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2018年4月 9日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「自然災害に挑む先端科学②」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
東京学芸大学 教育学部 自然科学系基礎自然科学講座
物理科学分野 鴨川仁準教授 が登場!!

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雷と気候変動の関係で、分かりやすく変わったなという所は、どこでしょう?
雷は地球の全体の電気を作る役目になっているんです。雷が電気現象というのは、
誰でもわかりますよね。落雷って言葉がありますが、落ちる訳です。
電気と地球に供給するわけですが、電気を供給するといっても、反対のマイナスを
供給している訳です。プラスの電気も起こっていて、これは、宇宙に行くわけです。
積乱雲は、何もない所にプラスマイナス電気を作り出すような発電機に
なってるので、落雷で片方の電気を落としたら片方は宇宙に行くのです。
なので、地球は電気で囲まれた空間になっていて、宇宙空間からやってくる
微小な電気が存在します。その微小な電気は宇宙に行き、全世界でつながって
いるので、雷が全世界で活発になれば宇宙空間にわたる電気が増えます。
そうすると外にある微弱な電気はちょっと変わるわけ。微弱電気っていっても
雲の生成とか雲のひとつひとつの粒ですよね。そういったものに関わっているだろう
と考えている人もいます。そうすると、雲の発生率がかわったら、当然気候は
変動するわけじゃないですか。ですから、非常に複雑なメカニズムになっていると
考えています。雷は地球の電気を作るための「発電機」、電気屋さんですね。
それで地球の全体の電気が変わる。地球全体の電気ですから。言い方を変えると、
地磁気って言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、地球全体は磁石になっていて
方位磁針は、地球全体が磁石になっているから、北を指す事になりますが、
地磁気っていうのは、磁気現象ですよね。ですからその電気現象も地電気と
言ってもいいのではないでしょうか。そういう言葉、教科書に載っていませんが、
私が作ったので広めようと思っています。
地電気。これ覚えておきたいですよね!


鴨川先生が今取り組まれているプロジェクトについて教えてください。
いくつかありますが、早期津波予測、地震発生予測をするために
人工衛星をあげるプロジェクトを今取り組んでいます。

それがもっともっと進んでいくと、様々な今では不可能
と言われているということが可能になっていくのでしょうか?
そうですね。津波は大震災の時にわかったと思いますが、これほど成熟した
日本の国家においても多くが津波で亡くなられたと。それはどうしてかというと、
あれだけ科学技術が発達して、地震の情報とか分かるのに、津波予測ができない
というのがひとつの大きな理由になっています。津波予測というのは、
一番最初に海面が地震によって盛り上がった量がわからないと、
どのくらい海岸に届くかっていうのが分からない。ではどれだけ盛り上がった
というのは、その上に飛行機がずっと滞在してて図ってるっていうことが、
出来ればいいんですがそういうことは出来ません。ですから、盛り上がった
という事を調べるのは、とても難しいんです。盛り上がったということから、
空気も盛り上がるので、宇宙にそれが伝わるんです。8分か9分ほどかかって。
宇宙に行くと電気が流れる空間なので、GPSの信号をキャッチすると、
ちょうど宇宙の津波による変化が、GPSの信号に含まれています。
なんだか不思議な感じがしますね。その含まれている信号を取り出すと、
ちょうど津波が起こったところを通った信号には、津波がどれだけ盛り上がった
というのが分かる、ということが分かったので、なるほど、GPSを使えば
盛り上がったっていう計算が出来るんだと発見しました。なかなかそういうことは
できなかったのですが、タイムラグがありますが、分かると。盛り上がった量が
分かれば、すぐ計算できるというのは、多くの研究者がやっていますので、
これは津波予測に使えるな!ということで実際にもうそれをプロトタイプとして、
完全稼働はないですが、これが出発点となるようなシステムを作りました。



鴨川先生の今後の展望などあればお聞かせください!
昔、わたしが駆け出しの研究者の頃は、物理学は理学という分野に入りますが、
分からない物が分かったということに喜びがある。個人的な喜びであって、
学問的な満足感だったのですが、段々色んな人と携わったり自然災害を目の当たりに
したりするようになって、社会に役に立つようになればいいなと思ってます。
もちろん、自分の発見した現象が非常に優れてすぐノーベル賞なんてことがあれば、
誰もが使ってくれますが、研究とは、みんな色んな自分のテーマを持っていますから、
社会実装するまで時間がかかるわけです。ですから、社会で使ってもらうような
ものを自分でやろうと思うようになってきたので、是非色んなテーマに取り組んで
これは役に立ちそうだという物を社会に貢献できるようにすると。
社会が私を育てて、ここまで来させていただいた訳だから、今度は社会に恩返し
できるようなことを今後やっていきたいと思っております。
そこに地電気も絡んでくるんでしょうか?
そうですね。



…と、お話してくださいました!