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2017年1月27日 (金)

幸福な王子/柘榴の家

表紙 購入
オスカー・ワイルド 著
小尾芙佐 訳
光文社古典新訳文庫
880円(税別)
ISBN978-4-334-75347-4

〈この世の重荷はひとりの人間が負うにはあまりに大きく、この世の悲しみはひとりの人間が耐えるには重すぎるのです〉…人魚を愛するがあまり身体から魂を切り離し、海の者の世界に入って行った漁師、自分が身に付ける豪華で美しいものを作るのが貧しい人々だということを受け入れられない若き王。大人向けに訳された9つの童話、理不尽という言葉を知らなかった頃に読んだ方もぜひ再読してみてください。

コメント

北村さん、こんにちは。
外国には、こんなに人生の切なさを感じさせるお伽話集があったのだということを、ネットで聞いて初めて知りました。
台湾では、子供向けの読み物ばかりか、Lineで大人向けのメッセージも、いいことをすれば人生が幸せになるのだというようなものが多いです。人生はそんなに甘くないのに、なんでそんなことが言えるの?なんで現実から目を背けるような考え方をするの?と思いました。

いろいろ思いをおこさせられた本のご紹介でした。
勉強になりました。
ありがとうございました。

王さま、このコーナーを聴いて下さってありがとうございます。この回はちょっと声がかすれていてごめんなさい。

〈人生はそんなに甘くないのに、なんでそんなことが言えるの?なんで現実から目を背けるような考え方をするの?と思いました〉

そう思うこと、日常でも多いですよねえ。
わたしは「ほんとうのこと」は常々小さな声で語られるものだと思っています。
努力は報われるとか、なにかを始めるのに遅すぎることはないとか、昔からたくさんの人が言ってきた(人を励ます)言葉は、大きな声となって耳に届きます。物語も(基本的には)人を前向きな気持ちにさせるものが多い。でもきっと、そうでないとおそらく人間はやっていけない(生きていく気になれない)のではないかと思うのです。たとえば「なにかを始めるのに遅すぎること」は絶対にあるのに、それを──「ほんとうのこと」を──言ってしまったら、やる気や気力がなくなってしまう。「ほんとうのこと」というのは、いつだって「言わない方がいいこと」だったりするのではないか。

でも、だからこそ「ほんとうのこと」を言っている物語を読むと、むしろ安心するのですよね。人生はだいたいにおいて理不尽だと、大人になるとみんな分かっていますから。(で、さらにそこをひっくり返すと「いい人が報われる物語」に、ああ、世の中こうであって欲しいなあと思って感動する、という面もあると思います)。

子ども向けの物語で「ほんとうのこと」を言っているものに出会って、子どもの頃の自分は「えー、こんな風に終わっちゃうの」ともやもやした気持ちをその都度胸にしまっていました。でも何十年も経っても覚えていて再読したくなるのは、そういう物語のような気がします。

長々とすみません! コメントありがとうございました。とても嬉しいです。

返事が遅くなってすみません。
声がかすれていたんですか。全然気づきませんでした。
いつもの美声でしたよ。:)

北村さんが綿々とご感想を書いてくださって、ありがとうございます。
よくわかりませんが、でも、多分、理不尽の「理」は私たちが勝手に決め込んだもので、人間の社会を動かせている真理ではないから、理不尽なことがしょっちゅう起きているのでしょう。

大の大人の私にもとても重いお伽話ですが、中に真理がいくらかあるかもしれないと思います。

小さい時から人生の理不尽や厳しさを知っておいた方が逞しく生きられそうな気がします。
台湾の子供にも読んでほしい一冊でした。
ご紹介、本当にありがとうございました。

因みに、唐突なお話しで、申し訳ございませんが、北村さんの本の紹介文を中国語などに翻訳してFBや他のウェブサイトで紹介させて頂けますか。


王さん、お返事ありがとうございます。

〈小さい時から人生の理不尽や厳しさを知っておいた方が逞しく生きられそうな気がします。〉

逞しい、というのはすごく大事なことですよね。人や社会に勝手に期待して、自分が評価されないのは不当だと感じ、恨みや不満を溜めこむ人がいますが、そういうメンタルにならないように「世の中は基本的に理不尽で、いいことがあったらそれは幸運なんだ」と、小さいときから思っておくべきなのかも……と、わたしも思うことがあります。

わたしの紹介文を中国語にしてくださるのですか?嬉しいなあ。こちらこそありがとうございます!聞いて書きとるのは大変だと思うので、原稿をお送りしますよ。王さん、もしツイッターをやっていらっしゃいましたら、ダイレクトメッセージをください。

王さん、何度もすみません!
もしこのサイトの(ここに掲載されている)紹介文でしたら、どうぞ自由にお使いください。オンエアの原稿でしたら、お送りいたします(早とちりしてしまってすみません)

返事が遅くなってすみません。

ご承諾頂けて、本当にありがとうございます。
当分はサイトの紹介文をそのまま翻訳するのがいいと思います。
もう少し時間の余裕があれば、本当はオンエアの内容を翻訳して紹介できればいいなと思います。

あ、一つ確認しなければならないことがありますが、
ご紹介文の翻訳や紹介をOKして頂いたのは、この「幸福な王子/柘榴の家」だけですか。それとも他の本の紹介も翻訳・紹介させて頂けますか。

よろしくお願いします。

王さん、他の本の紹介文もどうぞ自由にお使いください。
ありがとうございます!

有り難うございます。
翻訳ができた次第, ご迷惑ではなければご連絡させて頂きたいと思いますが、それもよろしいでしょうか。
もしよろしかったら、どちらにご連絡すればいいでしょうか。こちらですか? それともツイッターの方が宜しいでしょうか。
(すみません、質問が多くて...)

王さん、ご連絡いただけたら嬉しいです! ありがとうございます。ツイッターに何かコンタクトいただけましたら(リプでもDMでもいいです)メールアドレスをご連絡させていただきます。

お待たせいたしました。
翻訳/公開しましたので、ご連絡いたします。

ツイッターはほとんどやっていませんが
〈台湾では、ツイッターよりFBですね)
アカウント名は一応持っています。
JenniferWang2017@JenniferJachimです。
よろしくお願いします。

私、勘違いしてこちらにカウント名を連絡してしまってから、
もう一度読み返して、自分が多分誤解したことに気が付きました。
済みませんでした。
北村さんのツイッターにメッセージをお送りしました。
ご確認ください。

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