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アンソロジー Feed

2016年10月14日 (金)

30の神品 ショートショート傑作選

表紙 購入
江坂遊 選
扶桑社文庫
800円(税別)
ISBN978-4-594-07565-1

月の建設現場で働く男の秘密(「地球嫌い」中原涼)、飛行機に乗り合わせた2人の女の共通点(「旅は道連れ」ジャック・リッチー)、輪島の老女が語る古い家にまつわる奇譚(「箪笥」半村良)など、ショートショートの達人江坂さんが選んだ古今東西の30の傑作。読む人によって好みが分かれそうだからこそ楽しいアンソロジーです。

2016年4月 8日 (金)

現代小説クロニクル2005~2009

表紙 購入
日本文藝家協会 編
講談社文芸文庫
1,800円(税別)
ISBN978-4-06-290288-5

愛人に突然別れを告げられた会社員の目が映す自分の心(江國香織「寝室」)、ホテルの老ドアマンと話すことのできない少女の会話(小川洋子「ひよこトラック」)、裸で外を歩く行為を追求する会社員の歓びと不安(伊井直行「ヌード・マン・ウォーキング)など11の作品を収録。長篇にチャレンジする前に、ぜひ短篇で純文学に出会ってみてください。

2016年4月 1日 (金)

GRANTA JAPAN with 早稲田文学 03

表紙 購入
川上未映子 村田沙耶香 ほか
早稲田文学会 発行
早川書房 発売
1,800円(税別)
ISBN978-4-15-209605-0

イギリスと日本の老舗文芸誌「GRANTA」「早稲田文学」がコラボした企画の第3号。今回は川上未映子さんや西加奈子さん、朝井リョウさんら30代の日本人作家11人の書き下ろし短篇に加え、オルハン・パムク、イーユン・リーなど日本にもファンが多い海外の作家がラインナップされています。滝口悠生さんの「犬の尻のあたり」は、既に犬文学の名作と言ってもいいすばらしさ。オムニバスアルバムを聴くように楽しめる、贅沢で満足度の高い1冊です。

2015年7月20日 (月)

街角の書店 18の奇妙な物語

表紙 購入
フレドリック・ブラウン、シャーリイ・ジャクスン他 著
中村融 編
創元推理文庫
940円(税別)
ISBN978-4-488-55504-7

ブラジルの秘境に迷い込んだ資産家が来る日も来る日も本の朗読をさせられる「ディケンズを愛した男」、バスの座席で拾ったメモに書かれていた言葉が女性に奇跡をもたらす「お告げ」、有名作家の無名の作品が並ぶ本屋の秘密「街角の書店」など、18の古い短篇がセレクトされたアンソロジー。ノーベル賞作家も経歴不明の作家の作品も収録している1冊ですが、この本そのものがどこか不思議な世界から来たような雰囲気を持っています。

2015年5月25日 (月)

ファイン/キュート 素敵かわいい作品選

表紙 購入
高原英理 編
ちくま文庫
900円(税別)
ISBN978-4-480-43262-9

小説もエッセイも、詩も短歌も俳句も。新旧東西の「かわいい」作品を35収録した、華やかで贅沢で滋味のあるアンソロジー。雪舟えまさんの短篇「電」に胸きゅん、北原白秋の考察文「雀と人間との相似関係」に首肯、伊藤比呂美さんのエッセイ「おかあさんいるかな」に涙。いろんな感情を刺激してくる外れのないセレクションに大満足の1冊です。プレゼントにもぴったり。

2015年2月16日 (月)

忍者だもの 忍法小説五番勝負

表紙 購入
縄田一男 編
新潮文庫
520円(税別)
ISBN978-4-10-139731-3

江戸の町にあらわれる、貧しい者に富を分け与える怪盗が起こしたもっとも粋な企みとは?(柴田錬三郎「蜀山人」)本能寺の変から30年後のある忍者の人生の結末(池波正太郎「鬼火」)あばただらけの顔を恥ずかしがり、山にこもった大男が奇妙な老人の手ほどきで忍者になって大活躍(織田作之助「猿飛佐助」)など、著名作家5人の作品を集めたアンソロジー。流石に傑作ぞろいで、忍者ものははじめてという方もきっと楽しめます。

2013年9月24日 (火)

冷たい方程式

表紙 購入
トム・ゴドウィン他 著
伊藤典夫 編・訳
ハヤカワ文庫
798円(税込み)
ISBN978-4-15-011832-7

地球から200年ぶりに植民惑星ニュー・デラウェアに届いた連絡は「地球らしい文化と規律があるかどうか査察に行く」。市長は「地球らしさ」を見せるため、ある漁師に「犯罪を起こせ」と命令するが、そもそも犯罪という概念がないこの星で、どうやってハンザイシャになったらいい…?この「徘徊許可証」をトップバッターに、宇宙ものロボットもの超能力もの幻想もの、と様々なSF9作を集めた短編集。ブラックコメディが好きな方もぜひ!

2012年8月28日 (火)

とっさの方言

表紙 購入
小路幸也 大崎善生ほか
ポプラ文庫
735円(税込み)
ISBN978-4-591-13044-5

64人の作家による、47都道府県を網羅した方言に関するエッセイ集。絲山秋子さんが教えてくれる群馬の「行ってみる」、千松信也さんが驚いた京都の「あしあらい」など、標準語に簡単に移し替えられない、複雑な意味を含んだ言葉がこれだけあるんだなあと驚かされます。社会言語学者の篠崎晃一さんによる地区ごとの方言のコンパクトな解説、そして巻末には全国の「おはよう」と「ありがとう」も収録されています。

2012年4月24日 (火)

文芸あねもね

表紙 購入
彩瀬まる、豊島ミホ 他
新潮文庫
704円(税込み)
ISBN978-4-10-136062-1

若手女性作家たちが中心となって作成し、去年7月に電子書籍として販売された被災地支援チャリティー同人誌『文芸あねもね』が今年、紙の本としても発売されました。彩瀬まるさん、南綾子さん、柚木麻子さんなど注目の作家に、直木賞受賞の山本文緒さんを加えた10人による短編集です。女子が抱える困難を一緒に笑い、そっと慰めてくれる作品群。先物買いの楽しみを存分に味わわせてくれる1冊です。

2012年3月 1日 (木)

それでも三月は、また March Was Made of Yarn

表紙 購入
講談社
1,680円(税込み)
ISBN978-4-06-217523-4

フィクションを書くことをなりわいにしている作家たちは、東日本大震災をどう受け止め何を感じたのか、感じているのか。その一端がうかがえるアンソロジー。17人の作家・詩人の作品を収録した、日本、アメリカ、イギリス同時発売の1冊です。心に寄り添うもの、どうなんだろうと思うもの、恐ろしいもの、ただただ滲みてくるもの、様々です。