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2018年2月 7日 (水)

おうち料理で、海外旅行Switch!

水曜日限定コーナー「Switch!」shine
あなたの“心”や“カラダ”をスイッチしてくれるヒントを、
一緒にゲットしていきましょう!


2月のSwitch!アドバイザーは…
世界を旅するシェフ 本山尚義さんrestaurantshine

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ホテルの料理長を経験したのち、
各国を巡りながら料理を教わる「旅するシェフ」となり、
現在は世界の味を家庭で楽しめるレトルトにして販売する
「世界のごちそう博物館」を主宰されています。

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そんな本山さんが昨年12月に
クラウドファンディングによって出版された本が
『全196ヵ国 おうちでつくれる世界のレシピ』

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世界全196ヵ国の料理がすべて載っているレシピ本です。神戸で17年、
世界のごちそう「パレルモ」というお店をしてきたのですが、その時
2010年~2012年にかけて「世界のごちそうアースマラソン」をしました。
それは、195ヵ国の料理をお客さんに食べてもらうというイベント。
その時のメニューをベースに今回の本を作りました。まずはおうちにある食材や
スーパーで手に入れられる食材で作れるように考えました。誰が作っても
美味しくなるように考え、いろんなシーンでも使い分けができるように考えました。

もともと料理人でフランス料理を作っていたのですが、あることがきっかけで
インドへ行った。その時にすごい価値観が変わり、そこから世界を旅するように
なりました。飢餓や難民、貧困で苦しむ方の姿を見てきました。料理というのは
その歴史や文化が反映されているのですが、世界の料理を食べることで、
その国の歴史や問題が近くに感じられると思うのです。全部の国の料理を作ろう
と思ったのは、やっぱりいろんな国があっていろんな種族があって、その中で
全部の人に光を当てたかった、というのがあり、ここを取り上げてここを
取り上げない、というのはできないな、と思い196ヵ国にこだわりました。



あなたの国の得意料理や思い出料理を教えて欲しい、と言うと割と喜んで
教えてくれる人が多く、うちの母親に教わった料理がこれなんだ、など
思い出も一緒に教えてくれる。普通に知り合って自己紹介をして…という
堅い感じではなくて、ぐっとそこからいきなり仲良くなれるという利点は
あるかと思います。ただレストランに行って料理を教えて欲しい、と言っても
うまくいかないことも多くて、やっぱりもっとその人のことを知りたい、という
気持ちを持たなければいけないなと思いました。なのでまず市場に行って、
その国の言葉でこの野菜はなんて言うのか、と順々に聞いて行って、それを
ノートにずっと書き溜めていったら、現地の方が寄ってきて、この日本人は
何をしているんだ?と。その人にこういった理由で来ているんだ、と話すと
じゃあ僕の知り合いに料理人がいるから教えてあげるよ、ということや、
家に来て料理を覚えていったらいいよ、と言ってもらったり、こちらが相手の事を
知ろうとした時にそのような反応が生まれた、というのがとても嬉しかった。
自分がいろいろな国の料理を作っている、ということを話すと、すごく興味を
持ってくれたり、実際その国の料理を作りたい、作ったことがある、と言うと、
お!そうなの?とすごい喜んでくれて、テンションも上がると思います。



その国に行ったことがある、食べたことがある…さらには、
その料理を作ったことがある!というだけで、
ぐっと海外の人と近づくことができる…!!

と、いうことで今日のスイッチは…

シチューでもカレーでもない、アメリカの“ガンボ”!!

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材料には、玉ねぎ、オクラ、にんにく、鶏肉。トマト味なのですが、
スパイスがオレガノ、カイエンペッパー、パプリカが入っていて
オクラのとろみがあって、寒い日や暑い日でものど越しがとてもいいので、
スルスルっと入ってくれる夕食の一品にとても適したメニューです。

オクラと聞いて日本のものと思われがちなのですが、もともとアフリカが
原産で、奴隷時代にオクラと奴隷が一緒に運ばれたという歴史があって、
そこで入植者のスパイスと一緒に使われて、ガンボという郷土料理になった、
という説があります。割と、ガンボ料理専門店などもあって、郷土料理の
ランチや夕食でも、レストランでも食べることが多い一品。
オクラをトマトと一緒に煮る、という感覚が日本人はあまりないと思うのですが、
意外とオクラととろみは日本人が好きだと思う。それをシチューとして
ごはんにかける、ピリッとからい、というのは食が進む一品なのでぜひ
試していただきたいです。結構がっつり食べられるし、女の人にとってもヘルシー。
とても気に入っていただけると思います。

これはアメリカ南部の男性に教えていただいた料理。その時はその方が本当に
とにかくこの料理が好きだ!改めて教えるからちゃんと聞いて、と念を押されて
作った一品。その方がからいのがとても好きだったのでとにかくからくて、
このからさではちょっと日本人は食べられないよ、と言ったのですが、
いやこの方が美味しい!とその方は言っていたのですが、僕が作るときは
やっぱりからさを抑えて、この本でもからさを少し抑えたレシピにしています。



ぜひ作ってみて欲しいのですが、
本山さんがこの196か国の料理にこだわった理由はもう一つ…

今回本にした世界の料理というのは、実際に今は食べられているのですが、
あと10年後、20年後にはもしかしたら食べられなくなっているかもしれない。
僕も料理を調べている時に、昔は食べていたけれども今はもうあまり食べられて
はいない、という発見をした。そういう意味ではその時の歴史文化というのが
ずっと代々繰り返されるのではなくて、消えていってしまうものもある
というのが、この本を作りたいと思ったきっかけでもあります。

もっと詳しく知りたい!おうちで世界の料理を作ってみたい!というみなさん!
現在、 ライツ者 から発売中の本山尚義シェフの本、
『全196ヵ国 おうちでつくれる世界のレシピ』

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ぜひ、手に取ってみてください。
各国のレシピが美味しそうな写真と一緒にフルカラーで納められています。
ジャンル別、シーン別、地図から料理を探すこともできる1冊です!

世界のごちそう博物館
https://www.palermo.jp/