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2017年3月10日 (金)

YES! For You 今回のテーマ「温暖化とサンゴ礁」

環境分野のエキスパートが登場。
毎週ラジオセミナーを開講する「YES! For You」!! 
今日は、東京海洋大学名誉博士で、
WWFジャパン親善大使も務めているさかなクンが登場!!

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今の地球温暖化についてどんな想いを持っているのでしょうか。




やっぱり、温暖化の影響というのは陸のみならず川や池や沼、湖そして
広い海の中も少しずつ影響が出てきているのかなと思っています。というのは
お魚は移動する生き物ですので、その年によって見られるお魚が違ったり、
また海流もありますので流れに乗ってやってくるお魚というのも年々違う訳
なのですが、ここ近年はお魚だけでなくサンゴや海藻といった定着性の
生き物がだんだん南の温かい生き物が北上しているということが各地で
知られているんですね。お魚の場合は自力で移動していくんですけど
サンゴや海藻というのはその場で定着して大きくなっていく生き物ですので
そういった元々南にいた生き物がどんどん北の方に分布を変えていっている、
広がっている、というのはやはり水温が上がっているというのが大きく
起因しているのだなと思っています。



白化現象は特に去年、沖縄県各地でかなり深刻な状況になってしまいました。
これは台風が来るべき季節に中々来なかったということが大きかったと
考えられているそうです。台風は冷たい海の底の水をかき混ぜてくれますので
夏場に上昇した水温を下げてくれる役割があるんです。ところが台風が来ないと
水温はどんどん上がってしまってサンゴも温かい海の生き物ではあるんですけど
水温は30度を超えると弱ってしまったり、その状態が続くと死んでしまいます。
サンゴは多くの生き物にとってかけがえのない暮らす環境な訳ですよね。
例えば小さいお魚にしてみますと、敵がやって来た時にはサンゴの隙間に隠れて
命を守る。またサンゴのある場所には食べ物も豊富ですのでサンゴのポリプ
というサンゴの体を食べるお魚もいますし、サンゴの隙間で暮らすお魚もいますし
コブシメのような大きなイカはサンゴ礁に卵を産むんですね。なのでサンゴは
住処でもあり食堂やレストランのような場でもあり、様々な生き物が卵を
産んだりですねとてもかけがえのない場所なんですね。



白化が進行してしまいますと、サンゴ礁自体が減少してしまいお魚たちの拠り所、
食事をする場、大切な卵を産む場その全てが減少あるいは無くなってしまう
訳ですので、その海域に暮らしていた全ての生き物に影響が出てくると思います。
それは生き物だけでなくサンゴ礁というのはお魚はもちろんたくさん獲れる
場所でもありますし、天然の防波堤とも言われてまして大きい波を防いでくれる
私たちの暮らしから守ってくれる役目もあるんですね。そういったサンゴ礁が
無くなってしまいますとそのまま大きい波が来ると大変なことになってしまうと
思いますし、食べ物も困ってしまいますしそこで暮らしていた生き物たちが
暮らせなくなってしまいますと狭いエリアと思いきや、結構色んな生き物が
小さい時だけそこで暮らしたりですねそこで食事をしたりという生き物が
多いですので大きな影響に繋がってくると思うんですね。




…と、お話してくださいました!




さかなクンは世界中の人びとが同じ日・同じ時間帯に電気を消して
消灯のバトンを繋ぐプロジェクトEARTH HOUR 2017のサポーターでもあります。
今年は3月25日(土)の午後8:30から9:30までに一斉消灯、
桜木町駅前広場イベントスペースでは連動したWWF主催イベント
「EARTH HOUR 2017 in Yokohama」も開催されます。





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