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2017年5月15日 (月)

YES! For You 今回のテーマ「地域貢献」

毎週月曜日にお引越し、「YES! for you」。
環境未来都市・横浜から「素敵な生活」を実現するためのヒントを発信していきます。

今日は、横浜市栄区にある、横浜市登録地域史跡、
通称「田谷の洞窟」の保存活動をされている
田谷の洞窟保存実行委員会 田村裕彦さん が登場!!

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田村さんは田谷の洞窟の保存活動をされているそうですが、
どんなきっかけがあったのでしょうか?
私は田谷の洞窟の隣町の飯島町出身で、高校も、すぐそばの県立高校の出身。
なので、昔から名前も知っていて、子供のころに洞窟に来た事はあるんですね。
今は、戸塚で小さな建築設計事務所をやっていて、古い私のクライアントさんの
一人が田谷の洞窟の地主さんで、この方のお宅を麹している時に、田谷の洞窟の
保存の相談を受けた。クライアントさんは、田谷の洞窟の管理をしている
定泉寺さんというお寺の檀家さんで、そこからがきっかけです。


建築家として、今の状況を見てほしいというオファーから始まったんですか?
表面が傷んできているので、どうにかできないだろうかと。元々私は専門が建築。
でも実は、僕の大学の専門て港湾土木系なんです。なので、そこから土木系の
友人たちと精査して、そこからいろいろできないだろうかと検討し始めたのが
2年くらい前なんですね。



田谷の洞窟の歴史って…長いですよね?
鎌倉時代、800年くらい前から歴史に出てくる。ただ、洞窟全体像が800年前に
あったかというとわからない。いろいろ散文している文献を調べると、
何百年かかけて今の状態になっているんですね。この800年前くらいからある洞窟に、
行ったことはある、聞いたことはある、という人はすごく多くて、だけど
どんなものなのかはあまり認知されていない。大人になって改めて行ってみると、
内部がすごくきれいな浮彫のレリーフが200点くらいあって、大きなドームも
4つくらいあるのですが、どうやって作ったんだろう、どうしてここまで
保存されているんだろう、といろんな不思議に出会う。その不思議を見ていたら、
これってやっぱり後世に残した方が良いのではないか、と直感的に思って、
何度も足を運んで、お寺にいろいろお話をして、保存活動を始めてきているんですね。




今、デジタルデータ保存を目的としていて、先行して進んでいるのは、
地盤工学的な基礎調査。そういった調査からいろいろわかってきたことがあって、
どうして保存されてきたのか、ということも含めて、今の状況はどんなもの
なのだろうというひとつのヒントに、洞窟内の空気の湿度と、地盤の水分の量、
それがすごい影響していて、奇跡的に綺麗に残っている、というのがわかってきた。
となってくると、調査しなければならないことが急に増えちゃいまして。洞窟の中の
空気の湿度ってほぼ地下水の影響が大きい。実際洞窟には地下水が流れていて、
水が湧いている。その影響も大きいのでしょうが、そうではなくて、雨降った後とか
地盤全体が水で湿ってくる時があるんです。それがすごく大切っぽくて、
地盤の含水率、水が含みやすいなどの適度な閾値があるんですね。今度はそこが
どこなのかが知りたくなっちゃう。たぶんそれを解明するのはすごく難しいと思う。
ただ、その地盤・地中の水量って一般的には地表の植生によって全然違う。結局
今年度やろうと思っているのは、田谷の洞窟の上の山の環境調査。どんな植生が
あるのかをきちんと把握できていないのでどうもそっち方向に進まないと、いろんな
ことがリンクし出しちゃう。なので、今年度はとりあえずその準備をしている、
という状況なんです。



…と、お話してくださいました!