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2017年8月 7日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「意識啓発」

毎週月曜日は「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、横浜市立いずみ野小学校の齊藤由香校長 が登場!!

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「スーパー給食」という取り組みについて伺います。




いわゆる文科省がいっているスーパー給食ということではなくて、学校独自の
取り組みとして、地産地消のものを使った給食、年に一度のスペシャルな給食、
ということで「スーパー給食」と呼んでいます。
35周年の時に、そのときの校長先生が、PTA会長さんと協力して、いずみ野は、
学区に農家が多く、養豚もやっていて、食材も豊富なので、その特性をアピール
したいと考えられて、地産地消の給食を提案されたのが始まりです。
いずみ野産の野菜とヤマユリポークというお肉で、その材料に加えて
「濱の料理人」というと産地消をすすめている料理人さんたちにメニュー作りを
お願いしたので、非常にスペシャルな給食、ということになっています。
今年度が40周年で6回目となります。昨年もいずみ野の学区で作られている野菜や
ヤマユリポークを主役としたメニューを考えていただきました。昨年は地域の
果樹園のブルーベリーを使ったデザート「ブルーベリーマフィン」を考えていただき、
それがまた大好評でした。ブルーベリーマフィンは給食室で作ることができないので
濱の料理人の方にお願いして、工場で作ったものを特別に入れていただきました。
手間もお金もかかりますが、年に一度の地域の子ども達のためなので、JAの方々や
市の建築局住宅再生課の方、相鉄の方々にもご協力をいただきなんとか実現しました。





地産地消という言葉を一口で言っても、なかなか子ども達にはぴんとこないこと。
本校は、1年から3年までは全員でサツマイモ作りをします。4年から6年全員で
もち米作りで広い農地を使わせていただいているのですが、その他に、4年生以上の
希望者で、週2回の朝の畑活動という特別クラブのみたいなことを行い、子ども達が
全員生産活動に関わっています。スーパー給食だけでなく、自分たちが作った
サツマイモや野菜を給食に提供しています。また、もち米はだいたい毎年300kg
収穫できるので、そのうちの100kgでもちつき大会を開いて、みんなでそのおもちを
味わっています。地域の方や、農家の方々のご協力がなければできないことですが、
自分たちが一から育てたものを苦労して育てて収穫した、というものを味わう、
ということが実感として、地産地消を体でわかる、ということなのだと思います。
地域のものを食べている時にこういうことが地産地消なんだよ、と言うと
「そうなんだ」「確かに」と体に良い物だな、と思ってくれるし、今朝採ってきた
小松菜やじゃがいもだったり、となるとやっぱり美味しいですよね。なので、
子どもたちはやっぱりすごく実感しています。





食べている時はもちろん、地産地消などの話になっていきますが、学習の中で、
もちろん社会科や理科の中で環境問題の話をしたり、特に高学年の場合は、
そこに裏付けされていく…「あ!今やっていることが実は地球温暖化を止める
ことに役立っているんだ」「自分たちがちょっとそれに貢献しているんだ」と、
実感する時間もあるようで、子どもたちが書く作文の中にも、そういったことが
出てきたりします。「食」ということは生きる基本なので、ただ食べるだけでは
なくて、そこに生産者とのつながりや自分たちが作る、ということもありますし、
子どもが生産の自分の喜びや苦労を体験したものが給食となって食べていく、
現れていく、というのがやっぱり大事だと思うので、年に1回でいろんな方が
関わるので大変な話なのですが、やっぱり続けていけたらいいな、と思っています。






…と、お話してくださいました!