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2017年1月20日 (金)

ピカソになりきった男

表紙 購入
ギィ・リブ 著
鳥取絹子 訳
キノブックス
1,600円(税別)
ISBN978-4-908059-45-2

〈絵に対して本当に感性のある人にとって、その作品が「本物」か「贋作」かは それほど重要な問題なのだろうか?〉…ピカソやルノワール、シャガールなどの贋作を30年近く作り続けたフランス人アーティストの告白。画家に憑依するため、絵に魂をこめるために積み重ねた努力と、絵画ビジネスの驚愕の舞台裏。芸術作品から受ける感動の正体について考えずにはいられなくなる1冊です。

コメント

最初、え、それって贋作??? と思ってしまいました ^^;
偽物と呼ぶには、あまりにも…で。
ある意味、イタコ のようです。
でも、ダメなのか… う~ん、ダメなんでしょうね。
P162のリブさんの言い分に そうだそうだと肯いた私がいます。
欲しがる人がいるから、商売が成り立つ訳ですが
やっぱり、歪んでるように思います。
なんか、違う。
絵や彫刻や音楽、好き&嫌いで良さそうなもんだ、と
単純で知識のない私なんかは思います。

リブさんの半生も、読んでいてドキドキしますが、
そのもっと奥? 背景になった世界の闇の深さにぞっとします。
まさにアンタッチャブル ぶるぶるぶる~です

それにしても。いずれにしろ遠すぎる世界でした。
遠すぎる世界を知れる書物。 さまさまです、ホントに。

ふみさん

「お金になる芸術」は闇の世界からの手が必ず伸びるのでしょうね。何者かによって盗まれた絵画を網羅した『「盗まれた世界の名画」美術館』という写真集を持っているのですが、これを見ると、うっとりするのと同時に、これらの「盗まれた名画」がどれだけのお金とともに取引きされ、人に感動を与えるということからほど遠い場所に置かれているんだろうと考えずにはいられません。

わたしも「好き嫌い」なのかなと思ったりもしますが、その感情の理由はなんだろう、とも考えます。だから芸術を見るのは楽しいんですよね。友人と見に行って、そのあと飲みながらいろいろ話すと「へえ、彼女はあの絵のそこを見ていたのか」というような発見があります。
このコーナーでも修復士さんの本や盗まれたムンクの絵を追う警察官のことを書いた本など紹介してきましたが、絵画にまつわる本って面白いよなあとあらためて思っています。

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