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学術書 Feed

2016年11月18日 (金)

クモの糸でバイオリン

表紙 購入
大﨑茂芳 著
岩波科学ライブラリー
1,200円(税別)
ISBN978-4-00-029654-0

〈クモを相手にしていることで、近所の人から変人扱いされたこともある〉…ぶらさがってみたりトラックを牽引したり、クモの糸の不思議な力を様々な実験で確かめてきた大﨑さんが、今度はバイオリンの弦を作ってみようと試行錯誤した記録。〈多くの人から受け入れられないことこそ、挑戦に値するのである〉…美しい音は出るのか。論文は雑誌の掲載審査を通るのか。バイオリンという楽器の魅力も伝わってくる科学本です。

2016年2月 1日 (月)

辞書には載らなかった不採用語辞典

表紙 購入
飯間浩明 著
PHPエディターズ・グループ
1,300円(税別)
ISBN978-4-569-81816-0

画期的じゃなく「活気的」、思い上がった独りよがり「思いよがり」、電話による突撃「電凸」など、辞書には載ってない、でも誰かによって使われた(使われている)おもしろい言葉を辞書編纂者の飯間さんが敗者復活させた1冊。「どうでもいいことばはひとつもない」という視点で日々言葉を採取している飯間さんの、包容力と愛情、ユーモアのある解説。読み物として楽しめる辞典です。

2015年10月 5日 (月)

日本語という外国語

表紙 購入
荒川洋平 著
講談社現代新書
740円(税別)
ISBN978-4-06-288013-8

日本語が上手な外国人に会うと「わー、お上手ですね!日本語って難しいでしょう?」とつい言ってしまいます。でも、ホントに難しいの?なぜ日本人は「日本語は難しい」と思ってるの?ベテラン日本語教師でもある言語学者の荒川さんが、学ぶ側から見た日本語の特徴を丁寧にひもとき、どうやって教えるのかを順序立てて教えてくれる発見の多い1冊です。帯も面白い!

2015年9月28日 (月)

オイコノミア ぼくらの希望の経済学

表紙 購入
NHK Eテレ「オイコノミア」制作班+又吉直樹 著
朝日新聞出版
1,500円(税別)
ISBN978-4-02-251083-9

今日の1万円と1年後の1万100円、どちらを選ぶ? 千円で買った本が面白くないと感じたら、途中でやめた方がいい? 恋愛や結婚、スポーツなど12のテーマを経済で読み解いたらどうなるか、「現在バイアス」や「比較優位」などの用語を交えながら、専門家が又吉さんにレクチャーした対談形式の1冊。合理的思考を指南する経済学と、ガツガツしていない印象の又吉さんという組み合わせから生まれるユニークな化学反応が楽しめます。

2015年7月13日 (月)

ティラノサウルスはすごい

表紙 購入
小林快次 監修
土屋健 著
文春新書
830円(税別)
ISBN978-4-16-661032-7

全長12メートル。体重最大9.5トン。今から約7000万年前の白亜紀後期に生息していた史上最強の肉食恐竜ティラノサウルスの生態を、最新の研究情報を盛り込みながら大人向けの分かりやすさで教えてくれる1冊。カケラのような化石にどれだけの情報が詰まっているのか、映画「ドラえもん のび太の恐竜」のオリジナルとリメイク版に反映されている恐竜観の変遷など、どのトピックもわくわくさせてくれます。

2014年10月27日 (月)

裏山の奇人 野にたゆたう博物学

表紙 購入
小松貴 著
東海大学出版部
2,000円(税別)
ISBN978-4-486-01994-7

好蟻性昆虫(アリがいるからこそ生きていられる虫)の一種、アリヅカコオロギに2歳で出会いその道の研究者になった著者の、ありとあらゆる虫・動物への接近記。ハチを手なずける、カラスの群れに本気で交じろうとする、日本でおそらく誰も専門的に調べていないケカゲロウを飼育する…マニアが愛する者について説明するときの弾丸の連射のような文章、常軌を逸した情熱と興味がもたらすエピソードは完全に予想外の面白さでした。あとがきの「決意」も必読です。

2014年9月22日 (月)

〈役割語〉小辞典

表紙 購入
金水敏 編
研究社
2,000円(税別)
ISBN978-4-7674-9113-4

わし(老人・博士)わたくし(上流階級の女性)おいどん(見かけはいかついけれど根は優しい九州男児)おいら(子どもっぽい・不良っぽい男子)…それぞれの一人称を使うキャラクターをすぐイメージできるって、実はすごいこと。「ある特定の人物像を思い浮かべることが出来る」言葉、役割語の、世界で初めての辞典です。マンガや小説、アニメ、ドラマなどからの引用をたくさん盛り込みながら、丁寧に語源を辿って解説。スケバン語も王様・貴族語も宇宙人語もある日本語の豊かさを存分に示した待望の1冊です。

2014年8月 4日 (月)

フジツボ 魅惑の足まねき

表紙 購入
倉谷うらら 著
岩波書店
1,500円(税別)
ISBN978-4-00-007499-5

岩とかにびっしりくっついてる気持ち悪いアレ? と思われがちなフジツボを愛してやまない海洋生物研究家の倉谷さん(超美人!)が、殻の秘密や中に逆立ち状態で入っている本体の生態、研究の歴史などを、きれいな写真とイラストと心のこもった文章で教えてくれるキュートな科学本。全4巻のフジツボ本を書いたダーウィンのエピソードや驚異の接着能力の応用への期待など、自由研究の資料としても最適です。

2014年4月 7日 (月)

もっとにぎやかな外国語の世界

表紙 購入
黒田龍之介 著
白水社
950円(税別)
ISBN978-4-560-72129-2

みる・きく・なづける、などの章立てでさまざまな外国語の個性を抽出し、言語のルーツや文法など学びの要素を織り交ぜたエッセイ。単数・複数のあらわしかた というトピックひとつとっても、専門的なのにすごく面白く書かれています。ラジオのロシア語講座講師でもある言語学者の黒田さんの本は、その優しい語り口に 1冊読むとファンになってしまいます。

2013年7月31日 (水)

ぼくは「しんかい6500」のパイロット

表紙 購入
吉梅剛 著
こぶし書房
1,890円(税込み)
ISBN978-4-87559-276-1

世界有数の潜水調査船「しんかい6500」とその先代「しんかい2000」に合わせて319回搭乗した吉梅さんが教えてくれる深海、深海へ行く船のこと。採用試験のときのエピソードに笑わされ、潜るための様々な準備や、内径2メートルの耐圧殻(コックピット)から見える未知の世界の神秘にわくわくさせられます。写真も豊富、メカニックの説明も詳しく書かれていて、潜航中のエピソードの動画は海洋研究開発機構のサイトで公開されています(QRコード付き!)