fyb_switch_to_sp_js

スポーツ Feed

2016年10月28日 (金)

テニスプロはつらいよ

表紙 購入
井山夏生 著
光文社新書
740円(税別)
ISBN978-4-334-03941-7

サブタイトルは「世界を飛び、超格差社会を闘う」。錦織選手の2歳下、かつてジュニアのエリートコースを歩んでいた関口周一選手の軌跡を中心に据え、プロテニス界の仕組みと実情を明かした1冊です。「グランドスラムの本戦にダイレクトに出場できる世界ランク100位」に到達するのがどれだけ難しいか、夢の期限をいつ見極めるのか。トップ選手の凄さとプロの世界の過酷さを示しながらも、著者の温かいまなざしが感じられるドキュメンタリーです。

2016年9月16日 (金)

キーパー

表紙 購入
マル・ピート 著
池央耿 訳
評論社
1,500円(税別)
ISBN978-4-566-02401-4

翌朝の新聞に載せる目玉記事を、辣腕記者パウルは書こうとしていた。ワールドカップ優勝、史上最高のゴールキーパーへの独占インタビュー。しかし彼は奇妙な話を始めた。「私は13歳のときから2年間、ジャングルの中ですべてを学んだんだ」──野性的で神秘的な森の描写、訓練や試合の模様が伝えるサッカーの奥深さ、脇役たちの名セリフの数々。ラスト数ページの美しい光景は頭の中で何度も反芻したくなります。サッカー版「フィールド・オブ・ドリームス」。

2016年8月 5日 (金)

一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート

表紙 購入
上原善広 著
角川書店
1,600円(税別)
ISBN978-4-04-102743-1

〈毎日「火事場の馬鹿力」を無理やり出せば良いだけのことだ〉…1989年、当時の世界記録にほんの数センチまで迫る記録を出したものの、その後忽然と陸上界から姿を消したやり投げの選手、溝口和洋。彼の一人称というスタイルで書かれた、18年に渡る取材が結実したノンフィクションです。自己流のトレーニングのすごさに圧倒されるのは、競技者本人にしか分からない、言語化しづらい感覚をここまで聞き出して「読める」ものにした著者の功績。あとがきも感動的です。

2014年9月22日 (月)

プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた!

表紙 購入
長谷川晶一 著
集英社
1,200円(税別)
ISBN978-4-08-780722-6

総額62万9200円。酔狂?マニアック?でもこんなことなかなかできない!個性的なグッズの数々、特典のお得感などを評価した毎年の充実度ランキング、球団別の特徴、10年間の10大事件簿など、お金と時間をかけたからこそ分かった・見えて来た各球団の姿勢。ファンを大事にするとは?プロ野球におけるサービスって何?分析という態度ではなく、楽しむという姿勢で書かれているからこそ面白い。貴重でユニークな記録です。

2014年8月 4日 (月)

越境フットボーラー

表紙 購入
佐藤俊 著
角川書店
1,300円(税別)
ISBN978-4-04-110074-5

サッカーができる国は、日本や欧州や南米だけじゃない!「1年1か国、10年で10か国でプレーすること」を目標にし、アジアの国々を渡り歩いた伊藤壇選手、18歳で海外へ飛び出し、6年後にアルバニアでプロになった中村元樹選手、ヴィッセル神戸を戦力外になった約2年後、インドネシアに新天地を見つけた酒井友之選手、企業の社員選手からトリニタード・トバゴのチームに入団した星出悠選手。夢を持つ・叶えることの具体的な姿を見せてくれるノンフィクションです。

2013年7月 4日 (木)

逃げろ、ボクサー

表紙 購入
山際淳司 著
角川文庫
735円(税込み)
ISBN4-04-154006-2

20代前半で店を持ち、それをチェーン店にし、一日の終わりにベンツで売り上げを集金して回る。北久里浜に別荘を持つ。その夢を叶えるためにおれは「温室育ちのチャンピオン」になる─異色のボクサーの、1982年7月6日のタイトル戦の1日を描いた表題作、その年のセ・リーグの最終戦を舞台に、首位打者を争っていた大洋の長崎と中日の田尾の心中を交錯させた「リーディング・ヒッター」など、巧みな構成で読ませるスポーツノンフィクション7作。改行のカッコ良さにぐっときます。

2012年1月17日 (火)

サムライブルーの料理人

表紙 購入
西芳照(にし・よしてる)著
白水社
1,680円(税込み)
ISBN978-4-560-08111-2

2004年からサッカー日本代表の海外遠征に帯同しているシェフが書いた「食での後方支援」の記録。試合スケジュールに合わせた献立の立て方、和食が海外で定番になった理由、材料をミネラルウォーターで洗うほど細心の注意を払う衛生管理のことなど、プロの技術と誇り、ホスピタリティが丁寧な文章で綴られています。本の後半、2010年W杯南アフリカ大会の日記には約1ヶ月間に供された全メニューが掲載されています。

2011年11月22日 (火)

あの実況がすごかった

表紙 購入
伊藤滋之 著
メディアファクトリー新書
777円(税込み)
ISBN978-4-8401-4217-5

オリンピックやワールドカップ、日本シリーズなど、多くの人の記憶に残っているスポーツの名場面のいくつもの実況を再現し、その言葉が生まれた背景をベテラン放送作家が解説。著者はスポーツ中継番組を作るにあたって〈一人でも多くの人に関心を持ってもらうため様々なアイディアを絞る〉と書いていますが、見る側は果たしてそれを喜んでいるのか、など「テレビでスポーツを見ること」について考えさせてくれる1冊です。

2011年11月11日 (金)

ラグビーガールズ 楕円球に恋して

表紙 購入
松瀬学 著
小学館
1,365円(税込み)
ISBN978-4-09-388186-9

腰にマジックテープで帯(タグ)を付け、それを取ることをタックルの代わりとみなすスポーツ、タグラグビー。鶴見の公園で8歳のときにタグラグビーに出会い、親しみ、今や女子ラグビーの日本代表のエースとなった鈴木彩香さんの軌跡を辿りながら、楕円の球を日々追いかける女子たちのしゃにむに全力疾走する青春を描いた1冊です。表紙も含めてプレー中の写真が本当にカッコいい!

2011年7月 5日 (火)

僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ

表紙 購入
天野春果 著
小学館
1,470円(税込み)
ISBN978-4-09-840124-6

バナナや算数ドリル、動物園、相撲部屋がサッカーと結びついてしまう面白さ!奇抜なイベントを惜しげもなく繰り出す川崎フロンターレのスタッフ、天野さんが「街や人に対してクラブは何ができるのか」を広い視野で捉え、様々な企画を実現していくための方策を綴った熱く真摯なビジネス書。たくさんの常識破りのエピソードにワクワクしてしまう、フロンターレを好きにならずにはいられない本です。