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2018年4月11日 (水)

野菜たちの世界へSwitch!

水曜日限定コーナー「Switch!」shine
あなたの“心”や“カラダ”をスイッチしてくれるヒントを、
一緒にゲットしていきましょう!


4月のSwitch!アドバイザーは…
サイエンス・ジャーナリスト 森昭彦さんapplebudclovershine

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植物と動物のユニークな相関性について、
サイエンス・ジャーナリスト、ガーデナー、自然写真家と様々な角度から、
実地調査・研究・執筆を手掛けていらっしゃいます。

そんな森さんが先月発売されたのが、
『身近な野菜の奇妙な話』

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野菜たちは、畑でお行儀よく日向ぼっこを楽しみながら、
驚くような錬金術に汗をかいています。野菜を生き物として見ることで、
初めてわかることや、人間が野菜に魅了され続ける不思議について、
世界中の歴史と共に魔術やおまじない、最新科学を駆使してガイド。
およそ38種類。特におすすめする野菜をピックアップしてご紹介しています。


世界中に棲みついている高等植物の数は、推定30万種といわれたりします。
日本でおもに流通している野菜は、だいたい150種くらい。
植物全体から比べるとずいぶん少ないことは、とってもふしぎです。
実はここ1万年の間、人間は無数の薬草・山菜を栽培してきましたが、
どいつもこいつも上手くゆきません。ところがなかには
「育てることを許す」種族がいて、この変わった植物たちが
「野菜」と呼ばれるようになってきました。


実は世界中には、その土地ごとに食べる野菜が違っていたりします。
なので正確な数はわかりません。このちいさな日本でも、
多くの美味しい品種が、市場に出ることなく、その土地や農家さんだけで
楽しまれているものがたくさんあります。地方の野菜は地方でしか
出回らないものが多くて、これはひとつひとつ上げるのは難しいですね。
最近、こうしたレアな野菜が、少しずつ注目を集めています。
今日はそんなお野菜の物語をしてみたいと思います。


どんな物語なのでしょうか?
今日の野菜スイッチは…

太陽の花嫁!チコリheart01heart03

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ルーマニアの古い物語では、太陽の神様からのプロポーズを拒んだ娘が
チコリに変えられたといわれます。よほど素晴らしい娘だったのでしょう、
チコリはヨーロッパやアジアで絶大な人気を誇る人気野菜です、
そして、重要な薬草でもあります。
チコリはおもに葉っぱを食べます。けっこう苦いので、
生サラダに少しずつ入れるのがミソ。チーズやベーコンなどをサラダに添えれば、
この苦みは和らいできます。この苦みに慣れてくると、たまらないうま味に
変わってくるので、ふしぎです。苦み成分はSLsと言われ、鎮静効果、
鎮痛効果、不眠改善効果があるといわれますが、即効性はなく、誰にでも
効果抜群とは断言できません。一方で、全身に広がる緩やかな炎症をしずめたり、
肝臓機能を補強する作用のほうが盛んに研究されています。
最近いろんなスーパーで出回るようになりました。軟白チコリと言って
筆の先を太くしたような真っ白なものが300円弱くらいでパックに
詰められて売られていたりします。特に都市部のスーパーでは、
結構普通にお目にかかる種族です。
ぜひみなさんも、太陽の花嫁のユニークな風味を楽しんでみてください!

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不思議なのですが、花嫁さんたちは数知れず植物に変えられた。
例えばアーティチョークという植物は、最近市場に出回るようになって
きましたが、この植物も実はゼウスの言う事を聞かなかった娘が
アーティショークに変えられて、地上に降臨して我々に美味しい恵みを
与えてくれています。
それぐらい植物に対して生けの念を抱いていたのは確かだと思います。

ぜひ、みなさんも今日の帰りにスーパーに寄って!
チコリやアーティチョークを見かけたら、いったいこの野菜たちには、
どんな物語があったのか…思いを馳せてみませんか?

森昭彦さんの本
『身近な野菜の奇妙な話』
現在「SBクリエイティブ」から発売中です。
野菜の摩訶不思議に迫った1冊。当たり前のようにあって、
実は底なしの野菜ワールドを、たくさんの写真と一緒にご案内されています。


他にも森さんがお話する自然の本はたくさん!
こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

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http://sciencei.sbcr.jp/archives/2006/04/post_243.html