YES! For You

2018年5月21日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「海風②」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、先週に引き続き
国立研究開発法人 海洋研究開発機構 通称 JAMSTEC 
地球情報基盤センター 杉山徹さん が登場!!

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この周辺、みなとみらいなども研究はなさったのでしょうか?
みなとみらいのヒートアイランドの状況、熱環境と我々は言いますが、
それをスパコンを使って研究しました。
そのスパコンは、このみなとみらいの熱についてどんな数字を出してくれたんですか?
シュミレーションするためには、街の形をコンピューターの中につくります。
どんな高さのビルがあるか、どこに道があるかどこに川が流れてるか。
そして大切なのは、樹木がどこに植わってるかをすべてコンピューターの中に
再現します。そこにある日の気象条件を入れます。今日は東風でどんな強さの風が
吹いているのか。それから時間を入れると、太陽がどこにあるのかわかるので、
どういう日射がそこに降り注いでいるのかという事も入れます。そうすると
地面が温まってそこの熱環境がどうなっているのか、それから海風が吹いていると
すると、どういう風にその風が街に入っていくのかということが、コンピューターの
中で 手に取るように見えてくるということになります。

このみなとみらい地区。
ここが涼しくてここが暑いっていうのも、パッとわかるんですか?
時々刻々と、暑い場所涼しい場所が変わっていく様子が。いつも涼しいという
訳じゃなくて、風の吹き具合によって、日射の当たり具合によって、時間と共に
変わっていく所が見えていきます。
夏と考えて、この周辺で涼をとるとしたら何時ごろのどこがいいのでしょうか?
それがケースバイケースという所が面白い所ですね。風に吹き方によって、
涼しい風がどこに入っていく瞬間があったのか、ということによって変わります。
我々が一番注目したのが、グランモール公園ですね。ここの公園は最近改修工事が
行われまして、噴水が出来たり、木が増えたり特殊な地面の保水性舗装、地面に
水をためていくような舗装をしました。そのおかげでどれくらい涼しくなったか
というのを注目しました。そうすると結論から言うと、0.7℃くらい平均的に
下がったとその時に面白かったのが、その涼しくなる原因が風にあった。
風というのは、海風にあったという所が面白かったですね。グランモール公園の
近くだけあまり高い建物が無かったんですね。海から見ると。そうすると横浜港から
涼しい風が、上の方へ入ってくるんですね。公園の両端にちょっとだけ高い建物が
ありますが、そこに向かって上から風が降りてきてたんです。やっぱり海風は
涼しいんですね。その降りてきたところは涼しくなるんですね。その様子が
コンピューターの中で、風の動きが見えた時とても面白かったです。



毎年暑さが更新されているような気がするんですが、
その原因としては、私たちのどんな行動があるんでしょうか?
外にいてどういう所が暑く感じるかという事を考えてみたいと思います。
もちろん、気温そのものが高いと暑いんですけどそれだけでは無くて、
例えば同じ気温だとしても日向と日蔭では、全く感じ方が違います。
それからアチアチの地面のそばにいるとやはり暑く感じますね。大人よりも
子どもの方が暑さを感じやすいのは、暑い地面の近くにいるからと言われています。
あと重要なのは、この日本では蒸し暑さ。湿度ですね。それも重要な暑さを感じる
原因になっていると思います。あとは風ですね。いい風が吹けばそれは涼しく
感じるかもしれません。これらの要素すべて入れて実際に暑いと感じる、
人間が暑いと感じているもを新しい指標として。色々あるんですが、その中の
一つとして環境省の方からよく言われています「暑さ指数」というものがあります。
その中では気温の効果・湿度の効果・それから重要な、建物からの熱ですね。
それを取り入れた指標があるということです。その指標を同じように
コンピューターの中で計算して、この場所では暑さ指数が高いです。この場所では
逆に涼しいですよ、ってことが分かるとどこを歩けば外で涼しく感じるか、
逆にどこを歩けば暑く感じるかということが見えてくると思います。



それでは最後に、今後杉山さん個人でもいいですし、
杉山さんが所属している
JAMSTEC地球情報基盤センターとして、
これから先の展望があれば教えてください。

いま私はスパコンを使って暑さの事を解析・研究していますが、
スーパーコンピューターの発展、速くなる速度は、とても速くてですね。
10年もしないうちに私が今やっている計算を、パソコンなどで出来るようになる
と思います。ということは、今日ここに出かけるけどどの道を通ればいいか
ということを、ご自身で計算をして計画を立てることができる。
そんな世の中が来るかもしれません。そこまで行かなくても、例えば今、
出かける時にどの路線に乗ればいいかと、路線検索をされていると思いますが、
それと同じように、涼しい道の検索。そういうアプリが出来るんじゃないかと。
そういう物が出来れば、それを見ながら適応しながら街を歩いていくと。
そういう世の中にできればいいかなと思います。その世の中に向かって
今私がやっている研究が繋がっていければなと思います。





…と、お話してくださいました!







2018年5月14日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「海風①」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
国立研究開発法人 海洋研究開発機構 通称 JAMSTEC 
地球情報基盤センター 杉山徹さん が登場!!

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はじめにJAMSTECについて教えてください。
JAMSTECは、海から地球を知るということをテーマにして、研究・調査を
している国の研究機関です。海と地球を総合的に研究していこうと。
総合というのは、観測をする部署の方もいますし私の様に
スーパーコンピューターを使って研究する研究者もいます。そのような方が
集まって地球の事を研究していこうという機関です。その中で
スーパーコンピューターを私はメインで使っているんですけど、
「地球シュミレーター」と。まさに地球の事を研究するという名前のついた
地球シュミレーターを運用している部門が、私が所属しているセンターです。

それが地球情報基盤センター。ということは、今の地球の現状を聞くのは
杉山さんが適任ということ
でしょうか…?
そこまでは…力不足かもしれませんが、地球環境の変化を過去から未来まで
検証と予測の計算を行っております。その中で色んな部署の方がいまして、
地球全体の大きなスケールの事を計算して、将来どうなっていくのかという
計算をしている方もいます。一方でいえばスパコンを使って地球環境の計算を
している訳ですけど、もう少し人間の大きさ。人間スケールでの環境について
計算をしています。例えば、街の中の暑さだとか、それから風のながれが
どうなっているのかということについて、人間に近い所で計算を行っています。

その様々な分野がある中で、杉山さんが人間に近いところの研究をしようと
思われたのは、
なにか思いがあったのですか?
ちょっとキザな言い方になるかもしれませんが、研究が社会の役に立たないかな
ということで、テーマが段々人間に近くなってきたということです。
また人間の為になることが、また大きく言えば地球の為にもなっていけたら、
最高のつながりですよね。
はい、思います。



温暖化の現状は、どのようなものでしょうか?
よく言われているのは、昨年の地球全体の平均気温、その前の気温というのを
見ていきますと、産業革命以降、昨年は最高になりました。去年は第二位。
二番目の暑さになっています。そのように上がっていく中で、国際的には
パリ協定というのがありまして、今世紀後半になるべく温暖化をもたらす
温室効果ガスの排出を実質ゼロにということを考えています。
それからその結果として、産業革命以降の気温の上昇を2度未満に、
できれば1.5度までに抑えようと。緩和していこうというような世界的な流れに
なっていると思います。普段の感覚でいいますと、1度というのは、
そんなに差がないかなという気温だとは思います。それは平均的に上がる
ということですので、平均ということは例えば、ずっと0が続けば、
平均気温0ですね。∔1と-1でも平均は0.∔10と-10でも平均気温0なんです。
ということは、平均だけ見ているだけだとちょっと誤解をするところがありまして、
その振れ幅。変動幅とも言いますが、それが段々大きくなっていく。平均だけ
ではなくてその振れ幅も大きくなっていくという所にも、注目していただきたい
と、思います。実際、雨に降り方を見てみますと、多い年少ない年という変動の幅が、
徐々に広がっていく。激しい雨、逆に言うと渇水ですね。そういう状況が、
変動幅が広がっていくということが問題かと思います。




この温暖化への対策を練っていくとしまして、
どういう風にしていったらいいのでしょうか?

この気候変化が起きていることを認めて、それに適応していこうと、
そういう事も考えていくのが、必要かなと思います。 例えば行政の方というか
街を作っていく方にしたら、降水量が増えたり、ということが分かれば
、災害の対策。被害を回避していこうと。もしくは小さくしていこうという対策。
適応策になるかと思います。あと農業をされている方ですと、気温が上がること
によって今まで栽培していたものが育たなくなる。その高い気温に適応した品種に
変えていくという事も一つの適応策かと思います。一方で街の中ですと、
暑くなると熱中症の危険が出てきますので、適切にエアコンを使うというのが
必要な事だと思います。よく言われるのは、水分補給をしましょうとなります。
ですがもうちょっと社会からもそういう事を認められ、最近ですとクールビズの
期間を長くする。もう5月から始めましょうと。これも一つの適応かと思います。
それからもう一つお願いしたい事は、いま日傘をさす人は女性の方が多いと
思うんです。それは私もそうなのですが、ちょっと恥ずかしいなという気持ちが
男性にはあるかもしれない。でも日傘をさすと暑さをだいぶしのげるということで、
男の方でもうまく恥ずかしく感じないで日傘をさせるようなそういうことを
社会全体として受け入れられる。さしたくなるような日傘をどなたかに、
作っていただけないかなということを考えたりしています。それから
適応していくために、自分の適応のための情報というのは、いろんな世の中に
転がっているんです。ネットで調べるなり色んな情報はあると思いますので、
それを自分ごととして情報収集に皆さんで、取り組んでいければなと思います。
そういうことで個人的な適応策というものを、考えていきながら皆さんで
適応策を考えていきます、そういう風になればいいと思います。





…と、お話してくださいました!











2018年5月 7日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「地産地消②」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日も、先週に引き続き
一般社団法人 スマート・ウィメンズ・コミュニティ
代表理事 東みちよさん が登場!!

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スマートウィメンズコミュニティでは、さまざまな立場、視点から環境について

考えていらっしゃいますが、昔から環境に興味があったのですか?
そうですね。私が環境に最初興味をもったのは、20代の頃、バックパッカーで
アジアの国々を旅したのがきっかけでした。当時、ネパールの山や、
インドネシアの小さな島など、あちこち旅した時に、すでに森が干ばつによって
砂漠化していたり、水が枯渇したり、そのせいで子供達が貧しい暮らしを
しているのを目の当たりにして、ちょっとショックを受けました。日本にいると、
気候変動についてそれほど関心を持つこともない、豊かな生活があると思うの
ですが、地球の向こう側では、こんなことが起きているのかと考えるように
なりました。といっても、その後、しばらく仕事で忘れてはいたのですが、
8年前、離れていた横浜に戻ってきたことで、再び初心に返ったというか、
もう一度、心に留めていたことをちゃんと振り返ろう、という気持ちになって
活動を始めるようになりました。

そのころから今、活動の現状はいかがですか。
今はローフットフードの活動や、日本のお魚の水産資源管理を管理するSHUNの
お魚プロジェクトに関わったりしているのですが、共通して言えるのは、
食から地球が見えてくる、ということです。最近はとくに、強く感じるように
なりました。例えば、昨年はサンマが値上がりしましたね。あれは、温暖化の
影響で潮の変化が原因の一つと言われています。それによって旬の魚が少なく
なったり。また、コメは温暖化で小粒になって、寒暖差が小さくなることで
品質が変わったりしている、そんな現状があります。今までは、なんとなく
みんな“温暖化”っていっても自分にはあまり影響ない、と思われがちでしたが、
食卓の変化からも実感できるようになって来たと思います。



そうした活動をしていくうえで課題というものがありますよね。
こうしたことをいかにわかりやすく伝えたらいいのか?ということだと思っている。
いまだにCO2削減といっても「でもCO2って目に見えないよね」という
お子さんやママもいたりして。目に見えないものを、どうやって伝えたら
理解されるかというのは、大きな課題だと思っています。しかしCO2、そのものは
目に見えないかもしれないけど、CO2の影響は、気候変動という形で確実に
見えてきていますからね。これまでは「キッチンから考える」ことや
「商品を通じて知ってもらう」ことで、地球環境のことをより身近に感じてもらう
ようにして来ましたが、今年は、子どもや学生たちも一緒に
「どう伝えたらいいのか」を考えたいと計画しています。

その計画内容は、どんなものなのですか?
それはローフットフード、なのですが、ローフットフードは
「キッチンからCO2削減」をテーマに、食材選びや調理の工夫をすることで、
地球温暖化対策を身近に考えてもらおう、という試みなのですが、それを今度は
高校生と一緒に企画していこう、と考えております。
どちらの高校で、ですか?
それが、私の母校で「市ケ尾高校」をご存知ですか?青葉区にあるのですが、
そこの高校は、市ケ尾ユースプロジェクトなどやっていて、地域課題を
学生主体でいろいろと取り組んできています。その実力を今年も活かして
いただいて、一緒に職から地球のこと、地球環境のことまで考えていきたいと
思っています。その校長先生がとても理解ある方で、ローフットフードを
グローバル教育を兼ねた特別教育活動として応援してくださっています。
高校生などの視点を加えることで、もっとわかりやすく地域の方やお子さんや
家庭にも広まっていけたらと思っています。高校もそうですが、やっぱり
横浜の街自体も緑豊かでいろんな資源があるので、人と自然とそうした
繋がりがどんどんうまく広げていけたらいいなと思います。


最後に、東さんご自身は、どのような展望をお持ちですか?
団体を立ち上げてからずっと、持続可能なこれからについて、女性の視点が
欠かせないと考えて続けてきましたが、それは今後も変わらず続けていく
予定です。ただ、課題解決のためには、私一人が頑張るのではなく、
同じ目的を持った仲間や、いろんな人たちが、また目標を持って動き出す
ことでもっと効果的に地域課題というものがまとまっていくのかな、と
思っています。玄米ご飯PAN&Goの活動でいうと、応援してくれた女性たちも、
その後それぞれが、新しい事業を立ち上げたり「私も、何か開発に挑戦したい」
と言ってくれたり。変化が起きています。これは、女性が開発した商品として
「神奈川県のなでしこブランド2018」にも認定されたのですが、やっぱり
女性の力ってすごいな、と思っていて。共感力や広げる力など、そういった
女性の力を私自身も応援していけたら、と思っています。こういうの、
ビジネスではエコシステム、っていうのでしょうか。みんなの想いの“生態系”が
横浜で育っていったらいいな、と思っています。





…と、お話してくださいました!




スマート・ウィメンズ・コミュニティ
https://smart-womens.org


たねまるしぇ PAN&Go
http://pan-go.smart-womens.org





2018年4月30日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「地産地消」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
一般社団法人 スマート・ウィメンズ・コミュニティ
代表理事 東みちよさん が登場!!

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改めて、スマート・ウィメンズ・コミュニティについて、教えてください。
私たちの団体は、持続可能な暮らしをテーマに、女性たちでセミナーや
食育などの普及啓発活動を行っています。活動を始めたのは2010年から。
友人たちと、日本の昔の生活の知恵からエコを考える、そんなエコ女子会
という気楽な集まりから始めました。その後、横浜はエコ意識の高い方が
多いので、人と人の繋がりも広がり、今では大学などの専門家も交えて、
食育を行っています。食について考えるようになったのは、ちょうど7年前、
体調をこわしてしまった時に、それまでいい加減にやっていた自分の食事を
きちんと見直そうと思ったことがきっかけです。
その時から、私たちの身体は、食べたもの一つ一つから出来ていて、
土、水、作物など、自然が循環する中で私たちも生かされているんだ、
と気づいて、それを意識するようになりました。
2年前からは地産地消の食育と、自分の健康維持も兼ねて、
横浜産の玄米を使った商品開発も行うようになりました。


「PAN&Go」!!手間いらずで、本当に美味しいですよね。
ありがとうございます。発売はちょうど1年前だったのですが、
おかげさまで、みなさんに好評いただきまして、たくさんの方から
「美味しい」という声をいただくようになりました。当初は、
「PAN&Go」はフライパンで3分温めるだけという便利なもので、
子育てのお母さんに、と思ったのですが実際にみなさんと会話をしながら
発売をするうちに、子育てのお母さんから働く女性、一人暮らしの高齢者など
幅広い世代に「いいね」と言ってもらえるようになりました。

そうなると、そろそろ母の日近づいてきましたから…
そうですよね。ちょうど私も母の日に良いのではと思い、
「PAN&Go」の母の日ギフトというものを、考えて用意をしています。

ホームページに行けば、そういったギフトで注文することができるのですか?
「たねまるしぇ」のホームページ以外に、お店ですと、JA横浜の直売所6か所と、
東急ハンズ横浜店でもお買い求めいただけます。
ネットでは、「たねまるしぇ」か「PAN&Go」で検索していただけると
そのホームページでも買うことができます。

それでまた、玄米は独特の食感がありますよね。プチプチと噛めば噛むほど
美味しい!というのも
ファンがどんどん増えている理由なのでしょうか。
私たち普段忙しいと噛まずに食べてしまうことが多いのですが、
やっぱり噛むことはとても大事で噛むことで消化もよくなり顎の運動にも
なりますから、健康的にはおすすめです。



地元、横浜でとれた美味しいお米を使っているというのも外せないですよね。
そうですね。横浜の田んぼでとれた「はるみ米」を使っているのですが、
そもそも今回のこの玄米の商品開発を始めたのは、私が横浜市の広報誌の取材で
市内の水田をいくつか回ったことがきっかけでした。
私が訪ねた青葉区の田んぼは小学生の教育の場にもなっていて、子どもたちが
泥んこになって農作業のお手伝いしていました。
「コメ作りは大変だけど、楽しい。ご飯は残さず食べられるようになりました」
と子どもたちが本当に泥んこになって話しているのを見て、子どもたちのため
にも、こうした都会の水田の風景を残していくことが実は大切なことなのでは
ないかと思った。そのためにも、まずはコメ農家さんを応援したいと思って
はじめました。


まさに農体験をしているお子さんの表情を見ていると、
大先輩の農家さんたちも、お!君に後を継いで
もらおうかな!
と言いたくなるような職人顔!

眉間にしわを寄せてね。
しかし実は水田は横浜の農地面積およそ3,000haの内、
わずか6%しか残っていません。

だからこそ、やはり担い手というか、次につなぐために東さんたちの応援も、
大切だと思うのですが、
今年はどういった動きがあるのでしょうか
まず農家さんは、今年もやる気になってくれまして、「はるみ米」という
神奈川県産品種に挑戦して今仕込んでいるところです。それから今年は
子どもたちの教育の場としても、地産地消のことをいろいろ広めていきたい
と思い、横浜で小学生・幼稚園児たちに、農業体験の指導をしている農家さん…
片倉のサエグサさん、田奈のミツベさん、ノジさん、といった農家さんの協力で、
5月・6月は「PAN&Go」の販売を兼ねたマルシェを開催します。それから
6月には、稲の苗を使った「バケツ田んぼ」作りのワークショップも行います。

これはどなたでも参加できるのですか?
そうですね。
スマート・ウィメンズ・コミュニティのホームページからもご案内する予定です。
ぜひぜひみなさんもチェックしてみてください。
本当にここでしか体験できないことがいっぱい
ありますものね。
やっぱり自然に触れて、食べ物がどうやってできるのかなど、そういったことを
知ることで、やっぱりお子さんたちも食べず嫌いが治るというか、本当に残さず
食べる、地産地消で本当に美味しいものを本地に知ってもらえるのではないか
と思います。




…と、お話してくださいました!




スマート・ウィメンズ・コミュニティ
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たねまるしぇ PAN&Go
http://pan-go.smart-womens.org



2018年4月23日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「池の環境②」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、先週に引き続き
都市部の公園管理を中心に運営する、
NPO birth 自然環境保全部 部長 久保田潤一さん が登場!!

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これまで「かいぼり」を始め、自然ととても近いところで
接してきたからこその気づきはありますか?
地球温暖化ともかかわりが深くて、気候変動が起きると生物の分布が
変わってくるので、寒冷地でしか生きれなかった生き物が絶滅したりとか、
本来なら定着できなかったはずの外来種が温暖化によって定着してしまう
という問題が、起きてくる可能性があります。ただそういう大きな地球的な
問題というのは、自分事としてとらえるのは難しいんだろうなと思う。
それを解決するためのポイントとして、根性論に頼らない解決策を考える
ということです。

例えば今、日本の重大な環境問題のひとつに里山の荒廃があります。
身近な自然が荒れてしまうということですが、その代表的なものが雑木林。
雑木林というのは、定期的に樹木を伐採したり草を刈ったりしないと
維持できない物なのですが、今は、薪がいらない。昔の人は薪を燃料として
使っていたので、生活の中で木を切ったりしていた訳ですが、いま私たちは
薪がいらず、電気とガスがありますので、手が入らないといことで雑木林が
荒れていっています。だけど、雑木林には沢山の絶滅危惧種が生息している。
いまこれは、日本中の多くの方のボランティア活動によって、なんとか命を
つないでいるという状況です。薪は必要ないけれど、生き物の為にがんばって
ボランティア作業しようということなんですね。もちろんこれは素晴らしいこと
なのですが、ただ、日本中の人みんなが生物が好きなわけではないので、
今後少子高齢化が進む中でボランティア活動の人手って、確保しているのが
難しくなっていくだろうという中で、やはり根性論ではなくて、
例えば、お金とむずびつけてしまおうと。例えば雑木林でも切った材は、
キノコ栽培の良い苗床になります。あと、バイオマス燃料の材料にもなりえると。
これがもしお金にちゃんと変わるのであればそれを動機として雑木林に手が
入っていくと思う。これも地球温暖化の解決策になっていくと思います。



もう一つはエンターテインメントと結びつけるということ。
例えば最近薪ストーブをお家で楽しむ人って結構増えてきているらしく。
その薪ストーブのオーナーは、常に薪を探しています。なので、そういう人を
里山の管理作業に巻き込んでしまうとか。あとは、テレビとかラジオの媒体を
使って里山に関わる楽しいコンテンツを提供していくことによって
意識を変えていくことができるるのではないかと。その代表格がまさに
「池の水全部抜く大作戦」という番組ではないのかと思っています。
溜池も里山の一部なのですが、池にいまだかつてこれほど人々の注目が
集まったことはありませんでしたので、こういう風に楽しみやお金に
むずびつける事によって、一度は価値を失った里山に、新たな価値を
見つけることが出来れば、行き詰った現状を変えていけるのではないかと思います。



最後に今後の展望などあれば教えてください。
私の個人的な夢になってしまうんですが、レッドデータブックを無くしたい
と考えています。レッドデータブックというのは、環境省や都道府県で出している
絶滅危惧種の一覧のこと。もし豊かな自然を復活させることができて、
絶滅危惧種の数を増やすことができれば、それは絶滅危惧種ではなくて、
段々普通種に、どこにでもいる普通の生き物になっていきます。
そうするとその生き物は、レッドデータブックからは外れされる事になる。
それをいろんな生き物でどんどんやっていけば、いつかは絶滅危惧種というのは
無くなって、レッドデータブック自体が無くなるということを、私は夢見ている。
ただこれは途方もない話で、多分私が生きているうちは到底実現できないと
思っています。なので私自身これにコツコツと取り組んでいくわけですが
その跡を継いでくれる新しい世代を育てていかないといけないなと考えています。
そういう意味で、今出演している「池の水全部抜く大作戦」の番組は、協力な武器
になっていて、ロケにいく先々で番組をみた子どもたちから「生き物が大好きだ」
と「在来種を守りたいんだ」と話しかけてくれる。なので、当面はこの番組作りを
力の限りやって、沢山の方を自然を守る側に引っ張り込みたいなと考えています。

ということは、今できることは在来種を出来る限り守って、
そして未来にその命をつないでいく
ということなのでしょうか?
そうですね。在来種を守りつつ、あとは外来種は悪者じゃないんだ!ということを
発信しながら、そういう意味でこういったメディアからの発信はとても大事だと
思うので、テレビ・ラジオの力はすごく大きいなと感じています。



日本で大暴れしている外来種が、実は原産国で絶滅しそうになっている。
その逆もあります。その生き物がもともともっている移動能力を超えて
人間が動かすということは、予測不可能な事態を引き起こしてしまう…。




…と、お話してくださいました!







2018年4月16日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「池の環境」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
都市部の公園管理を中心に運営する、
NPO birth 自然環境保全部 部長 久保田潤一さん が登場!!

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まずは、NPO birthについて教えてください。
NPO birthという団体は、人と自然が共生する社会の実現を目指して
活動している団体です。設立が1997年なので昨年末で満20年になりました。
かつて人と自然は共生していたと思うんですけど、高度経済成長とかバブルとか
いろいろ時代を経て、その関係が崩れてきているという中で、自然が壊されて
いくというのを見てきた人たちがNPO birthを立ち上げたという経緯があり、
なんとか人と自然の関係をもう一度繋ぎなおすことによって、身近な自然を
守りたい、そういう思いから始まっています。


NPO birthのホームページを見ますと、久保田さんはレンジャー
という肩書をお持ちですよね。ご専門は?
もともとの専門は、ほ乳類と爬虫類、両生類とかあと水生生物とか
そういった生物の調査をしたり、あるいはその生息地となっている自然環境を保全
するのが私の専門です。その一環として「かいぼり」をやるようになってきています。


「かいぼり」とは、どういうものなんですか?
「かいぼり」は農業で使うため池を維持管理するために、昔から行われている
伝統的な手法です。農業では何といっても水が大事なので、それを貯めておく
池をちゃんと維持しないといけないということで、まず池の水を全部抜いて、
ため池自体にひび割れとか、水割れがないか点検・補修する作業をします。
大事な水が無くならないように。それから池は、放っておくと落ち葉や
土砂が流れ込んで、段々浅くなってしまいます。貯水容量が減ってしまうので、
それを回復させるために、土砂を取り除く作業をやります。

手を入れてあげないといけないんですね。
そうですね。維持できないんです。掻き出した泥を畑に入れる。
これが大切な肥料になります。そして、池にいた魚を捕って食べるということで、
一石三鳥・四鳥にもなると。これが「かいぼり」というものです。
最近では、外来生物を駆除するために「かいぼり」を行うことが多くなって
きました。これをテレビ番組にしたのが、テレビ東京の
「池の水全部抜く大作戦」という番組で、沢山の意見いただいています。



池の中には、どんな生き物がいるのですか?
色んな生き物がいますが、ほとんどどの池でも出てくる生き物で、
日本の在来種としては、モツゴ、ギンブナ、ヨリノボリといった淡水魚。
それがどこでも出てきますね。こういった種類は、水質悪化に強かったり
産卵する条件にあまりこだわりが無くて、石さえあればそこに産み付けられる。
そういう魚は、どこにいっても生息しているのが見られますね。
他には、外来種がやっぱり多くて、例えば鯉とかアカミミガメ、ウシガエル、
アメリカザリガニなんかは、どこに行っても大体見られます。

外来種についても調べてみたりしましたが、元々は私たち人間の勝手で、
持ち込んだ結果、今も…という事なんですよね。
その通りで、多くの外来種は人間が色んな目的で持ち込んだりとか、
あるいは、荷物を持ち込むときに混ざって非意図的に持ち込まれてしまうか、
この二パターンで入ってきたものになるので、結局は人間のせい、
ということになりますね。

外来種ってすごく強いイメージなんですよね。生命力も。
そうですね。よく外来種強いって言われるんですけど、外来種が強い
というよりは、関係性が築かれてないが為に、暴れちゃうというところが
ありまして、日本の生き物って何万年っていう長い時間の中で築き上げられた
関係があるので、一人勝ちが出来ない関係が築かれているんです。
ひとりが増えれば、他に食べられて減るっていう関係が出来ているので。

食物連鎖的なことでしょうか。
はい。ところが、外来種。ポンって持ち込まれたものは、他の生き物との関係が、
一人勝ちして暴れだしてしまうものが時々居て、それが侵略的な外来種と
呼ばれる生き物なので強く見えるという感じですね。

わかりやすく言うと、一人勝ちしたパッと見で分かるような変化というと、
どんな事がありますか?

有名なのは、ブラックバスなどは釣り目的で入れられましたけど、非常に
魚食性といって、魚を食べる、他に魚を食べる肉食性が強い魚なんです。
それによって日本の生き物をどんどん食べてしまって在来種が絶滅していって
しまうという状況がありますが、そういったことが今色んな所で起きてしまって
いるということですね。





…と、お話してくださいました!








2018年4月 9日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「自然災害に挑む先端科学②」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
東京学芸大学 教育学部 自然科学系基礎自然科学講座
物理科学分野 鴨川仁準教授 が登場!!

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雷と気候変動の関係で、分かりやすく変わったなという所は、どこでしょう?
雷は地球の全体の電気を作る役目になっているんです。雷が電気現象というのは、
誰でもわかりますよね。落雷って言葉がありますが、落ちる訳です。
電気と地球に供給するわけですが、電気を供給するといっても、反対のマイナスを
供給している訳です。プラスの電気も起こっていて、これは、宇宙に行くわけです。
積乱雲は、何もない所にプラスマイナス電気を作り出すような発電機に
なってるので、落雷で片方の電気を落としたら片方は宇宙に行くのです。
なので、地球は電気で囲まれた空間になっていて、宇宙空間からやってくる
微小な電気が存在します。その微小な電気は宇宙に行き、全世界でつながって
いるので、雷が全世界で活発になれば宇宙空間にわたる電気が増えます。
そうすると外にある微弱な電気はちょっと変わるわけ。微弱電気っていっても
雲の生成とか雲のひとつひとつの粒ですよね。そういったものに関わっているだろう
と考えている人もいます。そうすると、雲の発生率がかわったら、当然気候は
変動するわけじゃないですか。ですから、非常に複雑なメカニズムになっていると
考えています。雷は地球の電気を作るための「発電機」、電気屋さんですね。
それで地球の全体の電気が変わる。地球全体の電気ですから。言い方を変えると、
地磁気って言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、地球全体は磁石になっていて
方位磁針は、地球全体が磁石になっているから、北を指す事になりますが、
地磁気っていうのは、磁気現象ですよね。ですからその電気現象も地電気と
言ってもいいのではないでしょうか。そういう言葉、教科書に載っていませんが、
私が作ったので広めようと思っています。
地電気。これ覚えておきたいですよね!


鴨川先生が今取り組まれているプロジェクトについて教えてください。
いくつかありますが、早期津波予測、地震発生予測をするために
人工衛星をあげるプロジェクトを今取り組んでいます。

それがもっともっと進んでいくと、様々な今では不可能
と言われているということが可能になっていくのでしょうか?
そうですね。津波は大震災の時にわかったと思いますが、これほど成熟した
日本の国家においても多くが津波で亡くなられたと。それはどうしてかというと、
あれだけ科学技術が発達して、地震の情報とか分かるのに、津波予測ができない
というのがひとつの大きな理由になっています。津波予測というのは、
一番最初に海面が地震によって盛り上がった量がわからないと、
どのくらい海岸に届くかっていうのが分からない。ではどれだけ盛り上がった
というのは、その上に飛行機がずっと滞在してて図ってるっていうことが、
出来ればいいんですがそういうことは出来ません。ですから、盛り上がった
という事を調べるのは、とても難しいんです。盛り上がったということから、
空気も盛り上がるので、宇宙にそれが伝わるんです。8分か9分ほどかかって。
宇宙に行くと電気が流れる空間なので、GPSの信号をキャッチすると、
ちょうど宇宙の津波による変化が、GPSの信号に含まれています。
なんだか不思議な感じがしますね。その含まれている信号を取り出すと、
ちょうど津波が起こったところを通った信号には、津波がどれだけ盛り上がった
というのが分かる、ということが分かったので、なるほど、GPSを使えば
盛り上がったっていう計算が出来るんだと発見しました。なかなかそういうことは
できなかったのですが、タイムラグがありますが、分かると。盛り上がった量が
分かれば、すぐ計算できるというのは、多くの研究者がやっていますので、
これは津波予測に使えるな!ということで実際にもうそれをプロトタイプとして、
完全稼働はないですが、これが出発点となるようなシステムを作りました。



鴨川先生の今後の展望などあればお聞かせください!
昔、わたしが駆け出しの研究者の頃は、物理学は理学という分野に入りますが、
分からない物が分かったということに喜びがある。個人的な喜びであって、
学問的な満足感だったのですが、段々色んな人と携わったり自然災害を目の当たりに
したりするようになって、社会に役に立つようになればいいなと思ってます。
もちろん、自分の発見した現象が非常に優れてすぐノーベル賞なんてことがあれば、
誰もが使ってくれますが、研究とは、みんな色んな自分のテーマを持っていますから、
社会実装するまで時間がかかるわけです。ですから、社会で使ってもらうような
ものを自分でやろうと思うようになってきたので、是非色んなテーマに取り組んで
これは役に立ちそうだという物を社会に貢献できるようにすると。
社会が私を育てて、ここまで来させていただいた訳だから、今度は社会に恩返し
できるようなことを今後やっていきたいと思っております。
そこに地電気も絡んでくるんでしょうか?
そうですね。



…と、お話してくださいました!










2018年4月 2日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「自然災害に挑む先端科学」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
東京学芸大学 教育学部 自然科学系基礎自然科学講座
物理科学分野 鴨川仁準教授 が登場!!

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先生は、どういった研究をされているのですか?
私自身は、物理学を専門としていて、授業も物理を持っているのですが、
専門としては、地球科学・惑星科学と物理学の中間みたいなところの研究です。
地球科学というと「地学」という分野が高校の教科書にあると思うのですが、
それは既に、例えば地震学や気象などある程度専門家された分野です。
そういうのではなく、まだジャンルになっていないような分野を、
地球上に起こるようなことを物理学の手法を使って、新規開拓という形で
研究をしています。具体的なテーマをいえば地震です。ただし、地震学ではない。
地震のことや雷、津波、地吹雪などの研究をしていたりします。
ミツミ 本当に自然災害にとても役立つ分野ということですよね。
鴨川 そうですね。なおかつ現象が非常に複雑なので、予測に持っていくには
まだ物理がよくわかっていない分野ではあります。それを、いろんな地検を
活かしてどんな仕組みになっているのかということを解明して、実際に
新しい現象があったらその現象を使って新しい機会を作って、予測に使おう!
そのようなことをしています。



どんなところで研究をされるのですか?
研究の場所は本当に様々。
例えば夏の間は富士山頂で雷の研究を中心に行っています。
以前、(認定NPO法人 富士山測候所を活用する会の理事)土器屋由紀子さんにも、
そのあたりのお話を伺いました。
そうですね。一緒にNPO法人のグループと一緒に研究をさせていただいて
いますし、冬の間の雷の研究は、日本とノルウェーにある「冬季雷」という
特殊な雷、日本海側に住んでいる人は良く知っているのですが、夏の雷とは違い、
一発ドカン!というようなすごい音のする雷。そういった雷が起こり始めると、
雪が降り始めるような、冬の始まりを知らせるような雷を研究しに日本海側へ
行ったり、地球環境の研究のために小笠原に観測機器を置いたり、または
南極に我々の装置を置いたり、実際に人工衛星のデータを使うこともあるので、
フィールドは様々です。

富士山以外にもいろいろ山はあると思うのですが、
その中でなぜ富士山で雷の研究なのでしょうか?

それは非常にいい質問です。富士山という山を改めてみてもらうと
わかるのですが、周りに大きな山がなく単体である単独峰であり、
非常に尖っている。尖っていると、夏の雷雲はちょうど富士山の高度くらいの
部分に雷雲の下の部分がくるので、雷雲が通りかかると、富士山の方も
そのまま何もなかったように通り過ぎる。例えばこれが山脈みたいなところだと、
雷雲がぶつかると壊れてしまう。雷雲の中を測定するのはすごく難しくて危険。
飛行機は入ってはいけない、ドローンはひっくり返り、
気球はずれていってしまう…しかし、富士山の場合は何もなかったように
雷雲が通りすぎていくので、雷雲の中を測定できる場所というのは、富士山です。
なおかつ、旧富士山測候所には電源の設備もあり、測定器を動かしたり
保護するような設備をしっかり整っている。なので、雷の中を研究するという
一種の人類の未踏の領域、そこに入り込める場所である、ということで
夏の間は富士山に行って研究をしています。


ひとつは、最近ある気象現象だと、竜巻、集中豪雨、雹が降るなど、
あまり東京や横浜でなかったものが見られるようになってきた。
それはおそらく単純に都市化がなされてヒートアイランド現象が起こったから、
というわけではなくて、気候全体が変わっているから、という可能性も
充分あるだろうと我々は考えています。

その気候全体が変わっている、というのはどういったことでしょうか?
地球温暖化という話になると、地球全体の平均気温をとるという作業を
するのですが、実はそれは平均という作業なので、本当は非常に熱いところ
・寒いところがあったり、場所によって変わる。なので、今まであった気候の
状態がいろいろ変ってきている、それは土地としても変わってきているから
そういったことが起こる。もちろん気候というのは、単純に太陽から来る
エネルギーだけではなくて、例えば温まった海が暖流となって日本海に来れば
実はそれが冬季雷の発生源になっているのですが、そういったものが
状態が変われば、当然気候が変わってくることがあると考えられます。

ということは、気球温暖化だから、
という一言でまとめにくいものなのでしょうか。

そこがこれからの研究であって、気球温暖化というのは非常にマクロ、
全体を見ているのですが、そういった細かな事象をみると、突発的な
今まで見たことのないような、例えば東京や横浜で起こってこなかったような
現象が起こるようになってきたというのは、どうつながっているのか、
簡単には説明できない。そういったところを、
我々が今から取り組まなければいけないテーマだと思っています。







…と、お話してくださいました!






2018年3月27日 (火)

スマートイルミネーション横浜2017を回想する

2017年11月1日から多くの来場者でにぎわいを見せた、
スマートイルミネーション横浜2017。

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今年は、象の鼻パークでのコアフェスティバルに加え、
「ヨコハマ・イルミネーション・マンス」を創設し、
12月31日までの間会期を拡大して実施しました。

来場者アンケートを眺めると、その成果が伺えます。
「スマートイルミネーション横浜を観るためにきた」が74%になるなど、
明らかに、このイベントを目的に来ている人が大半を占め、
「横浜市内からきた」51%、「家族同伴」63%、
「40代以下」75%以上など、
家族で楽しめる、イベントとしての広がりが散見されます。

そして何より、イベントの評価は、
「とても良かった41%」、「良かった47%」と、
非常に良好な結果と言えます。

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コアフェスティバルである、象の鼻パークを中心とした会場を彩る
「アートプログラム」、未来のクリエイターの発掘を目指し開催された
「スマートイルミネーション・アワード2017」、
そして、今回新たに展開された「ヨコハマ・イルミネーション・マンス」は、
「みんなでつくる横浜夜景」をコンセプトに、企業・施設・大学・商店街・市民
などが主体となって展開する、参加型プログラムとして2カ月間、
横浜市内各所で、世界に誇る横浜夜景を創出しました。

新しい展開を実施しながら、7年目を迎え、アンケート結果でも明らかなように、
多くの来場者にとって、満足度の高いイベントに育ちました。

そして、スマートイルミネーション横浜の継続意向は、
「継続すべき」88%と、非常に高い継続意向で、その理由を眺めても、
横浜らしさ、家族・子供との関係づくり、アートとの接点など、
スマートイルミネーション横浜ならではの楽しみ方を、
参加者が感じ取った結果ではないでしょうか。


2018年3月26日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「環境意識啓発」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、ヨコハマ・エコ・スクールから
横浜市温暖化対策統括本部 大賀敏昭さん が登場!!

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ヨコハマ・エコ・スクール、YES! For Youについて、伺いました。


2011年4月にこのコーナーはスタートして、まもなく、8年目に入ります。
ここまで支えてくれたリスナーのみなさんと、お話を伺った
多くのゲストのみなさんに、非常に感謝しています。そもそもは、
私たち横浜市温暖化対策統括本部でヨコハマ・エコ・スクール、略称YESと言う、
市民向けの啓発活動をしています。そのYESを使った冠としたコーナーが
「YES! for you」です。ゲストも年間で約30人くらいの方にゲストをお願いして、
当初は2011年ということもあるので、大学の先生や識者の方が、非常に多かった。
そんな方たちに、7年前は、東日本大震災で、エネルギーや環境に世の中が非常に
湧いていた時期だったので、そういった方たちに主にお願いをしてお話を伺って
いたのが今までです。その後も、環境やエネルギー、まちづくりに関わるゲストを
中心にお願いをしていたのですが、ここ数年の傾向としてはだんだんと地域に
根ざした活動をされている方たちも選ばれるようになってきて、そういった
方たちを多く起用しながら、地元、横浜のアピールをしていくという状況に
なっているということです。



最近は、パリ協定、異常気象など、さまざまな報道で、
「温暖化、地球環境、省エネ」などの発信が、非常に実は世の中的に増えてきて
います。その中で、実際の啓発活動は、これまで通り環境やエネルギーの話を
ストレートに話すことではなかなか伝わらなくなってきて、演目の内容を
考えていかないと、なかなか一般の人の興味関心を得られない難しい状況に
なってきている。どちらかというと生活者のライフスタイルや話題性をヒントに、
ユニークで、実利のある演目に仕立てる、これが課題となっています。
例えば、昨今話題になっている行動経済学、地産地消、国連のSDGsなど、
ユニークなテーマを企画して、興味を持ってもらい、講座を聴いている中で、
最終的に温暖化や環境について、気づいてもらう、そんな、仕立てで展開しています。
特に啓発活動は、世代、年齢、性別を問わず考えるべきことですが、特に、
30代、40代いわゆる次世代といわれる方たち、子供たちへの啓発は、
強化したい大切な課題と言えます。その中でも、子供たちへの環境教育は重要で、
「環境に関連した出前講座」などを用意して、学校、子供会、放課後のキッズ
などで、活用を、お願いしています。

例えば出前講座を受けた、あるお子さんの、面白いエピソードですが、
テレビの待機電力の話で、講師が「家のテレビも、見てないときは、
省エネのために、電気を切りましょう。」と言ったところ、その子は素直に、
家のテレビ、待機電力をOFFにした。ところが、一方お母さんからは、
「テレビの電気、切ったの誰?」と怒られた、というエピソードがあります。
このように子供たちは素直で、即行動します、素直な気持ちを、大人が、
もっと感じて欲しいと思います。



ここ数年は、異常気象、猛暑、豪雨などの被害や、その影響による、
農作物の被害など、既に温暖化の影響は、多く見られます。これらの影響が、
複雑に関係して、実際の生活を脅かしているわけです。市民生活だけでなく、
企業では、原料調達に影響が出れば、製品供給も安定しないなど、生活全般の
多方面に、影響が見られています。温暖化を、生活環境全体で大きく捉えると、
日々何らかの接点が有りますが、実感はなかなか実感出来ていないと思います。

例えばたくさんあるのですが…

こまめに電気を消しましょう、
エアコンの室温は冬20度・夏は28度で、食品ロスをなくしましょう、
残さず食べましょう、
マイバッグを持ちましょう、
宅配の再配達を減らそう、
ウォームビズ、クールビズ、
LED照明に変えよう、
省エネ家電を選ぼう、
公共施設を利用しましょう 等々

あげれば切りがない程、義務感を感じないけれど生活の一部のような
「たくさんの行動」が眠っています。一人一人が「いま、わたしにできること。」
何だろう、と考えて欲しい。自分に出来る事を、意識してもらえるように、
色々な角度から、「気づき」を提供していきたいと考えています。私たちYESは、
「いま、わたしにできること。」を大きなテーマとして、「YES! for you」を
発信していくので、これからもよろしくお願いします。





…と、お話してくださいました!