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2017年3月17日 (金)

YES! For You 今回のテーマ「海洋環境の今」

環境分野のエキスパートが登場。
毎週ラジオセミナーを開講する「YES! For You」!! 
今日は、東京海洋大学客員准教授で、
WWFジャパン親善大使も務めているさかなクンが登場!!

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私たちが海の環境について考えるとき、必要なこととは?




今、各地でサンゴや海藻そしてお魚が分布が変わってきてしまったり、
また食べる季節本来たくさん獲れて一番おいしい季節を旬と呼びますけど、
その旬がだんだんずれてきたり本来そのお魚の獲れるべき主要な漁場が変わって
しまったり、ただ、その年によっての黒潮がどれだけ接岸したかとかどういう
流れになったかとか、そういったことにも大きく結びつきますので、全部が
温暖化の影響というのは言いにくいとは思うんですけど、確実に海藻とか
サンゴのような定着性の生き物の暮らしの場が変わってきているということ
ですので、お魚達もそういった所で食事をしたり大きくなったりしますので
それで段々変わってきているということもあると思います。水温が変わると
お魚にとっての水温というのは私たちにとっての体温と等しい。私たちは
恒温動物ですので一定の体温を保ってるんですけど、お魚たちは周りの水温自体が
自分の体温と等しいですので水温が20℃ですと大体ほぼ20℃な訳ですね。
それが1℃でも上がってしまいますと体温も上がってきますのでそれが1℃、
2℃上がると、私たちで言うとこれはもう熱が出たというのと同じ感じですね。
ですのでお魚たちにとっては本来暮らしやすい適水温が上がっても下がっても
私たちにとっては体温が変わっちゃうぐらいの変化だと思うんです。だから
私たちの暮らしによって環境を大きく変えてしまいますと、暮らしてる生き物
たちには本当に深刻な影響に結びついてしまうと思いますし、ただ、そこに
私たちがどれだけ気付けるか気づけないかということも大きいと思うんですね。
例えば綺麗なお魚がいる!綺麗な海藻だ!これは何ていうカニなんだろう?ところが
それは全部ひょっとしたら本来はそこにいない生き物の場合もあるんですね。
だんだん水温が上がってカラフルな生き物が多くなってしまったりあるいは
私たちが飼っていた生き物を放してしまった結果それが外来種として定着して
しまってるケースもありますので本来の自然かどうかを見極めるということも
大切なのかなと思います。




私たちが海を大切にしなければ自然を皆で大切にしましょうと言っても本当に
美しい自然を見ないと自然の中で楽しい体験をしないと大切にしよう、
汚さないようにしようという意識にならないと思うんですね。自分もお魚が
大好きになったのが小学2年生から3年生ぐらいからなんですけど、その時から
海に行っては磯の香りをかいでカニに挟まれたりとか色んな楽しい体験とか
痛い思いとかおいしい味わいとか自然の中のたくさんの学びをたくさんたくさん
蓄積してきましたので、こんなに素晴らしい自然は壊してはいけないなと私たちの
大切な宝物であり海があってお魚が暮らしてそのお魚の中から新天地を目指して
陸に上がって様々な生き物に分かれていって、その中に私たちがいる訳ですね。
だから、水環境があってお魚がいてそこから私たちに結びついたということを
考えますと、海があってお魚がいて自分が今いるんだなということになんか
大きく思えてくるんですね。




例えば、ゴミが多くなってしまってゴミが今お魚のみならずたくさんの生き物の
暮らしの場を破壊してしまっている訳ですね。水の中に漂っているゴミはだんだん
砕けたり小さくなっていっちゃう訳ですね。プラスチック製のゴミが細かく砕けて
目に見えないぐらいのマイクロプラスチックになってしまいますと、それを
イワシが食べてしまうことが分かってきたんです。カタクチイワシのような
小さなお魚がマイクロプラスチックを食べてしまいますと、私たちはそういった
小魚を色んなお料理でまるごと頂きますよね。メザシやシラスもそうですし、
そういったお魚たちが益々ゴミを食べてしまいますと、結局私たちに戻ってきて
しまう訳ですね。だから温暖化の問題はもちろんなんですけど、ゴミの問題、
外来種の問題とか生き物を取り巻く問題というのはそのほとんど全ては私たちの
暮らしまたは意識に掛かっていると思いますので、これは私たち一人一人が
しっかりと意識をして本当に素晴らしい自然をちゃんと見分して自分で得て、
そこで初めて皆で大切にしていこうという気持ちになってくるのかなと思っています。

…と、お話してくださいました!




さかなクンは世界中の人びとが同じ日・同じ時間帯に電気を消して
消灯のバトンを繋ぐプロジェクトEARTH HOUR 2017のサポーターでもあります。
今年は3月25日(土)の午後8:30から9:30までに一斉消灯、
桜木町駅前広場イベントスペースでは連動したWWF主催イベント
「EARTH HOUR 2017 in Yokohama」も開催されます。





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