして、
幸か不幸かバブルが弾け、開発計画が止まって。止まったら日本自然保護協会は
身を引くんですけど、守った自然をもっとよくしていこうよっていう事でですね、
そこから「赤谷プロジェクト」が始まって、今回のLUSHさんとの連携の
キーワードの一つになっているのですが、赤谷の森にはイヌワシという
絶滅危惧種が生息しています。翼を広げると2メートル以上になって、
日本最大級の猛禽類と言われていまして、一万ヘクタールという山手線の内側の
1.6倍の広さでイヌワシは、一ペアだけ住んでます。つまり2羽ですね。
逆に言うとそれぐらいの自然が合って初めて1ペアが暮らすことが出来る動物です。
いまは、全国に500羽程度しかいないと言われていまして、つまり200つがい
くらいしか 暮らし居ないと言われています。我々は、イヌワシが暮らせる森
というのはすでに科学的に「森が豊かだ」と科学的に立証されていますので、
イヌワシが暮らせる森づくりっていうのをキーワードにして、イヌワシがいる森
というのは、イヌワシをてっぺんにして、下に色んな動植物が暮らすことができる森
だと言えるので、イヌワシを守る活動などを柱にして活動にしています。



…と、お話してくださいました。







2018年6月18日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「サスティナビリティ②」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、先週に引き続き
IKEA港北
ローカルマーケティング スペシャリスト 尾崎愛さん
が登場!!

Img_6307
先週は横浜市と結ばれている連携協定のうち、
省エネルギー対策の推進についてお話しいただきましたが、今週は?
今週は、再生可能エネルギーと、地産地消に関してお話しいたします。
現在日本国内で日常的に使用する主なエネルギー源というのは、石油や石炭などの
限りのある化石燃料です。限りがあるということは、持続可能な暮らしをしていく
上では、非常に大きな課題になってしまいます。そのため、皆さんご存知だと
思いますが、太陽光や地熱、風力や水力などの再生可能エネルギーの活用が
重要になっています。そして近年注目されているエネルギー減の一つが、水素。
水素は、酸素と結びつけることで、発電して燃焼させて熱エネルギーとして
利用することができます。その際にCO2を排出しないことから、クリーンエネルギー
として注目されています。IKEA港北では、2016年の4月より水素エネルギー推進の為に
週に、火曜木曜の2回、エネオスの移動式水素ステーションにお越しいただいています。
やはり最初スタートした時は、知名度もなく、水素エネルギーの事をご存じなかった
かと思うのですが、段々利用台数増えてます。あとは常連のお客様が毎週やってるな、
と来ていただいているようです。



IKEA港北があるのは、横浜市の都筑区。皆さん都筑区といえば、新興住宅地の
イメージがあると思います、実は農家さんの数が横浜市内でNO.1なんですね。
多くの農家さんが、農産物小松菜などを作られているのを皆さん、あまり
ご存じでないと思います。
横浜の小松菜といえば、たしか日本でも全国で2位…なんですよね。
そうなんです。私も昨日実際に小松菜いただきました。美味しかったです。
シャキシャキして。そういった地元の作りたてのお野菜を地元で、消費すること
によって余計の輸送コスト、流通のプロセスを省くことができます。つまり
消費者の皆さんにとっては、お財布に優しいだけでなく、トラックによる
長距離の運搬が省ける為、CO2の排出の削減にもなります。
6月は皆さんご存知の通り、環境月間ですけども、IKEA港北では、
都筑区だけでなく近隣の農家の皆さまにご協力いただきまして、毎週土日、
野菜の朝市を行っています。地元の農家の皆さんが、安心安全を心がけて作られた
トマトやキュウリ、ホウレンソウといった旬の新鮮な野菜が、IKEA港北の
ストア前で販売されます。ぜひ近隣の皆さま、お店に来て新鮮な野菜をご覧ください。




今後横浜市とどのような報告を目指したいとお考えですか?
誰もがご存知かと思うのですが、日本は超高齢化社会ですよね。人口も減少
しつつあります。横浜市は辛うじて2020年頃までは、人口が増え、かつエリアに
よってはお子さんの数も増えているかと思います。しかし今後は減少に転じていく
と予想されています。今後ますます高齢者かつ単身の世帯が増えていく中で、
いくつになっても快適な暮らしをしていくために、どういった取り組みが必要なのか。
こういったことを横浜市と考えていきたいと思います。
実際に一つの事例ですが、IKEAではすでに高齢者の方でも使いやすいような、
製品のテストを行って開発されたオムテンクサムというシリーズが販売されています。
スウェーデン語で「思いやりがある」いう意味です。高齢の方々が抱える様々に
ニーズに焦点を当ててデザインを行った商品なんですね。
例えば瓶を開ける時って結構力がいると思うんです。それを開ける為に
ゴム状のクロスがあって、それを使うと簡単に蓋が開けられるとか。
食器の側面の所にゴムが貼ってあるので、食器がずれにくい。つまり割れにくい、
これは落としてもなかなか割れない素材を使っています。
IKEAの企業理念は、より快適な毎日をより多くの方々に。というものです。
今後日本の高齢社会を見据えて、我々民間企業や行政も様々な施策が問われています。
一方でIKEAは、こどもが世界で一番大切な存在と考えています。こどもの安全な
暮らしや教育をサポートするのがIKEAの使命と思っています。いままでもIKEAは、
グローバルパートナーであるユニセフや、UNHCRさんと協力して世界のこどもたちに
教育の支援等をしてきました。実は2015年より、IKEAジャパンでは、
「IKEAファミリーこども募金」というものを展開しています。
IKEAファミリーメンバーの方もいらっしゃると思うのですが、お客様が
IKEAファミリーメンバーとしてお買い物されるとお会計金額より10円が
こども募金の積み立てとして、寄付されます。こちらその寄付金をもとに
IKEA港北を含め各ストアなのですが、近隣のお子様の施設に家具を寄贈するという
取り組みを行っています。実際IKEA港北では、この三年間に中区の聖母愛児園、
保土ヶ谷区の向陽学園、鶴見区の済生会東部病院のこどもセンター、そして直近では
南区のくらき乳児院に寄付を行いました。お客様がIKEAファミリーメンバーとして、
楽しくIKEAでお買い物をしていただくだけで、実は間接的に地域のお子様たちの
暮らしを快適にするサポートをすでにされているんですね。
快適だけじゃなく、笑顔が笑顔を生む。
それを見せてくれるのがIKEAだなと今回改めて思いました。


…と、お話してくださいました!










2018年6月11日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「サスティナビリティ」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
IKEA港北
ローカルマーケティング スペシャリスト 尾崎愛さん
が登場!!

Img_6307

IKEAといえば北欧家具ですが、人にだけじゃなく地球にも優しい!

現在、世界にどれくらいの店舗があるのでしょうか?
IKEAは世界約30ヵ国に300店舗以上を展開しています。世界的な規模でビジネスを
しているので、環境や社会、人々。すべてに大きなインパクトを与える可能性が
あります。なので、環境問題など多岐に渡って責任を負っているとIKEAは考えています。
IKEAのサステナビリティ戦略は、ピープル&プラネットポジティブというものです。
こちらは文字通り、人と地球そして、ポジティブな影響を両方に対して与えよう
という意味を持っています。

家具のブランドが、なぜそういう思いを持って今活動をしているのでしょうか?
皆さん、ユニセフやUNHCRなど国際的な機関、聴いたことがあると思うのですが、
我々商品の売り上げの一部をそういった機関に寄付することもしています。
それによってお子さんたちの教育をサポートしたり、また難民として生活する人を
支援することが出来ます。

実際に行ってみると、家具だけじゃなく、色んな事に触れられるのがIKEAですよね。
そうですね。皆さんご存知だと思うのですが、2階にはレストラン、1階には
例のホットドックとソフトクリームを売っているショップがあります。
IKEAといえば、レストランの有名なメニューがサーモンだと思いますが、
レストランやショップで使用しているものは、ASC認証というものを受けています。
水産養殖管理協議会のことです。責任をもって開発された水産物にのみ認証を
行っているという団体です。IKEAではビジネスを通じて、人と環境の両方に良い
影響を与えるように、こういったものを使っています。



一時的に使うのではなくて、使い続ける。

つまり持続可能に、というのが、またIKEAの大事なポイントだと思うのですが、
横浜市とIKEAはどう関わっていらっしゃるのでしょうか?
ありがたいことに2006年に横浜市の都筑区で、私共オープンさせていただいたのですが、
それ以来、地元折本町の皆さまとは、清掃活動やチューリップの球根植えなど、
地域活動をご一緒させていただきました。で、先ほどご紹介させていただいた、
ピープル&プラネットポジティブ。こちらの戦略は、2013年に作成させていただき
ましたけれども、こちら横浜市が描いている環境未来都市構想。こちらと非常に
親和性が高いんですね。高齢化社会の対策などを強化したこちらの横浜市の構想なのですが、
これで、じゃあ一緒に何かできないかということで、考えていきました。で、親和性が
高かったので、より多角的で、かつ地域社会へインパクトがある取り組みを実施したい
ということで、3年前2015年の9月に、IKEAジャパンとしては初めて、
サステナビリティの分野における連携協定を横浜市と結びました。こちらの連携協定
によって、横浜市全体での環境活動や、地域貢献の取り組みが可能になったのです。





連携協定ですが、大きく4つの分野から構成されています。
一つ目が省エネルギー対策の推進。二つ目が再生可能エネルギーの導入と利用拡大。
そして三つ目が地産地消及び、食育の推進。
最後4項目は、その他持続可能な社会を目指した取り組み全般に関することです。

一つ目の省エネルギー対策の推進に関してなのですが、
実際具体的な活動としては、2015年より市内の主に団地にお住まいの
高齢者の皆さまに、LED電球の寄贈を行ってきております。
これまでにいくつ寄贈されたのですか?
開始したこの2年くらいですかね。約5800個のLED電球を7つの区で寄贈させて
いただいています。直近なんですけども、実は、明後日港南区にあります野庭住宅
という所で、新たに1080個のLED電球を寄贈する予定です。港南区というのは、
ちょっとみなとみらいとは雰囲気違うのですが、高齢化率が高いエリアです。
特に一人暮らしの高齢者の皆さまにとって電球の交換作業というのは、転倒の原因。
御怪我や病気の原因にもなってしまいます。なので、自治体や地域の皆さまと
協力して、省エネルギー対策の推進でもあるんですが、地域の皆さんが安心して
暮らせるようなご協力をしていきたいと思っております。

明後日6月13日ですね。およそ1080個ですからね。これの取り付けに
お孫さんに来てもらうなどあると、おじいちゃまおばあちゃまも、
より元気になれそうですね!

はい、いまのところはお子様に来ていただけると助かるのですが、
我々のスタッフだとか、あとは民生委員の方とか地域の暮らしをサポート
している皆さんと一緒に取り換え作業を行います。



…と、お話してくださいました。