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2018年4月16日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「池の環境」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、
都市部の公園管理を中心に運営する、
NPO birth 自然環境保全部 部長 久保田潤一さん が登場!!

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まずは、NPO birthについて教えてください。
NPO birthという団体は、人と自然が共生する社会の実現を目指して
活動している団体です。設立が1997年なので昨年末で満20年になりました。
かつて人と自然は共生していたと思うんですけど、高度経済成長とかバブルとか
いろいろ時代を経て、その関係が崩れてきているという中で、自然が壊されて
いくというのを見てきた人たちがNPO birthを立ち上げたという経緯があり、
なんとか人と自然の関係をもう一度繋ぎなおすことによって、身近な自然を
守りたい、そういう思いから始まっています。


NPO birthのホームページを見ますと、久保田さんはレンジャー
という肩書をお持ちですよね。ご専門は?
もともとの専門は、ほ乳類と爬虫類、両生類とかあと水生生物とか
そういった生物の調査をしたり、あるいはその生息地となっている自然環境を保全
するのが私の専門です。その一環として「かいぼり」をやるようになってきています。


「かいぼり」とは、どういうものなんですか?
「かいぼり」は農業で使うため池を維持管理するために、昔から行われている
伝統的な手法です。農業では何といっても水が大事なので、それを貯めておく
池をちゃんと維持しないといけないということで、まず池の水を全部抜いて、
ため池自体にひび割れとか、水割れがないか点検・補修する作業をします。
大事な水が無くならないように。それから池は、放っておくと落ち葉や
土砂が流れ込んで、段々浅くなってしまいます。貯水容量が減ってしまうので、
それを回復させるために、土砂を取り除く作業をやります。

手を入れてあげないといけないんですね。
そうですね。維持できないんです。掻き出した泥を畑に入れる。
これが大切な肥料になります。そして、池にいた魚を捕って食べるということで、
一石三鳥・四鳥にもなると。これが「かいぼり」というものです。
最近では、外来生物を駆除するために「かいぼり」を行うことが多くなって
きました。これをテレビ番組にしたのが、テレビ東京の
「池の水全部抜く大作戦」という番組で、沢山の意見いただいています。



池の中には、どんな生き物がいるのですか?
色んな生き物がいますが、ほとんどどの池でも出てくる生き物で、
日本の在来種としては、モツゴ、ギンブナ、ヨリノボリといった淡水魚。
それがどこでも出てきますね。こういった種類は、水質悪化に強かったり
産卵する条件にあまりこだわりが無くて、石さえあればそこに産み付けられる。
そういう魚は、どこにいっても生息しているのが見られますね。
他には、外来種がやっぱり多くて、例えば鯉とかアカミミガメ、ウシガエル、
アメリカザリガニなんかは、どこに行っても大体見られます。

外来種についても調べてみたりしましたが、元々は私たち人間の勝手で、
持ち込んだ結果、今も…という事なんですよね。
その通りで、多くの外来種は人間が色んな目的で持ち込んだりとか、
あるいは、荷物を持ち込むときに混ざって非意図的に持ち込まれてしまうか、
この二パターンで入ってきたものになるので、結局は人間のせい、
ということになりますね。

外来種ってすごく強いイメージなんですよね。生命力も。
そうですね。よく外来種強いって言われるんですけど、外来種が強い
というよりは、関係性が築かれてないが為に、暴れちゃうというところが
ありまして、日本の生き物って何万年っていう長い時間の中で築き上げられた
関係があるので、一人勝ちが出来ない関係が築かれているんです。
ひとりが増えれば、他に食べられて減るっていう関係が出来ているので。

食物連鎖的なことでしょうか。
はい。ところが、外来種。ポンって持ち込まれたものは、他の生き物との関係が、
一人勝ちして暴れだしてしまうものが時々居て、それが侵略的な外来種と
呼ばれる生き物なので強く見えるという感じですね。

わかりやすく言うと、一人勝ちしたパッと見で分かるような変化というと、
どんな事がありますか?

有名なのは、ブラックバスなどは釣り目的で入れられましたけど、非常に
魚食性といって、魚を食べる、他に魚を食べる肉食性が強い魚なんです。
それによって日本の生き物をどんどん食べてしまって在来種が絶滅していって
しまうという状況がありますが、そういったことが今色んな所で起きてしまって
いるということですね。





…と、お話してくださいました!